【ガーデニング】香りをより楽しむためのラベンダーの品種&育て方【サシェやドライフラワーにオススメ】

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  • ラベンダーの香りが好き。
  • ガーデニングでラベンダーを植えてみたい。
  • ラベンダーって育てるのは難しい?オススメの種類はある?

そんな疑問に答えます。

ガーデニングでラベンダーを植えたら香りがイマイチでした・・・

植物を育てることは子どもの知育にもなるそうですよ。

コロナ禍で、子どもたちとのおうち時間を楽しむためにベランダガーデニングを始めました。

そのときに、ホームセンターでお花を選んでいるとラベンダーの綺麗な紫色が目に入りました。

私はもともとラベンダーの香りがすごく好きだったので、これだ!と思い、ラベンダーを植えてみることにしました。

ラベンダーは、お花を楽しむだけでなく、ドライフラワーやサシェにして香りを楽しむこともできますよね。

その時のホームセンターには、ラベンダーが数種類置いてあったのですが、違いがイマイチ分からず・・・

蜂のようなお花の可愛さでフレンチラベンダーを選択しました。

でも、実際におうちに帰って植えてみたところ思ったよりも香りがイマイチ・・・

確かに花や葉を摘んだときにいい香りはするのですが、なんというか・・・イマイチなんですよね(語彙力w)

調べてみると、種類によって香りの強さが違うとのこと!

そのほか、育ててみて分かったこと

  • 香りを楽しむにはどの種類がオススメ?
  • 翌年も花を咲かせるためには剪定が必要!
  • ラベンダーは挿木でふやせる?

についてまとめてみました。

ラベンダーはシソ科のハーブ。ベランダでも育てやすいのでオススメ!

富良野のラベンダー畑

ラベンダーはシソ科のハーブです。

その良い香りから「香りの女王」とも呼ばれているそうです。

シソやハーブってとても丈夫なんですよね。

ラベンダーも一緒で、ガーデニング初心者にも育てやすいオススメの植物です。

ラベンダーといえば、紫色の花を畑いっぱいに咲かせる北海道のイメージがありませんか?

実は、ラベンダーは北海道の気候がとても合っている植物。

暑さや湿気に弱いので、夏にも涼しくてジメジメした梅雨がない北海道にぴったりなんですね。

なので、水捌けの良い土に植えて、むれないように注意が必要です。

夏は酷暑になる地域では、灼熱になりがちなベランダでは、ベランダの床から離してあげて通気性を保ってあげたり、その時期はお部屋に入れてあげるなどの対策も必要になるかもしれません。

我が家がある京都では、夏も毎年酷暑ですが鉢ごとラックに入れて床から離してあげました。

でも、お部屋に移すまではしなくても元気に育っていましたよ。

【選び方】より強い香りを楽しむならフレンチ系よりイングリッシュ系ラベンダー

ラベンダーの鉢植え

こちらが我が家で初めて植えたラベンダーです。

これはフレンチ系の品種のラベンダー。

実は、ラベンダーにはいくつかの種類があります。

ラベンダーの品種の種類
  • フレンチラベンダー
  • イングリッシュラベンダー
  • フリンジドラベンダー
  • レースラベンダー

この中で、香りが最も高く、精油などに使われているのが「イングリッシュラベンダー」なんです。

イングリッシュラベンダー
こんな感じのシュッとしたお花となります。

我が家では、それを知らずにフレンチラベンダーを選んでしまったので香りがイマイチだったんですね。

今年はイングリッシュラベンダーを植えたのですが、やはり香りの強さが断然違うのが一目瞭然?ひと嗅ぎ瞭然?です!

香り高くて良い香りが漂っています。

ただ、フレンチラベンダーは暑さに強い特性を持っていて、暖地でも栽培がしやすいという良い面もあります。

なので、我が家がある京都でも夏に耐えて育ってくれているんだね。

一方で、イングリッシュラベンダーは高温多湿に弱く、暖地での栽培には不向きなんですね。

もしかしたら、北海道や東北以外では育てにくいのかもしれません。

今年はイングリッシュラベンダーを栽培してみているので、今のところはしっかり育ってくれていますが、梅雨や夏などまた状況がわかり次第報告しますね。

【剪定方法】次の年も綺麗に楽しむために剪定は必須!ベストな時期は?頻度は?

