- 京都市内で子どもとプチ旅行を楽しみたい。
- 延暦寺に行ってみたいけど、比叡山には延暦寺以外に何かある?
- 比叡山って子どもが行っても楽しめる?
そんな疑問に答えます。
【穴場】比叡山は春夏秋冬それぞれに楽しめる!
小さな子どもを連れての旅行って、結構悩ましいですよね。
いろんな体験をさせてあげたいし、自分も日常を離れてリフレッシュしたい。
非日常を求めてあまり遠くに行っても移動だけで親子ともに疲れてしまいますし、かと言って近場もつまらないな。
混んでいる場所は子どもが伸び伸び楽しめないし、感染面でも心配なのであまり混雑しない場所で・・・
少し大きくなってきたら、何か学びのある旅行がいいな〜とか欲も出てきます。
そこでおすすめなのが、比叡山です。
え、比叡山ってあの比叡山?
織田信長の?焼き討ちの?
って、大人はだいたいそんなイメージだと思いますw
比叡山は天台宗の開祖である最澄が開いたお寺、延暦寺があるのが有名です。
お寺って、子どもが行ってもつまんないんじゃない?って思いますよね。
でも、比叡山には延暦寺以外にも子どもが楽しめるスポットがあります。
自然もいっぱいで季節ごとに様々な顔があり、親も子どもも伸び伸びとリフレッシュするのにおすすめなんです。
春は隠れた桜のスポットもあります。
夏は市内よりも5℃も涼しく、快適に過ごすことができます。
秋は紅葉が素晴らしく、
冬は市内ではなかなか積もらない雪で遊ぶこともできます。
何より、比叡山からの眺望は素晴らしく、それだけでとても価値があります。
子どもが少し大きくなってきたら、歴史の勉強や夏休みの自由研究のネタとして連れて行ってあげるのもおすすめです。
歴史的な建物や仏像に興味がある方、乗り物に興味がある方、いろんな方が楽しめるスポットとなっています。
しかも、修行体験や宿坊に泊まることもできちゃいます!
今回は、子どもを連れて夏に比叡山に行ってきた時の写真を交えてご紹介します。
比叡山って何があるの?子連れで楽しめる周り方教えます
まずは、比叡山を子ども連れで楽しめるスポットをご紹介します。
比叡山の山頂には、ガーデンミュージアムと延暦寺が大きく2つあります。
2つのスポットももちろん興味深く、1日かけても回りきれないほどなんですが、そこに行く過程もめちゃくちゃ楽しいです。
移動が楽しいのは子ども連れ旅行には大事ですよね。
では、詳しくみていきましょう
乗り物大好きキッズに!ケーブルカー、ロープウエイ、電車、バスフルコースで楽しめる
比叡山へのアクセスとしては、大きく2つの方法があります。
- 公共交通機関を利用する
- 自家用車を利用する
もちろん、自家用車でのアクセスも便利なのですが、比叡山へのアクセスは断然公共交通機関がおすすめなんです。
というのも、公共交通機関でのアクセスの場合、
ロープウエイやケーブルカーに乗ることができるからです。
比叡山山頂には、滋賀側からと京都側からとから登ることができるのですが、滋賀側からは坂本ケーブルというケーブルカーで、京都側にはロープウエイとケーブルカーを乗り継いでのアクセスとなります。
坂本ケーブルは、日本一長いケーブルかーでもあります。
また、そこまでも京阪電車だったり叡山電車だったりと普段乗らない電車に乗ることができるので、乗り物が大好きな子どもはめちゃくちゃ興奮します。
我が家のムスコも乗り物が大好きなのですが、乗り物を乗り継いでいく過程をめちゃくちゃ楽しんでくれており、何週間も前から、図鑑で調べたり、自分で絵を書いたりして楽しみにしていました(´꒳`)
車で旅行に行ったりすると、まだ着かないの?とか何度も聞かれてこちらがうんざりしちゃったり、飽きちゃって騒ぎ出したりすることもあるんですが、今回の旅行ではそんなこともなく色々と観察したりお話ししたりしながらじっくりと楽しんでいた模様です。
ケーブルカーやロープウエイに乗る機会はそんなに多くないので、子どもたちも喜びます。
通常の電車と違って、斜面を登っていくケーブルカーは森の中をゆっくりと進んでいく風景が不思議と癒されます。
どんどんと標高が高くなっていくワクワク感もあります。
そして、標高が高くなっていくに連れ、麓とは違って空気がひんやりしていきます。
特に夏はとても気持ちがいいです。
途中、鹿や猿などの山の動物を見られることもあります。
特におすすめはロープウエイ
京都市内を一望できる絶景が素晴らしいです!
