- 跡継ぎを望まれていて男の子の赤ちゃんが欲しい。
- 次は女の子を育ててみたいな。
- 赤ちゃんの性別を生み分けることはできるの?成功率は?
そんな疑問に答えます。
男女産み分けって何?本当に効果があるの?【成功率は100%ではありません】
赤ちゃんが欲しいなと思ったとき、
- 女の子ならいいな
- 次は男の子を育ててみたいな
と思うことありますよね。
そのように、親の希望にしたがって赤ちゃんの性別をコントロールしようとすることを「男女産み分け」と言います。
1組の夫婦に対して一人か二人の子どもを持つことが多い少子化の世の中では、特に需要が高まっている方法と言えます。
ただ、子どもが少ない場合だけではなく、
- 今までに男の子だけ3人産んだから次は女の子を育ててみたい
- 後継を望まれているのに、女の子しかいないから次はぜひ男の子を授かりたい
などという要望も結構聞きます。
子育てが自分のアイデンティティと思ってしまっていたり、後継の問題、家庭の問題でもあって結構深刻な悩みに捉えてしまう方も多いのですよね。
現在は、その希望に沿って産み分け指導をしてくれるクリニックもあれば、あえてしていないクリニックもあります。
実は、産み分けには賛否両論あって、男女をコントロールすることは命の選別であり、倫理的にも問題があるという考えもあるからです。
では、産み分けを行った場合、100%希望の性別の赤ちゃんを授かることができるのでしょうか?
答えは否です。
科学的にエビデンスのある方法を行っても、成功率は大体70%くらい(高くても80%くらい)なんだそうです。
自然妊娠での男女比が大体50%ですから、高いとみるか低いとみるか・・・
まだまだ妊娠や出産については未知のことって多いんですね。
でも、チャンスがあるならぜひこの性別の赤ちゃんを産んでみたい!と思う方は試してみる価値はありますよね。
ただ、100%ではないので、「希望の性別の赤ちゃんを授かれたらいいな」くらいの気持ちでチャレンジしましょう。
実際に、希望の性別の赤ちゃんでなかった場合は中絶を選んでしまうママがいることも問題になっています。
ママのお腹に来てくれた命は、性別関係なくかけがえのないたった一つの命です。
妊娠出産してみてわかりますが、男女どちらでも自分の子は可愛いです。
当たり前に妊娠して無事に出産できることは奇跡でもあります。
男女の産み分けがうまくいかなくても、お腹に来てくれた赤ちゃんを大事に育てていきましょう。
【産み分けするなら知っておきたい】赤ちゃんの性別ってどうやって決まるの?
人間の性別は、遺伝子によって決まっているという話は聞いたことがあるかもしれません。
高校の生物かなんかで習ったと思うのですが、今一度、人間の遺伝の仕組みをおさらいしておきましょう。
人の細胞の中には、遺伝子を含んだ「染色体」という鎖のような形をしたものでできています。
この染色体には様々な遺伝情報を含んでいて、髪や目の色、形、背の高さ、病気の情報などがこの染色体によって決まっています。
ヒトの場合は、一つの細胞内にこの染色体が46本あります。
46本がそれぞれ2本ずつ対になって23個のペアを作っています。
そのうち、44本(22組)が常染色体、2本(1組)は性染色体と言ってこの2本の性染色体が男女の性別を決めています。
性染色体はXとYがあって、「XX」の組み合わせだと女性、「XY」の組み合わせだと男性ということになります。
(ジェンダーとは違って、あくまで遺伝情報上の男女ですが)
ところで、この染色体は、どこから来たものなのでしょうか?
