【大失敗!】紙オムツを洗濯してしまった!絶対NGな対処法とは?

この記事は約7分で読めます。
  • 紙オムツを洗濯機で洗濯してしまった!絶望しかない…
  • 洗濯機も一緒に洗ってしまった洗濯物もキレイにする方法は?
  • 被害を広げない方法は?

【絶望】紙オムツを洗濯機で洗濯してしまいました。

紙おむつ

我が家は、洗濯機の前に洗濯ネットをぶら下げており、この中に、子どもたちが洗濯して欲しいものや脱いだ服を入れてもらうようにしています。

朝、洗濯を回す時は、そのままネットのチャックを閉めて洗濯機に放り込むだけなので、とても楽チンです。

しかし、ある朝、いつものように洗濯機の洗濯終了のブザーがなって洗濯機を開けると、そこは地獄絵図になっていました。

洗濯機の中では、ぬちゃっとした物体が洗濯物に絡み付いていたんです。

ナンダコレ?

始めは全くわけが分かりませんでした。

私はしばらく状況が飲み込めずに、立ち尽くすことしかできませんでした。

洗濯物を引っ張り上げてみると、小さくて丸いゼリーのようなものがボロボロと大量に落ちてくるではありませんか!

え!?どうなってんの?

どんどん洗濯物を取り出していくと、底の方にはこの絶望の元凶、紙おむつがたっぷりと水を吸い込んで見たこともないほど膨れ上がっていいたんです!!!

しかも、破れて中身が出ている・・・

これか!

大量のゼリーの正体は、紙おむつのなかに入っている「吸収ポリマー」でした。

紙オムツを洗濯するとどうなる?

洗濯する人

赤ちゃんのお世話グッズに欠かせない「紙オムツ」。

布オムツと違って洗う手間がなく、ママは大助かりですよね。

紙オムツの中には、おしっこや汗などの水分を吸収する「吸収ポリマー」というものが入っています。

吸収ポリマーは、乾いた状態だと小さくサラサラで軽いのですが、水分に触れるとたちまちに水分と結びついて自重の数百〜数千倍の量の水分を吸収してくれます。

「お尻サラサラ」の謳い文句もあるように、紙オムツに使用されているものは、特に吸収力や吸収速度が高く、一度吸った水分を逃さない高機能な吸収ポリマーなんですね。

この高機能な吸収ポリマーが使用された紙オムツを洗濯してしまうと、紙オムツが洗濯機の中で大量に水を吸いパンパンに!

なっただけならまだラッキーで、オムツの繊維が耐えきれずに破裂してしまった場合は、洗濯中にポリマーが洗濯機中に広がって洗濯物にも付着するという大惨事が起こるのです。

しかもベタベタとくっついてなかなか取れない!

以下では、紙オムツを洗濯してしまった場合の対処法をお伝えします。

まずは、絶対NGな方法を知っておいてもらいたいです。

そんなことはいいから早く、この洗濯物をどうかしたい!

今はそんな気持ちですよね。

でも、この紙おむつの吸収ポリマーの性質を知っておかないと、焦って対処してしまっては、後で後悔することになってしまいます。

なので、ここは少し我慢してお付き合いくださいね。

紙オムツを洗濯してしまったら絶対NGな対処法は?

ダメな洗濯方法

今、紙オムツの吸収ポリマーまみれになってしまった洗濯物を前に、あなたはどうしようとしましたか?

絶対NG!

・そのままもう一度洗濯機を回す
・お風呂場で洗い流す
・塩をかける
・掃除機で吸う

これ、実は全部NGです。

【絶対知っておきべき!】紙おむつの吸収ポリマーの処分が厄介な訳とは?

吸収ポリマーは、水に溶けません。

自然に分解してなくなることもありません。

「水分がなくなると乾燥して小さくなり」
「水分と結びつくと吸収して大きくなる」

という性質があります。

塩をかけると、吸収ポリマーは脱水して小さくなり、確かに処理しやすく洗濯機から流れて行きやすくなります。

しかし、それが排水溝や排水管の中で再び水を吸ったらどうなるでしょう?

排水管が詰まって排水が逆流してしまったり、最悪排水管が破裂する可能性もあります。

洗濯機を掃除するよりももっともっと厄介なことになってしまいますね。

吸収ポリマーをそのまま流してしまったり、塩や重曹をかけて細かくして流すことも絶対にやってはいけません。

なので、お風呂場で吸収ポリマーを洗い流したり、吸収ポリマーが大量についたままの洗濯機をまた回したりは絶対にしてはいけません。

お塩を洗濯機に入れるのは、吸収ポリマーが排水溝を詰まらせるだけではなく、洗濯機自体も錆びさせたり、故障の原因になるので絶対にやめましょう。

洗濯機だけでなく、お洋服のジッパーやボタンなども錆びる原因になってしまいますよ。

また、吸収ポリマーを掃除機で吸うことも、フィルターが目詰まりしたり、水分で掃除機自体が壊れてしまう可能性が高いのでやめましょう。

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紙オムツを洗濯機で洗ってしまったら…ベストな対処法はこれ!

