- 里帰り出産はするべき?しない人もいる?
- 里帰り出産しない場合は、どんなことが大変?
- 乗り越えるための知恵と注意点を知りたい
そんなお悩みに答えます。
意外にも多い里帰りしない派!里帰り出産をする人はどのくらい?
三菱UFJリサーチ&コンサルティングが自治体の協力を得て全国16の市を対象に行った調査によると、里帰り出産をした人・しない人の割合はおよそ半々でした。
出産回数別で見てみると、
里帰り出産をする人が多い印象でしたが、このアンケートをみると意外にも里帰りをしないで出産する人が多いようです。
実は、私も2人子どもを出産していますが、どちらの場合も里帰りをしていません。
今回は、そんな私の体験を通して、里帰り出産しない場合の準備や乗り越え方をお話ししたいと思います。
里帰り出産のメリット
では、まずは里帰り出産には一般的にどんなメリットがあるのかを見ていきましょう。
このようなメリットがあるために里帰りを検討する人が多いと考えられます。
初めての出産で不安な期間、実家でサポートを受けることで心身両面からサポートしてもらおうということです。
では、それぞれに詳しくみていきましょう。
出産前後の不安な気持ちが和らぐ
出産は体調面や精神面で不安定になったり、特に初めての出産は赤ちゃんとの生活や自分の体の変化などで不安になることが多いですよね。
特に旦那さんが激務だったり出張が多く家にいない時間が長くなると、不安な気持ちも膨らんでしまいます。
里帰り出産では、安心できる親元で過ごすことでそんな不安を親に相談したりそばにいてもらえるだけで心強く不安が和らぎます。
妊娠中は何があるかわかりませんし、突然の出産になったときにも親がそばにいて助けてもらえると思うだけでもとても安心ですよね。
里帰り出産は、そんな気持ちの面でも助かります。
体力が回復するまで育児や家事のサポートを受けられる
出産後は母体は交通事故にあったくらいのダメージを受けていると言われています。
なので、昔から、出産後の産褥期は床上げに21日かかると言われてきました。
つまり、産後21日間は赤ちゃんのお世話だけして、後は自分の体力回復に努めるべきということですね。
昔は何世代も同居が当たり前で、産後のお世話をしてくれる手はたくさんありましたが、核家族化が進んだ現代は違います。
自宅で出産した場合は、そんな中でも1週間ほどの入院の後は赤ちゃんのお世話や家事・育児をして生活をしなくてはなりません。
ただ、産後のダメージは今も昔も変わらずあるので、産後のママはしっかりと休んで体力回復をする必要があるんです。
この期間に無理をしてしまうと、体調不良が回復せずに長引いたり、将来的に体を壊す可能性もあります。
ご実家のご両親が健在で、出産後もお手伝いが期待できる場合、しっかりとサポートを受けてください。
特に母親は育児に慣れており、よく気がつくので万全のサポートを受けることができます。
育児経験がある母親は「これが大変」というのがわかっているのでこちらがお願いしなくてもささっと手助けをしてくれるのが心強いですよね。
赤ちゃんのお世話をしながら洗濯や食事をするのは大変ですし、それをしてもらえるだけでも助かりますよね。
また、夜間にミルクをあげてくれたりおむつを変えてくれたりすると、ゆっくりと眠れますし、お世話をお任せしてゆっくりとお風呂に入れたりするのは体も休まりますし本当に助かりますよね。
また、出産するのが第二子以降の場合は、上の子の幼稚園や保育園、習い事の送迎をしてもらったり、遊び相手をしてもらえるととても助かります。
気分転換にちょっとお散歩をしたい場合、1ヶ月検診に付き添ってもらいたい場合にも助かりますよね。
子育てのアドバイスが受けられる
特に初めての出産の場合は、赤ちゃんとの生活に慣れておらずわからないことの連続です。
本などで知識を入れていたつもりでも、思う通りにならなかったりずっと泣き止まなかったりするとどうしていいかわからず途方に暮れてしまうこともあります。
そんなとき、実家にいると親が代わりに抱っこしてくれたり、アドバイスをくれたりします。
育児経験のある親からの実体験を交えたアドバイスは参考になりますし心が軽くなることもあります。
私が里帰り出産しなかった理由