実は、この46本の染色体は、半分の23本は母親側から受け継いだもの、もう半分は父親側から受け継いだもの半分づつになっています。
体内の細胞にはそれぞれ46本の染色体を持っていますが、生殖細胞だけは別で23本しか持っていません。
卵子や精子になるときの細胞分裂で2本で1組だったものが別れてしまうのです。
性染色体だけに着目すると、
女性の「XX」は別れて「X」と「X」に、
男性の「XY」は別れて「X」と「Y」になります。
つまり、
卵子は「X」を持つものしか存在せず、
精子は「X」と「Y」の2種類が存在することがわかります。
それぞれ23本ずつの染色体を持った卵子と精子が出会って受精し、染色体が46本の受精卵になるのです。
このとき、
「X」を持つ卵子と「X」を持つ精子が出会えば「XX」の女性に
「X」を持つ卵子と「Y」を持つ精子が出会えば「XY」の男性に
なり、赤ちゃんの性別が決まるのです。
赤ちゃんの性別は、男性の精子側によって決まるんですね。
男の子が生まれないと、「女性側の体質だ!」とお姑さんにいびられるイメージがありますが、ママのせいではないんですね。
実は、この「X」染色体を持つ精子と「Y」染色体を持つ精子はそれぞれに性格があり、その特徴を生かすことによって男女産み分けに活かそうというのが現在クリニックで指導されている産み分け法になります。
では、まず、それぞれの精子の特徴を見てみましょう。
- 受精すると女の子になる
- 酸性に強い
- のんびり型
- 長命
- 受精すると男の子になる
- アルカリ性に強い
- スタートダッシュ型
- 短命
- 数が多い
なんだか、Y精子って、まんま男の子って感じしませんか?
何にも考えず、好きなことに猪突猛進!ダダーーーーーっと走っていく男子ww
そんなバカっぽいところが可愛かったりもするんですが。
一方女子は、男子を冷ややかな目で見つめて、「ばかね、あんなに走って。先は長いんだからゆっくりいきましょ」って周りをよくみてじっくりと進んでいく・・・。
男子は精子の頃から男子っぽく、女子もこの頃からそんな傾向があるってちょっと神秘的というか不思議ですよね。
また、男子は病気にかかりやすいって言いますよね。
微熱しかないのに、しんどいしんどい言うパパいませんか?
実際に統計上も男性の方が死亡数が多く、短命です。
男子の元であるY精子も実は短命。
その分、精子に含まれているY精子は、元々X精子の2倍ほどの数が存在するそうです。
受精するまで、また生まれてから淘汰される分も含んでこの数になっているのかと思うと本当に生物ってすごいなって思いますよね。
ちょっと横道に逸れてしまいました。
では、具体的にどんな産み分け方法があるのか見ていきましょう。
男の子が欲しい?こんな産み分けあります
男の子が欲しいなあと思ったら、こんな産み分け方法があります。
色々な方法を組み合わせても成功率としては、大体70%くらいだそうです。
女性が気持ちいい濃厚なセックス
ではまず、先ほどのおさらいからです。
男子の元になるY精子はどのような特徴があったでしょうか?
アルカリ性に強く(酸性に弱い)、スタートダッシュがすごいY精子。
この子たちが受精しやすいようにはどうしたらいいか。
論理的に男子を授かりやすいセックスというのがあります。
それはどんなものなのでしょうか?
女性の膣内は通常、雑菌の侵入などから守るために酸性に保たれています。
この酸性というのは、菌だけではなく、精子にとってもとても過酷な状況です。
ただ、排卵日近くになったり、女性が感じて濡れるとアルカリ性に傾いてきます。
なので、男の子を授かりたい場合は、女性が気持ち良くなって十分に濡れるような濃厚なセックスが大切になります。
また、膣の奥にある子宮頸管や子宮内はアルカリ性であり、排卵日近くになるとよりアルカリ性が強まります。
ですから、Y精子をいち早くアルカリ性の環境に届けてあげるため、より奥で射精してあげるのがベターとなります。
タイミング法で排卵日当日を狙う
男の子が欲しい場合は、排卵日当日を狙ってセックスをしましょう。
卵子は排卵後、数時間の命と言われています。
一方で、精子の寿命はX精子は3日、Y精子は1日ほどと言われています。
男の子を授かりたい場合は、このY精子が生きている1日の間に受精する必要があります。
なので、排卵日当日のセックスが必要になるわけです。