小さい子どもって乗り物が好きな子が多いと思うんですが、いろんな種類の乗り物に乗れるのできっと楽しんでもらえると思います。
アクセスについては、また後半で詳しく書きますね。
お花と絶景、絵画が楽しめる!ガーデンミュージアム比叡が美しくて癒される
比叡山の山頂でぜひ訪れてほしいスポットが「ガーデンミュージアム比叡」です。
こちらはもともと比叡山遊園地があった場所で、子どもの頃に訪れたことがあるパパママも多いのではないでしょうか?
比叡山遊園地は来園者減少に伴って、お花がいっぱいのガーデンの中に印象派の絵画を中心に飾られているガーデン型の美術館に生まれ変わりました。
これが、まためっちゃいいんです!
小さい子どもを芸術に触れさせたいなと思っても、美術館ではなかなかずっと静かにしていることも難しい子どもたち。
ガーデンミュージアム比叡はガーデン型で屋外なので、お話の声が大きかったり、多少走ってしまっても全く問題ありません。
こちらに展示されている絵画は、陶板で再現したものなので、屋外に置いても劣化が少ないのだそうです。
陶板製なので、触ることもできます。
室内で見るのとは違ってまた日光の下でみる絵画が素敵なのです!
子どもがルノアールやモネなどの有名な方の絵画に触れることができ、尚且つガーデンなので、開放的で絵画や自然との調和もとても素敵です。天候によってもまた印象が変わってきます。
ガーデンにはベンチも置いてあり、飲み物を持参して休憩することもできます。
京都にもモネの庭があって感動しました!
素敵だ〜(´꒳`)
そして眺望がまた素晴らしい!琵琶湖がきれいに!
天気によっては、曇ってしまったりもするのですが、またその表情の変化が素晴らしいです。
広さとしては、めちゃくちゃ広いわけでもなく、子どもと一緒に散策するのにちょうどいい広さでした。
(私はちょっと物足りなかった・・・w)
ショップやカフェレストランもあるので、休憩したりお土産を購入することもできます。
自販機も設置されていますし、授乳室やおむつ替えするトイレもあるのが子連れにはまた嬉しい!
こんなに素晴らしい場所なのに人で混み合っているわけでもないので、子どもを連れていてもとても快適に過ごすことができました。
植物はとてもよく手入れしてくださっていて、季節それぞれに違うお花を楽しめるので四季折々訪れたいです。
冬季は閉鎖してしまうので注意です。
営業時間
入園料
※クレジットカード可。電子マネーなどは不可
歴史を学べる!最澄が開いたお寺「延暦寺」が壮大
比叡山の山頂にあるガーデンミュージアムから少し下ったところにあるのが延暦寺です。
少し下ったところと言っても、徒歩では遠いのでバスや自家用車を利用して移動しましょう。
延暦寺は天台宗の総本山となるお寺で、教科書に出てくるほど有名ですよね。
延暦寺は平安時代に、天台宗の開祖・最澄が開いたお寺で、天台宗のテーマパークともいえるお寺です。(勝手に命名しました。失礼・・・)
今は住所は滋賀県になっていますが、平安時代は平安京の鬼門を守るお寺として大きな役割を果たしたお寺です。
境内もめちゃくちゃ広くて、エリアが西塔、東塔、横川と分かれておりエリア間の移動は基本バスや自動車になります。
見所もめちゃくちゃ多いので、子ども連れの場合はエリアを絞って見学するのがおすすめです。
どこを見るのか迷ったら、まずは東塔エリアで最澄が初めに自分で彫った仏像を納めて建てたと言われている根本中堂や宝物館を見学されるのがおすすめです。
境内は広く、自然も多くてゆったりとした気持ちで回ると心が洗われるようです。
また、建物自体もとても大きくて偉大さや荘厳さが感じられます。
実はこの延暦寺では、修行体験も行っており、元々は泊まりがけでの修行体験も行っていました。
今はこのプランは休止されていますが、事前に予約をすれば写経や座禅の体験は行っています。
お坊さんのお話を聞くこともできます。
お子さんの貴重な体験として、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか?