以上のように、里帰り出産にはメリットがあります。
特に、ママの体力回復の面から見るとめちゃくちゃありがたいです。
ただ、私は色々と考えた結果里帰り出産をしませんでした。
その理由は・・・
実家に帰るとサポートを受けられるというメリットがある反面で、以上のようなデメリットが生じると考えられたからです。
それぞれを詳しく見ていきます。
【理由①】親のサポートが入ることで自分の思い通りにならずストレスが溜まる
妊娠し、安定期に入ったところで里帰りするかどうかを迷いました。
出産後、親にサポートしてもらい体力回復に努められることはとても大きなメリットです。
ただ、私の個人的な問題として、実家の親との関係がしっくりきていません。
この記事にも書いています。↓↓
親のサポートを受けるということは、親のやり方もある程度受け入れなくてはならないということです。
家事はまだしも、育児に関してもサポートを受けるからには完全に自分の思う通りにはならないでしょう。
育児の常識も年々変化しています。
親の代では常識だったことも、今は必要ないことだったり非常識となっていることも多いです。
例えば、「抱っこしすぎると抱き癖がついて大変」「お風呂の後は白湯を飲ませる」などです。
親としても良かれと思ってやったこと、アドバイスしてくれたことではあるのですが、それを断ったり受け入れたりがお互いにストレスになりそうだなと思いました。
また、産後1ヶ月もの長期間の滞在となってきた場合に、
- 果たしてそれに耐えうるだろうか?
- 余計なストレス源となってしまわないだろうか?
- それが原因で更なる関係悪化に発展してしまわないだろうか?
ということが懸念されました。
それならば、自宅でマイペースに育児をした方がストレスが溜まらず子どもにとっても私にとっても、親にとってもいいのではないかと思ったのです。
【理由②】実家での育児に慣れてしまうと自宅に戻ったときに大変
里帰り出産をした場合には、実家で出産し、1ヶ月ほど育児してある程度慣れたところで自宅に帰るという流れになるかと思います。
実家での育児に慣れてしまった場合、自宅に戻った後に大変かなと思いました。
- お風呂などの勝手が違う
- 自宅で新たに環境を整えなくてはならない
- 突然全く手助けがない状態になるので慣れるまで大変
里帰りした友達に聞くと、帰宅後は赤ちゃんも環境が変わって眠れなくなるなどし、それに1人で対応しなくてはならずに大変だったという話も聞きました。
赤ちゃんのお世話がしやすく整えられ、人手も借りれた実家から突然ガラリと環境が変わることで、またイチから環境を整えなくてはならず大変であることが想像できました。
突然、孤独な状況に追い込まれることで、里帰り出産から帰宅した後に産後うつになってしまったという知り合いもいます。
里帰りされる方も、自宅に戻ってからも何かしらのサポートを得られる状態にしておきたいですね。
【理由③】生まれてすぐから旦那さんと一緒に子育てをしたい
里帰り出産をした場合、ママは育児に慣れてきた頃に自宅に帰るので、旦那さんは置き去りで何をしたらいいかわからないということもあるそうです。
長期間離れていることで、生まれたという実感もないままに、突然赤ちゃんがいる生活になったら、確かに何をしていいのかわからなくなるのかもしれません。
一方で、ママは実家での手厚いサポートに慣れているため、何もしてくれない(何をしていいかわからない)旦那さんに対して不満を募らせる場合が多いです。
双方のこういった認識の違いのため、里帰り出産後に夫婦関係が悪化してしまうこともあります。
でも、自宅に帰ったら子育てをするパートナーは旦那さんですよね。
今後のためにも協力していくことは不可欠です。
我が家の旦那さんも妊娠中から育児には協力的ではなさそうな雰囲気を感じていました。
読んで欲しいと渡していた育児書も目を通してくれないし、検診やパパママ教室にも参加してくれませんでした。
なのでせめて、旦那さんも産後すぐに赤ちゃんと触れ合って、少しでもお世話をすることで、赤ちゃんとの生活に慣れて実感を持って欲しいと思いました。
初めて出産するママももちろん育児は初めてですから、あたふたとしたり奮闘したりうまくできないこともあるかと思います。