洗濯槽

紙オムツを洗濯してしまった場合、今したいことは、

・洗濯物から吸収ポリマーを取り除き、キレイにする
・洗濯機から吸収ポリマーを取り除き、キレイにする

だと思います。

ただ、この吸収ポリマーが厄介ですから、手順を追って対処していきましょう。

まずは落ち着く

私もそうだったんですが、紙オムツを初めて洗濯してしまった時は特に、状況がわからずパニックになってしまったり落ち込んでしまってどうすればいいかワタワタしてしまいますよね。

吸収ポリマー自体には人体に害はなく、適切に処理すれば大丈夫です。

ひとまず深呼吸でもして、落ち着いて対処してくださいね。

紙オムツを洗濯機で洗ってしまったら【用意するもの】

用意するもの

  • 新聞紙
  • ゴミ袋
  • 雑巾やキッチンペーパー
  • (あれば)洗濯用ブラシ
  • (あれば)洗濯ゴミとりネット

洗濯物の吸収ポリマーを取り除いてキレイにする方法

①新聞紙を広げる。

②洗濯物を新聞紙の上にそっと取り出す。
※バタバタしない。吸収ポリマーが飛び散って新たな大惨事に

③ゴミ袋の中でできるだけ吸収ポリマーを取り除く
※テラスなど外でやると家の中が汚れません
※洗濯用のブラシを使うと取れやすいです。
※濡れていると取れにくいのでここはある程度諦めます。

④干す
※濡れたままだと吸収ポリマーが取れにくいので一旦干して吸収ポリマーを取れやすくします。

⑤乾いたらまた粘着テープやゴミ袋の中で払って取る。

⑥次の方法でキレイにした洗濯機で洗濯し直す

ポイントはバサバサと振り払わないとこです。

飛び散った吸収ポリマーで二次被害が出て、さらなる大惨事を生むからです。

でも、タオル類は特に取れにくいんでバサバサしたくなるんですよね!

バサバサするときは、屋外でゴミ袋の中でやりましょう。後片付けが楽になりますよ。

乾いた吸収ポリマーはサラサラになるので、粘着テープで楽に取ることができます。

ベランダでやった時には、最後、ベランダの排水口もキレイにしておきましょう。

吸収ポリマーが詰まると大変なので。

洗濯機の吸収ポリマーを取り除いてキレイにする方法

①水を吸った紙オムツや吸収ポリマーの大きい塊を手で取り除く

②洗濯槽についている吸収ポリマーは、雑巾で拭き取る。
※そのまま捨てられる雑巾を使うか、キッチンペーパーなどだと処理も楽です。

③クズ取り網の吸収ポリマーもキレイに取り除く

④洗濯機の高水位まで水を貯めて「洗い」で回す。
※洗濯用のゴミとりネットがある場合は、1〜2分置きに止めてネットで吸収ポリマーをすくい取って捨てる。

⑤あらかた取れたら脱水してクズ取り網のポリマーをもう一度キレイにする。

⑥取り残しが気になる場合はもう一度④〜⑤を繰り返す。

最後に洗濯槽クリーナーを入れて洗濯槽も洗ってあげれば完璧ではないでしょうか!

吸収ポリマーは熱で溶けてしまうので、乾燥機は使わないようにしましょう。

最後に、排水口を掃除するのを忘れずに。

ここに残っているとつまりの原因になってしまいますので、最後に洗濯機の排水ホースや排水口もキレイにしておきましょう。

【今後の対策】紙オムツを2度と洗ってしまうことがないように

洗濯機を眺める子ども

我が家では、今までに紙オムツを2回洗ってしまったことがあります。

初めての時は、冒頭で紹介したように、子どもがパジャマと一緒に間違えて洗濯ネットに入れてしまったという失敗でした。

2度目は、私が子どもの相手をしながら洗濯機を回そうとしていて、うっかりオムツを入れてしまったことに気づかずに回してしまったことが原因でした。

このように、紙オムツを洗濯機で洗ってしまうときは、

・子どもが間違えて洗濯機にオムツを入れてしまう
・ママがうっかり洗濯機にオムツを入れてしまう

この2パターンが考えられます。

紙オムツを洗濯機で洗わないようにする対策としては、ママがしっかりと分別して入れることが必要なのかなと思います。

子どもたちには洗濯物を洗濯カゴに入れてもらって、その後、ママがネットに入れて洗濯するようにすればきちんと分別もできるし、子どもがうっかりオムツを入れてしまう失敗も減りますよね。

この手間も毎日のことなので大変なのですが、紙オムツのポリマーを処理する大変さを考えたらもう2度と紙オムツを洗濯したくないので頑張りたいです。

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