また、宿坊に泊まることもできます。
宿坊と言ってもホテルのようなきれいな建物なので、お子さん連れでも全然大丈夫です。
眺望も美しく、精進料理もいただけるのでおすすめです。
大人も子どもも感動!京都市内や琵琶湖の絶景が素晴らしい
色々とおすすめスポットを紹介してきましたが、比叡山を最もオススメする理由としてはやはり眺望が挙げられます。
どこに行っても琵琶湖や京都市内を一望できる眺めが素晴らしく、空気もきれいで清々しい気持ちになります。
日常を離れてリフレッシュするのにぴったりではないかなと思います。
絶景スポットとしておすすめな3つを紹介します!
①叡山ケーブル比叡駅
叡山ケーブルとロープウエイを繋ぐ乗り継ぎ駅の「叡山ケーブル比叡駅」
こちら、ただの乗り継ぎ駅と思いきや、絶景スポットと写真スポットがあります。
京都側から登った時に、ケーブルカーを降りて左手に進むとロープウエイの駅になります。
ロープウエイの駅がすぐそこなので、みんなそちらに向かってしまうのですが、ただ乗り換えるにはもったいないです!
実は、ロープウエイの駅と反対方向に抜ける道があり、こちらが絶景&写真スポットになっています。
京都市内を一望でき、HIEIZANのオブジェと一緒に写真を撮ることもできます。
最近、このような地名のオブジェがいろんなところにありますね。
ちょっとおしゃれに撮ることができますよね。
②ガーデンミュージアム比叡
ガーデンミュージアム比叡からは琵琶湖の絶景を見ることができます。
天気が悪いときは残念な感じになることもありますが、比叡山山頂から見る壮大な琵琶湖の景色は圧巻です。
改めて、こんなに琵琶湖って大きかったんか〜と感動します。
晴れた時には、スキー場でも有名な岐阜の伊吹山まで見渡すこともできます。
また、ガーデンの植物たちとのコラボレーションもまた綺麗で癒されるんです。
建築家の村野藤吾山が設計したという展望塔からは、360度のパノラマの絶景も楽しむことができ、淡路島も望むことができるそうです。
下の写真は、ちょっと天気が悪い時、塔からガーデンを見下ろした景色になります。
天気が悪い時は悪いときで、こんな幻想的な風景も楽しむことができるのも山の上ならではですね。
③延暦寺会館
比叡山の東塔エリア内にある延暦寺会館。
こちらは宿泊もできる宿坊となっているのですが、レストランやカフェ、お土産購入だけの利用もできます。
誰でも利用できるカフェからの景色が絶景です。
季節や時間帯問わずに絶景です。
琵琶湖の絶景を眺めながら、冷暖房のきいた快適な室内で美味しいコーヒーやスイーツをいただいてほっこりできるのも嬉しいです。
カフェのオススメが、土日限定の「テラミス」です。
お寺だから
「テラ」ミス・・・
って洒落も聞いてます。
延暦寺会館のカフェでは、お寺内のカフェらしくテラミスの上に梵字のアートをしていただけます。
リストの中から好きな梵字を選んでオーダーすると作っていただけるんです。
しかも、めちゃくちゃおいしかったです。
甘さも控えめで、あんこやゆばが入ったテラミスは、これだけを食べに訪れたいくらい、家族みんなが気に入ってしまいました。
一緒に写っている梵字カフェラテは平日でもいただけます。
しょうぐうくんも可愛い(´꒳`)
宿泊体験記はこちらをごらんくださいん。
比叡山へのアクセス方法とお得な切符
比叡山へのアクセスは、自家用車でのアクセスと公共交通機関を使ったアクセスとに分かれます。
また、どちらの場合も京都側からと滋賀側からとの2通りがあります。
自家用車でのアクセス
比叡山ドライブウエイという有料道路を使ってのアクセスになります。
比叡山ドライブウエイは、入り口が2つ、滋賀の雄琴温泉付近の「仰木ゲート」と、滋賀と京都の間にある「田の谷峠ゲート」とがあります。
京都からは北白川から山道を走るので車酔いをするお子さんなどは少し辛いかもしれません。
公共交通機関でのアクセス
公共交通機関を使ったアクセスでは、京都側からはケーブルカーとロープウエイを乗り継いでのアクセス、
滋賀側からはケーブルカーに乗ってのアクセスとなります。
京都側のケーブルカーの麓駅であるケーブル八瀬駅までは、叡山電車やバスを使ってのアクセスとなります。