でも、そうした姿を見てもらったり、一緒に相談したり協力して乗り越えたりして、
- 「子どもを育てるってこういうことなんだ」
- 「自分もお世話しよう」
- 「何かできることはないかな」
という気持ちになってほしかったです。
自分は専門外、門外漢、他人事というふうにはなって欲しくなかったんです。
【理由④】留守にしている間、自宅がぐちゃぐちゃになりそうだった
里帰り出産をする場合、ママが実家で生活をしている間に自宅を管理するのはパパということになります。
我が家の旦那さんは普段家事を全くしません。
多分、やり方もほとんどわかっていません。
やって!と強くお願いされたり、自分が困ったらやると思うんですが、「自分が困る」のハードルがえらく高いので、めちゃくちゃになるまでやらないタイプです。
それでもお付き合いしていた当初は服装も小綺麗だったし、洗濯とかどうしていたの?と聞いたら、
寮だったから料理は出てきたし最低限の掃除はしてくれたし、洗濯は汚れて着れなくなったら捨てていた。
んだそうです。
それも必要経費だそうです。
そんなこと、結婚する前に知りたかったです。
自分の子どもには小さい頃から家事を教えていこうと強く思いました。
まあ、今はそれは置いておいて・・・汗
そんな旦那さんなので、今から後悔しても遅いですし、自分と赤ちゃんは自分で守らないといけません。
里帰りで私が留守にしたら自宅がめちゃくちゃに汚くなっていそうだと簡単に予想できました。
そんな自宅に赤ちゃんを連れて帰宅したくないですし、産後の体にムチ打ってホコリに塗れて大掃除なんてしたくないです。
なので、産前も産後もチョコチョコ家事をした方が精神衛生上も、衛生上もいいと判断しました。
【理由⑤】実家近くの病院の分娩予約が取れなかった
以上を考慮して、里帰りをしない方がいいかなと思ったんですが、一応里帰りもできる準備はしておこうと、実家近くの産院に分娩の予約を入れようと思いました。
私が普段検診を受けていた病院では、里帰りを希望する場合は、安定期に入ったら里帰りの予約を入れておくといいですよと言われていました。
なので、実際に安定期に入ってすぐくらいに実家近くの産院に相談の電話をしました。
そうしたところ、里帰り出産枠の予約はすでにいっぱい。
妊娠したらすぐくらいじゃないと予約が取れない状態と言われました。
数件ある産院全てそういう状態だったので、実家近くでは産院が不足しているのか、地域によっても差はあるのかもしれません。
実家近くの産院に分娩予約が取れなかったことで里帰り出産は「しない」というより「できない」になってしまいました。
【理由⑥】上の子の学校・習い事がある
里帰り出産をする場合は、産前産後で1〜2ヶ月くらいは実家に帰ることになります。
第二子の出産の時は、上の子の学校があったためそんなに長い期間学校を休ませるわけにも行かないですし、旦那さんも仕事をしていて上の子のお世話を任せることもできないので、実質的に里帰り出産は諦めざるを得ませんでした。
このように、第二子以降の出産の場合は、上の子の幼稚園や保育園、学校や習い事があるために里帰りしないというママも多いようです。
以上、私が里帰り出産をしなかった理由を6つお話ししました。
他にも、
- 実家との衛生観念が合わなくて赤ちゃんを頼みたくない
- 実家で介護をしているから頼れない
などの理由もあるかと思います。
【メリット】里帰り出産しなくてよかったこと【体験談】
ここからは、私が里帰りせずに出産をしてみて「良かった」と感じたことを紹介します。
里帰り出産しない理由とも少しかぶるところもあるんですが、一つづつ詳しくみていきます。↓↓
妊娠初期から出産まで一つの病院でケアを受けられる
里帰り出産をする場合、定期的な妊婦検診は自宅や勤務地の近くの産科で受け、お産間近になったら里帰りする実家近くの病院に転院し、検診や出産になります。
一方で、里帰りしない場合は、妊娠初期から出産まで一つの病院でケアを受けることができます。
通い慣れた場所で、妊娠経過をずっとみてきてくれ状況を把握してくれている医師や顔見知りになったスタッフさんに見守っていただいて出産できるので安心感があります。