ラベンダーは、丈夫で成長期にはぐんぐんと枝葉を伸ばしすごく大きくなります。

育ってくれるのはとても嬉しいのですが、ラベンダーには剪定作業が必須となります。

前年、剪定しなかったラベンダーは・・・

剪定しなかったラベンダー

新しく生えてきた枝葉も弱々しいです。

こうならないように、剪定をしっかりと行なっていきましょう!

ラベンダーにとって剪定が必須の理由は?

剪定の目的としては、主に以下の3つになります。

ラベンダーを剪定する目的
  • ①適度に間隔を開けることで風通しをよくする
  • ②株を大きくしすぎないようにし、ラベンダーの健康を保つ
  • 次の年も花を咲かせる

上の項目で述べたように、ラベンダーは高温多湿が苦手です。

水を上げすぎたり、熱や湿気が籠ったりすることで、蒸れて株が弱って病気になったり枯れたりしてしまいます。

なので、剪定をすることで風通しよくしてあげます。

目的の②と③は重複するところもあるのですが、剪定してあげることで株を大きくしすぎない事が大事になります。

ラベンダーは成長期にはすごくたくさんの葉っぱを出して枝葉を伸ばし、モサモサになります。

花もたくさん咲きます。

植物にとっては、花を咲かせタネを育てるということはたくさんのエネルギーが必要なんです。

なので、花が咲いたままこれを放っておくと、株全体としてたくさんのエネルギーを消費してしまうのです。

たくさんのエネルギーを使い果たした株はくたくたになってしまい、疲れて弱ってしまうんですね。

このようにして株自体が弱ってしまうと、病気にかかりやすくなったり高温多湿の時期を乗り切れなくなってしまいます。

また、次の年に向けて花芽をつける事が難しくなってしまうのです。

なので、ラベンダーが健康に育つためにも、次の年にまた綺麗で良い香りの花をつけてもらうためにも剪定は必須になります。

昨年、あまり剪定をしなかった結果、新しく生えてきた枝葉も弱々しくなってしまいました・・・

花も小さくて数も少ない・・・

昨年剪定しなかったラベンダー

ラベンダーの剪定に最適な頻度と時期は?

上記の理由から、ラベンダーの剪定は年に2回必要になります。

ラベンダーの剪定の時期
  • 5月下旬〜7月上旬頃
  • 9月〜12月までの間

まずは、花が咲き始めの頃、大体5月下旬〜7月の上旬の間が1回目になります。

この時期の剪定を「弱剪定」とも言います。

お花の収穫をかねて剪定をしていきましょう。

まだ花が咲いているときに剪定するのはなんだかもったいなく感じてしまいますが、お花が満開になってしまうとそれだけ株が弱ってしまいますので、お花が咲き始めたら刈り取りを始めましょう。

それに、ラベンダーはお花が咲き始めの方が強く香りを放ちます。

イングリッシュラベンダーの寄せ植え
もっさもさ〜

こんな感じに満開になってしまうと咲き過ぎです。早めに剪定をしてあげましょう。

刈り取る位置は、次の年も花をつける事ができるように、花が咲いている茎の根元から葉っぱの生えている4つ〜5つほど節を残して刈り取るのがベストです。

ラベンダーの弱剪定の切る位置

そのときに、増えすぎたり伸びすぎたりしている茎や、古くなってしまった茎を選んで間引くように剪定してあげましょう。

ラベンダーの密になった枝葉
密になりすぎているところは間引いて。

この時も、次の年に出てくる芽のことを考えて、根元から2節くらいを残して切るようにします。

ラベンダーの弱剪定後
弱剪定後・・・

こんな感じでスッキリ!

刈り取ったお花は、切り花としてお部屋に飾ったり、ドライフラワーにしてサシェにすることで長く香りを楽しむ事ができますよ。

サシェの作り方は、刈り取ったお花や茎を細かく切って乾燥させ、袋などに入れたら出来上がりです。

ラベンダーのドライフラワー作り
剪定や、挿し穂作りに使ったあまりを捨てずにサシェを作りましょう。

こんな感じで刺繍した巾着に入れると可愛いですよね。

ラベンダーのサシェ

サシェは衣装ケースの中に入れておくと衣類にいい香りがついて虫除けにもなりますよ。

弱剪定のポイント
  • 花が咲き始めたら、根元の4〜5節を残して花を刈り取る。
  • 根元に日光が届かないくらい葉が込み入っていたら葉同士が触れ合わない程度に剪定する