滋賀側のケーブルカーの麓駅である「ケーブル坂本駅」までは、JRや京阪を使ってアクセスすることができます。
いずれも公共交通機関を使ってのアクセスはしやすくなっており、いろんな乗り物に乗ることができるので便利です。
※冬季は、京都側のロープウエイとケーブルカーは運休してしまいます。
また、山内のシャトルバスや京都駅からのバスも運休します。
(だいたい、お正月明けから春分の日くらいまで)
なので、冬季は自家用車か滋賀側からの坂本ケーブルでのアクセスとなります。
比叡山へのお得な切符
京阪電車からはお得な切符の発売もされているので、ぜひ利用してください。
ー【京都】延暦寺の拝観券と叡山電車・ロープウエイ、ケーブル、山内シャトルバスがセットになった切符
ー【京都】ガーデンミュージアム入館と叡山電車、ケーブル、ロープウエイがセットになった切符
ー【京都ー滋賀】延暦寺の拝観券と叡山電車・ロープウエイ、ケーブル、山内シャトルバス、坂本ケーブルがセットになった切符
ー比叡山内のシャトルバスの乗り放題チケット
比叡山へ行く際の注意事項
京都市内からも気軽にアクセスできて非日常を味わえるおすすめの比叡山ですが、やはり標高が高いだけあってちょっとした注意点があります。
こちらでは、比叡山に子連れでお出かけする時の注意点をまとめましたので参考にされてください。
山の天気は変わりやすい!雨具を忘れずに
比叡山は標高が848mある山です。
今回の記事でも紹介したガーデンミュージアムや延暦寺も標高の高いところにあります。
なので、みなさんお出かけの時に天気予報をチェックされるかと思うんですが、麓の京都市内や大津市内などの天候とはちょっと違うこともしばしばです。
麓は晴れていたのに、山上は雨・・
逆に麓はどんより曇っていても山上は晴れている・・
ということもあります。
山の天気は変わりやすく、さっと雨が降って上がることもあります。
なので、お出かけの時に晴れていても、雨具は持っていった方が安心です。
子ども用にレインコートと、大人は晴雨兼用の折り畳み傘がコンパクトで持っていきやすいかと思います。
山の上にコンビニやATMはありません。忘れ物のないようにチェックをしっかりと
比叡山山上には、自販機や売店、トイレなどはありますが、コンビニやスーパーなどはありません。
いったん山上まで登ってしまうと、最寄りのコンビニは京都側だとケーブル八瀬駅の道路向かいのセブンイレブンまで戻らないといけません。
ケーブルとロープウエイを使っても往復で2時間くらいかかってしまいます。
滋賀側だと、ケーブルを降ってもすぐそばにコンビニなどはないです。JR比叡山坂本駅付近まで行かないとです。
なので、何か忘れ物をしてしまうと気軽に購入することは難しいです。
持ち物はしっかりとチェックして忘れ物の内容にしましょう。
子どもの着替え、オムツ
おしりふき
フェイスタオル
夏は日傘や帽子
飲み物
雨具
現金多めに
など・・・
市内との気温差−5℃!夏でも上着を一枚多めに持参して
比叡山の山上は標高840mほどもあり、麓の市内との気温差は−5℃にもなります。
なので、特に夏は涼しくて避暑にはぴったり!とても気持ちが良いのですが、天気によっては実際ちょっと肌寒く感じることもあります。
朝夕などは特にです。
一方で、麓に降りた時にとても暑く感じるので、羽織れるものを1枚多く持参するのがおすすめです。
また、扇子などを使って涼しく過ごせる工夫も大事になります。
荷物はちょっと多くなってしまいますが、快適に過ごせるように準備をしてくださいね。
【1泊2日】京都市内から比叡山を楽しむおすすめコースを紹介します。
後ほどアップします!
まとめ
京都市内から気軽にアクセスできて、子連れでも非日常を楽しめる比叡山はプチ旅行にぴったりでおすすめです。
今回の記事では、比叡山のオススメスポットや、子ども連れでの周り方、注意点などを紹介しました。
子どもにとっても非常に貴重な体験ができること請け合いです。
俗世を離れた絶景が圧巻ですし、混雑もしておらず夏も涼しく過ごせるのでぜひ訪れてみてくださいね。
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