妊娠中から、出産時に不安なことを相談できたり、入院する場所を気軽に見学させてもらうこともできるので安心して出産に望むことができます。
また、予定以上に早く生まれたり何らかのトラブルがあった場合も、その病院でお世話になる心算ができているので不安が軽減されます。
自宅で少しずつ準備ができてリラックスした環境で育児を始められる
里帰りしない理由にも書きましたが、実家に帰る時にはやはり多少なりとも遠慮があったり親からの介入を受けることでストレスになることもあります。
産後すぐから住み慣れた自宅で育児を始められ、誰かに遠慮することなく自分のやりやすさを優先することで気持ち的に余裕を持って育児に臨めたというのはとても良かったと思います。
お世話する環境も、自宅の設備に合わせたものを少しずつ確かめながら用意したり整えていくことができます。
産後は体力が落ちており授乳などで睡眠不足にもなるため、体力的にも精神的にも安定した状態を保つことがとても大事になります。
なので、お世話するママやパパが余計な気を使うことなく赤ちゃんのお世話に専念できる環境が大事だと思います。
自宅で使うものだけを用意すればよかったので、必要最低限のものだけの準備で済みました。
最低限の準備物リストについての記事はこちらから読めます↓↓
旦那さんが早く赤ちゃんのお世話になれることができる
里帰りしないことで、赤ちゃんのお世話は夫婦だけでしなければならなくなります。
ママも育児は初めてとなると特にママだけで全てをこなすのはとても困難です。
なので、昼間は仕事をしているとはいえ、パパの手を借りることは必須になってきます。
ママも、自分でやろうとせずに、積極的にパパに任せてください。
私の経験から言わせてもらうと、ママがパパに遠慮して自分だけで頑張ろうとすればするほど、負担がのしかかり押し潰されてしまいます。
しかも、その大変さはみじんもパパに伝わりません。
我が家でも第一子の時に大失敗。
第二子の時はパパに産休を取ってもらいました。
慣れているママがお世話をする方が圧倒的に早いかもしれません。
初めのうちは、パパの手つきが危なっかしくて任せてられないと思うかもしれません。
でも、パパから育児をするチャンスをどうか奪わないでください。
どうか少しだけ目をつぶって任せてみてください。
そうすることで、パパたちも、
- 育児が大変な仕事だっていうこと
- 自分にもできることがあること
- 自分もやらなくてはならないということ
- 子どものことを可愛いと思う気持ち
- ママを大切にする気持ち
が芽生えてきます。
徐々にです。
少しずつですけど、芽生えてきます。
そうすると、後々とても楽になります。
ここで、パパに自覚を芽生されてもらわないと、のちのちワンオペになってめちゃくちゃ大変です。
パパに任せて不安な気持ちもあると思います。
産後はホルモンのバランスがめちゃくちゃになるため、パパにイライラする気持ちが抑えられなくなるかもしれません。
でも、パパの子どもでもあります。
家族が協力してこれからやっていくために、どうか、ママは少しの間赤ちゃんをパパに任せてゆっくりと休養を撮ってください。
自分たちの生活リズムを早く確立できる
実家でできた生活リズムとは違って、自宅では仕事をしているパパを含めた生活になるため、生活リズムが大きく変化すると考えられます。
一度慣れた生活リズムをまた自宅に帰ってイチから再構築するのは大変です。
里帰りしないことによって、初めから普段の自分たちの生活に合わせた生活リズムで生活をできるので、試行錯誤しながらにはなりますが早く慣れることができます。
やり直す手間や大変さを省くことができるので余計な負担がかかりませんでした。
出産前後の移動の不安や出費がない
里帰り出産する場合は、予定日に合わせて実家に移動したり、また赤ちゃんを連れて自宅に帰ってきたりする必要があります。
実家が近所であればあまり負担は感じないかもしれませんが、遠方の場合は交通費の出費もありますし、移動に伴い体調の変化があったり、赤ちゃんへの負担など不安が伴います。
里帰りしない場合は、そういった不安・負担が一切なく、出産まで通常通りに過ごすことができました。
里帰り出産へのお礼など余計な気遣いがない