排卵日は、薬局で手に入る排卵日検査薬でも調べることができますが、経験上、排卵日は婦人科のクリニックで診てもらうのが確実です。
リンカルを飲む
男の子が欲しい場合、リンカル錠というサプリメントがあり、これを飲むという方法があります。
リンカル錠は、ただのリン酸カルシウムのサプリメントです。
元々は、むかし無脳症児の予防のために妊婦さんに飲んでもらっていたものなのですが、これを飲んで妊娠されたママのうちほとんどが男児を妊娠されたということから産み分けに使われるようになったそうです。
なぜ男子の出生率が上がるのかははっきりとはわかっていませんが、副作用もなく、8割ほどと高い確率で男子が生まれることから男子を望む方に広く使われているようです。
方法としては、妊娠する3ヶ月ほど前から毎日決まった数を飲まなければないので煩わしさはありますが、気軽にできてカルシウム補給もできて赤ちゃんに影響もないならいいですよね。
赤ちゃんの二分脊椎の予防に効果がある葉酸も合わせて飲むようにしましょう。
産婦人科医&管理栄養士のダブル監修【メルミー葉酸サプリ】が安心安全でオススメですよ。グリーンゼリーを使用する
アルカリ性に強いY精子が生存しやすくする環境を人工的に作ってあげる方法もあります。
先ほど、男子が授かりやすいセックスでもお伝えしたように、男子の元になるY精子はアルカリ性に強い性質があります。
このグリーンゼリーというものは、アルカリ性の溶液でできています。
セックスの前にこのゼリーを膣内に入れてあげることで、膣内をアルカリ性に傾けさせることができるものです。
ゼリーは産み分けを指導しているクリニックで購入することができ、相場は1箱(ゼリー5~10本入り)で約10,000円~15,000円前後です。
なので、1回で1本使うとして1,500円程度でしょうか。
これらのゼリーは保険適応外なのでちょっとお高く感じてしまいますよね。
ネットでも販売していることがありますが、体内に入れるものなのでどこで作られたかわかないものは避けたいですよね。
クリニックに行く手間もなく、おうちに届けてもらえて手軽に利用できるのが嬉しい通販ですが、クリニックの通販など、安心できる販売元から買うのをお勧めします。
それでも心配な方は、クリニックで処方してもらうのをオススメします。
女の子が欲しい?こんな産み分けあります。
一方、女子のあかちゃんが授かりたいと思う時は、こんな方法がありますよ。
セックスはあっさりと
女子を授かりやすくなるセックスというのもあります。
まずは、女子の元となるX精子のおさらいからです。
女子の元となるX精子は、酸性の環境にも負けない強さを持っています。
ですから、膣内の酸性の環境にも負けずに突き進んでいくことができます。
一方で、男子の元となるY精子は酸性の環境にさらされるとすぐに弱って死んでしまうのだそうです。
女性は、気持ち良くなって感じると膣内がアルカリ性に傾いてY精子にとって生き延びやすい環境になってしまいます。
男子の元となるY精子の数を減らし、女の子の元となるX精子により多く生き残ってもらうようにするには、女性が感じないようにあっさりとしたセックスが効果的ということになります。
また、膣の奥の方の子宮や子宮頸管はよりアルカリ性に傾いているので、挿入は浅くして射精してもらうのがコツです。
女性にとっては全くもって残念なセックスですね・・・
タイミング法
女の子を授かりたいと思うなら、排卵日の2〜3日前にセックスをしましょう。
卵子は排卵後、数時間の命と言われています。
一方で、精子の寿命はX精子は3日、Y精子は1日ほどと言われています。
つまり、男子の元となるY精子は1日ほどで死滅してしまうのですね。
なので、排卵日2〜3日前に射精された精子は、排卵される頃には力尽きていることになります。
後からゆっくりときた女の子Y精子が卵子と出会うことができるというわけです。
ピンクゼリーを使用する
先ほど男子の産み分けで説明したグリーンゼリーの女の子バージョンであるピンクゼリーというものもあります。
ピンクゼリーは、グリーンゼリーと原理は一緒。
これをセックスの前に膣内に入れてもらうことで、膣内をX精子が生き残りやすい酸性に保つことができます。
ピンクゼリーもグリーンと同様に産み分けを指導しているクリニックで購入することができ、相場は1箱(ゼリー5~10本入り)で約10,000円~15,000円前後です。
ネットでも販売していることがありますが、体内に入れるものなのでどこで作られたかわかないものは避けたいですよね。