2回目の剪定は「強剪定」と言われる剪定方法です。

強剪定を行う時期としては、秋から12月頃になります。

ラベンダーは、冬の剪定は苦手とする植物なので、できれば秋の間に済ませておくと安心です。

強剪定は、読んで字の如く、思い切った剪定をすることです。

冬の休眠時期を乗り越えて、また来年元気な株に育つように、新しい花芽をつけるようにと言った目的で強めに剪定をしていきます。

強剪定は、植えてから2年目以降は毎年行いましょう。

強剪定をすることで、形が美しくなり、古くなった枝を切り落とすことでまた新しい芽をどんどんと伸ばす事ができます。

強剪定をする位置としては、大体3分の2くらいの高さになるまで、古い枝や土についている枝などを大胆に切り落としてきます。

全体としてドーム型になるように意識しながら、根元の新芽を残す形で剪定していきます。

枝の本数が多すぎると、根から吸い上げる水の量が足りなくなって花が咲きにくくなるので、思い切ってコンパクトにする事がポイントになります。

株がたくさん栄養を蓄えて、次の年にたっぷりと花を咲かせるためには強剪定で思い切ってコンパクトに剪定する事が大事になります。

強剪定のポイント
  • 土についている枝、込み入っている枝を切る
  • 古い・太い枝を切る
  • 全体的に新芽の上で切る
  • 高さを揃えるように切る

以上、ラベンダーの剪定の頻度としては年に2回、時期としては開花時期と秋から冬がベストです。

ラベンダーに肥料は必要?

ラベンダーは普段はあまり肥料を必要としない植物です。

なので、年に1回だけ、弱剪定と強剪定の間にお礼肥」をします。

夏に肥料をあげすぎると株が弱る事があるので注意しましょう。

時期としては、夏が終わって強剪定の前の9月ごろがベストです。

ラベンダーは挿木できるの?

ラベンダーは挿木で増やす事ができます

挿木は、切った枝を水につけておく事で、今まで根ではなかったところから根が生えてくる植物特有の不思議な性質です。

ラベンダーは挿木ができるので、気に入った種類があったら挿木にして他の場所にも植えたり増やしたりする事ができるのが嬉しいですよね。

挿木にベストな時期は、5月から6月です。

秋の9月から10月頃にもできますが、冬になることで育ちが悪くなることもあります。

挿木の方法としては、

挿木の方法

①茎の一部を切り取る
②水に浸しておく
③発根したら土に植え替える

の3ステップです。

茎を切り取る際は、切り口の細胞を傷つけないように、剪定バサミか切れ味の良いハサミで切るようにしましょう。

若い芽の方が発根しやすいので、葉先から10cmくらいのところで切ります。

剪定した時の茎を利用しても良いですよね。

切った枝についている葉を根元から3cmくらい落とします。

ラベンダーの挿し穂
挿し穂

これを水に刺しておきます。

ラベンダーの挿木

たくさんやっとけばどれかは根が出るかな?と思い、大量に作成w

3日に1回くらいはお水を新しいものに変えてあげてください。

ただし、ラベンダーは発根するのにとても時間がかかります。

私がやってみたところ、発根まで1ヶ月くらいはかかりました。

根気ずよく待つことも必要になります。

根っこが生えてきたら土に植え替えてあげます。

これで挿木の完成です!

まとめ

ラベンダーは低温乾燥に強い植物です。

逆に高温多湿の状態には弱いので育てるときには注意が必要です。

ラベンダー栽培のポイント
  • 水は控えめにあげる
  • 梅雨にはひさしの下に移して多湿にならないようにする
  • 真夏のベランダは注意が必要

より強い香りを楽しみたい方は、イングリッシュ系の品種を選ぶといいです。

ラベンダーは植えてそのままでは翌年に株が弱ってしまったり、花が咲かないという事が起こり得るので、1年を通して

剪定→お礼肥料→強剪定

を行う事が大事になってきます。

ラベンダーを増やしたいと思ったときには、挿木で増やすこともできます。

ラベンダーを育ててみて、ラベンダーって草花というよりは木に似ていて、とても大きくなることを再確認しました。

思っているよりも大きくならないようにするためにも剪定は必要になってきます。

なので、おうちで植える時は寄せ植えではなく、一つの鉢に単独に植えたほうがいいのかもしれません。

我が家でも今は寄せ植えにしていますが、うまく大きくなったら単独の鉢に植え替えていこうと思います。

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