里帰りした場合、滞在中の実家への気遣いやお礼をどのくらいするべきなんだろうか?などという不安もあります。
お世話になったのだから当然という見方もありますが、そういった煩わしい不安や気遣いはできるだけしない方が気楽ですよね。
自分勝手と言われてしまうかもしれませんが、自分と赤ちゃんのことだけでも大変な時期に、余計な気遣いや負担を増やしたくないのが本音ではあります。
自宅近くの産院の方がママ友を作りやすい
出産後に入院中の産院で同時期に出産したママとお友達になることはよくあります。
また、産院のパパママ教室などで仲良くなることもあります。
里帰り出産だと、せっかく産院で仲良くなっても自宅に帰った後にお付き合いを続けるのが難しくなります。
ママ友は、大変な育児中に苦労を分かり合ったり助け合ったりできる貴重な戦友でもあります。
いろんな情報を共有したりもできるので心強いんです。
里帰りしないことで自宅近くの産院で友達ができるので、産後もお付き合いが続くことが多いです。
【デメリット】里帰り出産しなくて大変だったこと【体験談】
里帰りせずに感じたメリットをお話ししましたが、逆に里帰りしたら良かったかも・・・と感じたこともあります。
ここでは、里帰りしなくて大変だったエピソードを紹介します。
1人での育児は気が滅入ることも
特に産後1ヶ月検診が終わるまでは母子ともに体力が回復していないこともあり、基本外出はできません。
2人目以降だとそうは言っていられずに外出するママもいますが、ママの体力・赤ちゃんの免疫力両面から基本的には控えた方がいいです。
そうなってくると、お喋りできない赤ちゃんとずっと家の中にいるという状況になるわけです。
旦那さんも忙しい場合には、1ヶ月以上も大人とまともなお喋りできずということもザラです。
昼夜問わずのお世話で寝不足、赤ちゃんが泣いてばかりで家事も満足に出来ない。
その上気分転換に外出したりお喋りもできないとなると、めちゃくちゃ気が滅入ります。
ちょっと喋るだけでも気分転換になるんですけどね。
旦那さんはお仕事から帰ってきたら、話し相手になってあげてくださいね。
旦那さんが激務で不在がちだった我が家は、実家にいたら話し相手になる大人もいるのに・・・と思うこともあります。
よくよく考えると私の場合は、心安らかなお喋りができる相手は実家にはいませんが・・・
不安なことがあっても相談しにくい
このように、赤ちゃんがまだ生まれたばかりだと外出もままなりません。
生まれたばかりでママも赤ちゃんに不慣れなので分からないこと不安なことだらけなんですが、相談できる相手もいない状況なんですね。
実家にいたら・・・とも思いますが・・・まあ、我が家の場合はアレか・・・。
不安なことがある時は、ママ友や、病院、行政などの相談窓口を利用してもいいですね。
でも、初めてのママほど、
- こんなことで悩んでいるのは私だけかも
- これだけのことで相談して恥ずかしいかも
と思って相談しにくいんですよね。
でも、不安を1人で抱えてしまうのはよくありません。
パートナーであるパパに相談するのが一番いいですが、パパに相談できなければ、病院や行政の相談窓口も活用してくださいね。
1人での育児と家事のワンオペが大変
里帰りしないことの一番のネックがこれだと思います。
旦那さんが仕事に行っている間、1人で育児と家事をしなければならず、めちゃくちゃ大変です。
初めてなら尚更、手の抜き加減とか両立する自分なりの方法を確立できていないので慣れるまでめちゃくちゃ大変なんですよね。
上の子がいたらいたで、上の子の遊び相手やお世話も加わってきます。
夜に片付いていない部屋を見て、できていない自分にガッカリしてしまったり、自分を責めたりして余計しんどくなることもありました。
自分で何から何までしなくてはと思い込んでしまっていたんですね。
今なら、そんなに完璧にしなくてもいい。今は赤ちゃんの健康が一番。自分の体を休めることを第一に考えるとき。と割り切れるのですが、当時は思い詰めてしまうこともありました。
そんな私の経験から、もう少し周囲を頼ったらよかった。使えるサービスを使ったらよかった。とも思います。
里帰り出産しない場合の乗り越え方
里帰りしない時、ママの負担を軽くして大変な時期を乗り切るにはどういう方法があるでしょうか?