クリニックに行く手間もなく、おうちに届けてもらえて手軽に利用できるのが嬉しい通販ですが、クリニックの通販など、安心できる販売元から買うのをお勧めします。
それでも心配な方は、クリニックで処方してもらうのをオススメします。
パーコール法
不妊治療に使われているパーコール法が産み分けに有効という情報もあります。
この方法では、X精子がY精子よりも7%重いという特徴を利用しています。
人工授精・体外受精の際は、採取した精液を洗浄・濃縮してから子宮内に入れます。
この時に、重い精子は下の方に沈むので、X精子の確率が高いということなんです。
逆に上の方に浮いているものはY精子の確率が高いということですね。
また、質が良い精子は悪い精子より重いので、下の方には質の良いX精子が多いことが考えられます。
一説では、この方法での男女産み分けは成功率が95%という説も。
ただ、お医者さんによっては、成功率は60%という方もいらっしゃったり、自然な精子と比較して数%の違いとする論文もあって、自然妊娠でも男女比はほぼ50%だということを考慮に入れるとちょっと期待できるという程度かなと。
ちなみに、日本産科婦人科学会ではパーコール法は科学的根拠を持たない、と明言しています。
また、この方法は基本的には不妊治療に使われるもののため、産み分けに使うのは倫理的にどうなのかという問題もあり、産み分け目的には使わないというクリニックもあります。
男児が欲しい!私が試した方法は・・・「リンカル」と「タイミング法」。結果は?
過去の記事でも書きましたが、ふたりめを妊活中、なかなか授からずに不妊治療をしていました。
不妊治療をしていたので、まずは授かることが目標なわけですが、でも、欲を言うなら男児を授かりたいという気持ちがありました。
理由は、第一子が女の子だったから。
男子も育ててみたいという安易な理由です。
詳しくは記事に書いているので興味がある方は読んでみて欲しいのですが、
初めは薬局で排卵日検査薬を購入してのタイミング法で排卵日当日を狙いました。
その当時、リンカルも個人的に購入して毎日飲んでいました。
でも、なかなか妊娠することができず、結果クリニックを受診。
排卵日当日!これはタイミングバッチリ!って先生がおっしゃったタイミングでの人工授精で赤ちゃんを授かることができました。
結果、男の子を授かることができました。
今回は、ラッキーなことに希望通り男の子を授かることができたわけですが、運もあるかもしれませんし確実に効果があるとはわかりません。
まとめ
今回は、赤ちゃんの性別を産み分けできるのかについて書いていきました。
- 女性が気持ちいい濃厚なセックス
- 排卵日当日にセックス
- リンカルを飲む
- グリーンゼリーを使用する
- あっさりセックス
- 排卵日2日前にセックス
- ピンクゼリーを使用
- (パーコール法)
私は実際に男の子を希望していたので、
- タイミング法
- リンカル
をして男児を出産することができました。
産み分けの理論を知ることで、
- 過酷な環境の中、他の精子をかき分けて「うりゃうりゃうりゃーーー」と突き進んでやってきたムスコも、
- Y精子の屍をかき分けて「ごめんなさいよ、よっこいしょ」とのんびりやってきてくれたムスメも
改めて、より愛おしく感じることができました。
我が子たち、ありがとう。
人間は無い物ねだりなので、ないものは欲しくなってしまうのですが、実際に生まれてみたらどちらの性別の子も可愛いです。
男女産み分けについて調べてみると様々な方法があることがわかりますが、結果として冷静に考えてみると、劇的な効果があるものはほぼほぼないなってことがわかりました。
そのことは、1917年から2019年の人口動態統計を見てもわかります。
※人口動態はこちらのページで見ることができます。
出生時の男女比は年によってばらつきがあるものの女:男の比率が100:104〜107で、みていただくとわかるのですが、ほぼほぼ105くらいで推移しています。
これは100年もの間ほとんど変わっていないことがわかります。
自然の不思議なバランスを感じます。
赤ちゃんが欲しいなと思ったら、夫婦でよく相談したうえで楽しみながら産み分けを試していくくらいの気持ちでやってみるのがいいと思います。
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