【親の協力が得られる場合】親に手伝いに来てもらう
親の協力が得られ、それがパパやママの負担にならない場合は、「自宅に親に手伝いに来てもらう」という選択肢があります。
自宅で親からのサポートを受けるメリットとしては、
- 家事や育児のサポートを受けられるので楽
- 新生児期からパパも育児に加われる
- サポート期間が終わった後も普段の生活に戻りやすい
- 上の子の学校や習い事を休まなくていい
などが挙げられます。
もしかしたら、里帰りよりこちらの方が娘側からしたらメリットが大きいかもしれませんね。
一方で、旦那さんにとっては義両親がずっと自宅にいる状態になるので居心地が悪いかもしれません。
そんな時は、親には夜間だけ近くのホテルに泊まってもらうようにお願いするといいかもしれません。
親側としても、ずっと娘の自宅にいるよりは気を抜いてホッとできる時間になるかもしれません。
デメリットとしては、宿泊するホテルや食費、光熱費の負担が大きくなることが考えられます。
【旦那さんを頼れる場合】旦那さんに活躍をしてもらう
親を頼れない場合は、旦那さんのサポートが不可欠になります。
お仕事もあるでしょうから、全てのサポートは無理かもしれませんができる範囲で旦那さんに活躍をしてもらいましょう。
- 仕事に行く前に洗濯をお願いする
- お風呂掃除
- ゴミの回収とゴミステーションへのゴミ出し
- 帰宅ついでに食料品の買い出し
- 夜間1回はミルクを飲ませてもらう
- オムツ交換
- 沐浴担当
など、出産前から相談しておきましょう。
洗濯機を使ったことがないなど、我が家のような旦那さんにはあらかじめ使い方をレクチャーして一緒にやってみましょう。
日用品の場所や、家電の使い方を紙に書いて分かる場所に置いておくのもいいかもしれませんね。
【ワンオペの人もそうでない人も!】使えるサービスは使う
旦那さんが激務で頼れなかったり、出張が多い職種だったりする場合、どうしても協力を得られない場合もあるかと思います。
また、日中はどうしても1人で家事・育児をしなければならないことも多いかと思います。
そんな時は、自分で全てしようと無理せずに使えるサービスは使いましょう。
お金がかかるかもしれませんが、それは一時的なものです。
無理してしまった結果、産後うつなど心身の健康を害してしまってはさらに状況は悪化してしまいます。
ママ本人だけでなく、家族みんなが快適に、健康に生活できるための必要経費と割り切って使うべきところにはお金をかけるべきだと思います。
週に1回だけでも家事代行を頼んでお掃除をしてもらったり、作り置き料理を作ってもらったりするだけで気分もスッキリして健康的な生活が送れます。
私も早く頼んだらよかったなあと後悔しています。
里帰り出産しない場合にしておくべき準備とは?
里帰り出産しない場合に、準備しておいた方がいいと私が感じたことをまとめてみました。
実際に必要かどうかはその時に判断するとして、いつでも使える準備をしておくのが大事です。
以下に詳しく解説していきますね。
便利な育児用品はフル活用!レンタルを利用するとお得
最近は便利な育児グッズが色々とあります。
忙しい家事と育児を回すには、便利な育児グッズは何でも使いましょう。
購入することで好きに使えるメリットもありますが、一旦レンタルで試すという方法もあります。
誰かが使ったものかもしれないから心配・・・というのもありますが、レンタルにはメリットもあります。
そういったものは、購入したものの数回しか使わないということもあります。
実際に育児グッズは短期間しか使わないものがほとんどです。
せっかく買ったものの数回しか使わなかったのではもったいないですよね。
そういう場合はレンタルが便利です。
使わなくなったり気に入らなかったら返却できて、別の種類のものをまたレンタルすることもできます。
気に入ったもので欲しかったら買えばいいんです。
レンタルは購入するよりも安く済むことがほとんどですから、お得に利用できるのも嬉しいです。
例えば、ベビー用品レンタルの「ベビレンタ」なら、お風呂グッズや抱っこ紐などの育児グッズのレンタルの他にも、使って便利だった育児グッズを購入することもできます。中古品をお手軽に購入することもできるので、中古品でも気にしないよという方にはとてもお得に利用できて嬉しいですね。
産前産後に使えるサービスを確認しておく
産前産後に使えるサービスは色々とあります。
- 陣痛タクシー
- 産後ケア施設
- ベビーシッター
- 家事代行
- 通販
- ネットスーパー
- 宅食
行政によっては助成を受けられる場合もありますから事前に確認しておきましょう。
家事代行サービス契約&お試し利用しておく
家事代行サービスは出産後無理ができない体で育児と家事をこなさなければならないママにとっての強い味方です。
人によっては、知らない人に家に上がられるのには抵抗があるかもしれません。
最近は色々な家事代行会社がありますが、利用するのに抵抗がある場合は特に、長年愛されて利用されているメジャーな会社を選ぶと安心です。
できれば、出産前に会員登録をしておき、お試しコースなどで使い心地を試しておくと必要な時に頼みやすくなりますからおすすめです。
家事代行サービスは色々ありますが、私のオススメは「ベアーズ」さんです。
ベアーズ家事代行は、しっかりと研修している方が対応してくれるので、実際に何度か利用させてもらいましたが、いつも気持ちよく利用できますし、人の当たり外れも少ないです。時間内に複数の家事を頼むことができるので、例えば、
- 料理に○分
- 掃除に○分
- 買い物に○分
というふうに複数の家事を頼むことができます。
プロの方が家事をしてくれるので、こちらの期待した以上の仕上がりになるのがいつも気持ちいいです。
以前に年配の女性が来てくださった時に、お願いした家事以外にも子育てについて話を聞いてくれたことがあって、私も昼夜めちゃくちゃな生活になっていた時だったのでとても癒されました。
お仕事をしてくださる方との相性もあるかと思いますが、家事をしていただく以外にも、リフレッシュになって精神的にも楽になるので決して金額的にも高いとは感じませんでした。
出産後に初めてお願いするのは抵抗があると思うので、できるだけ出産前に試されることをオススメします。
※時期によってお試しキャンペーンをしていることもありますので、ぜひチェックしてみてください。
ネットスーパー、食材配送、通販に会員登録しておき、産後のサービスを調べておく
産後は、思っている以上に行動が限られます。
小さい赤ちゃんを抱えて思うように買い物にも行けなくなります。
お住まいの地域で使えるネットスーパーは調べておき、できれば会員登録していつでも利用できる状態にしておくか、実際に使ってみて使い勝手を確かめておきましょう。
その際に、産後のサービスまで調べて置けると完璧です。
というのは、ネットスーパーや食材配送では、妊婦さんや小さいお子さんのいるご家庭向けに配送料割引などのサービスを行っている場合が多いからです。
どうせ利用するならお得に利用できた方がいいですよね。
例えば、生協やコープの場合はそのような配送料の割引がありますし、扱う商品自体も体に優しかったり安心安全なものがたくさんあります。
こちらも、お試しができるものは出産前にお試しをして、相性や使い心地を確かめておくのがおすすめですよ。
食材宅配サービス・ネットスーパー | オススメキャンペーン |
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イオンネットスーパー | |
Oisix(おいしっくす) | 【期間限定】biz-mom入りOisixプレママおためしセット |
コープきんき | ※近畿地方の方はこちら |
生協の宅配パルシステム | ※関東の方はこちら |
楽天・西友ネットスーパー | |
Amazon×ライフネットスーパー |
日用品の買い溜めは私は必要ないと思います。
何せ、母乳パッドも悪露用のパッドも哺乳瓶でさえも子どもを産んでみないと必要かどうかは人それぞれで、どのくらい必要かがわからないからです。
なので、出産前にできることは、ネットスーパーや通販に会員登録しておき、いつでも帰る状態にしておくことです。
ネットスーパーや通販なら家からでなくても買い物でき、おうちまで届けてくれるので赤ちゃんと一緒の生活にはとても便利です。
なお、ネットスーパーや通販には育児中の方がお得に利用できるサービスを提供していることがとても多いです。
事前に調べておくことで、お得なサービスをいち早く利用することができます。
例えば通販サイトのAmazonはお子さんがいる家族が利用できる様々なサービスAmazonファミリーを提供しています。必需品のおむつも割引価格で購入することができるので、私も産後すぐに登録しました。
めっちゃ便利なので、このサイトでも記事にしています。ぜひ読んでみてください。
産後のために料理をつくり溜めして冷凍しておく
産後にお手伝いが見込めない場合は、体調回復しない体を押して料理を作る必要があるかもしれません。
体力回復のためにも食事は大事です。しっかり食べる必要があります。
体調が回復しない中でも簡単に準備ができて食べられるように、冷凍できる料理を作り溜めして冷凍しておくのがおすすめです。
野菜スープなどはバランスよく栄養が取れますし、時間がなくても食欲がなくても食べやすいのでおすすめです。
そのほかにも、野菜を茹でたり切ったりして冷凍しておくだけでも簡単にお味噌汁や野菜炒めが作れるのでいいですよ。
ミールキットを宅配してくれる業者もいくつかあるので、出産前にいくつか試して、お気に入りを見つけておくのもいいですね。
ミールキット宅配会社 | お得なキャンペーン |
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ヨシケイ | ★YOSHIKEI★4つの選べるミールキットお試し5days \全国で好評発売中/ |
オイシックス | 【期間限定発売】渡部健監修kit Oisix入りおためしセット】 |
※キャンペーンは時期によって終了していることもあります。
これらの他、上で紹介したネットスーパーでもミールキットを販売しているところが多いです。
ぜひ活用してみてください。
旦那さんと家事育児のやり方を共有しておく
今は使えない旦那さんでも、赤ちゃんが生まれたら戦力として協力してもらう必要があります。
その日に備えて家事・育児のやり方を少しずつでもいいので共有しておきましょう。
- 仕事に行く前に洗濯をお願いする
- 畳んだ洗濯物を収納してもらう
- お風呂掃除
- ゴミの回収とゴミステーションへのゴミ出し
- 帰宅ついでに食料品の買い出し
- 夜間1回はミルクを飲ませてもらう
- オムツ交換
- 沐浴担当
など、出産前から相談しておきましょう。
洗濯機を使ったことがないなど、我が家のような旦那さんにはあらかじめ使い方をレクチャーして一緒にやってみましょう。
日用品の場所や、家電の使い方を紙に書いて分かる場所に置いておくのもいいかもしれませんね。
まとめ
里帰り出産をするママは全体の約半数ほどで、第二子以降になると徐々に減ってくる傾向にあります。
私は第一子から里帰りはしないで出産しました。
里帰りするメリットとしては、親のサポートを受けることができるので体力面・精神面的に安心して過ごせるというものがあります。
ただ、実家が遠方だったり、実家との関係性、家庭の事情を考慮して里帰りしない方がいいと判断する人も多くいます。
実家が必ずしも過ごしやすい環境というわけではないので、ママが過ごしやすい環境で育児をしていくのが大事かなと思います。
産後すぐは、ただでさえ体力面もメンタル面もガタガタになります。
そんな中で赤ちゃんのお世話をし、家族のサポートをしていかなければならないのは至難の技です。
里帰りせずに自宅で産褥期を過ごす場合は特に、使えるサポートはフルに使って、体力面でも精神面でも安定した生活ができるように前もって準備することが重要になってきます。
実家や旦那さんのサポートが期待できない場合は、公的サービスや企業が提供しているサービスをフル活用して産後の大変な時期を乗り切っていきましょう!
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