初心者必見☆メダカ飼育に最低限必要な知識まとめ

この記事は約33分で読めます。
  • メダカを初めて飼うので良くわからない。
  • 何を用意するべき?注意するべき点は?
  • メダカを飼育する上で最低限知っておくべき知識を手早く知りたい。

そんなお悩みに答えます。

メダカ飼育初心者が飼育を始める前にとりあえず知っておきたいこと

金魚鉢のメダカ

メダカにとって必要なものは

メダカにとって必要なもの

エサ×スペース×水

です。

この3つの環境を整えてあげることがメダカ飼育にとって最低限必要になります。

それぞれのポイントを抑えることで、メダカにとってより快適な環境を整えてあげることができます。

飼育に必要な道具については、別の記事でまとめていますのでご参考になさってくださいね。

↓↓

【エサ】メダカは何を食べるの?餌やりの頻度は?

メダカは雑食性なので、比較的なんでも食べます。

メダカの餌
  • 水中のプランクトン
  • 水草
  • 人工のエサ

メインの餌としては、人工のエサが食べている様子もわかりやすく、量や回数も管理しやすいのでオススメです。

メダカは体も小さいので思った以上に少ない餌で十分です。

エサをあげすぎてしまうと、水中に溜まって腐ったりしてしまい、水質の悪化につながるので注意しましょう。

エサは1回につき、3分程度で食べ切れる量にします。

メダカは胃にあたる器官がないので食べためることはできないようです。

なので、一度にたくさん与えるのではなく、複数回に分けてあげる方がいいのですね。

体力を消耗しやすい夏は1日に2〜3回、寒くて活動が鈍くなったり冬眠する冬場は1〜2日に1回で十分です。

ミジンコもネットで買える時代・・・

【スペース】メダカ飼育に水槽の大きさはどれくらい必要?

広い水槽アクアリウム

メダカの飼育に必要な容量は、メダカ1匹に対して1Lと言われています。

密すぎる空間でメダカを飼育してしまうと、水中の酸素が不足したり水が汚れやすくなります。

また、混みすぎていることでメダカのストレスとなって卵をうまなくなってしまったりするのです。

広い分には悪影響はないので、できる範囲で広い水槽を用意してあげましょう。

ビオトープで飼うのも素敵(*´∇`*)

【水】メダカ飼育のために水道水を使うならカルキ抜きが必要。カルキ抜きの方法は?

私たちが普段使っている水道水には消毒のための塩素が含まれています。

この消毒のために使う薬剤をカルキと呼んでいます。

水道水に含まれる塩素は、私たち人間にとっては体に害のない量になっていますが、体が遥かに小さいメダカにとっては有害なんです。

なので、メダカの飼育に使う水は、水道水の塩素成分を抜いてあげなければなりません。

この作業を「カルキ抜き」と言います。

カルキ抜きには2つの方法があります。

カルキ抜きの方法
  • 水道水を1〜2日太陽に当てる
  • 市販のカルキ抜き剤を使用する

実は、カルキ抜きは水道水を放置するだけでできます。

水道水をバケツなどの口の広い容器に入れ、太陽の当たるところに1〜2日放置するだけです。

水道水をベランダやお庭などの日光の当たるところに放置しておくだけなので簡単ですよね。

ただ、この方法だと1〜2日待たなくてはなりません。

屋内では、2〜3日かかると言われます。

  • そんなに待てない!
  • すぐにカルキを抜きたい

そんな時には市販のカルキ抜き剤が便利です。

カルキ抜き剤には、固形タイプのものと液状タイプのものがあります。

固形タイプのものは、昔からあるもので透明の小さい石みたいな見た目のものです。

安価でコスパがいいですが、大きさが不揃いなので、精密さが必要とされる場合は不向きです。

また、水温が低いと溶けにくく溶けるまでに30分程度かかることもあります。

それでも汲み置きをしておくのに比べたらかなりの時短になりますよね。

液状タイプのものは、水道水に混ぜるだけで素早くカルキ抜きができます。

水質改善効果のある商品もあるので、手早く最適な飼育水を作りたい場合は液状がおすすめです。

【水】飼育水の交換は週に1回、1/3の量を

1ひきのメダカ

メダカを飼育して数日経つと、食べ残したエサやフンなどで水が汚れてくることに気がつきます。

汚れた水の中には、メダカにとって有害な成分が溜まってくるので、メダカも健康を保てなくなってしまいます。

野生のメダカが生きている環境では、川の流れなどで常に水が循環し、自然に綺麗な状態が保たれています。

しかし、飼育されている環境では、基本的に水の出入りがない水槽内で生活しているので、必要に応じて飼育水を交換してあげる必要があるんですね。

水換えの頻度としては、

水換えの頻度
  • 夏場:週に1回程度
  • 冬場:2週に1回程度

夏は気温が高くなり、メダカの活動も活発です。

そのためフンもたくさんしますし、腐敗もしやすいです。

なので、エサをやる時に水槽内も観察して汚れる前に水の色が変わってきたり汚れが沈殿したきたタイミングで水換えをしてあげましょう。

冬場は、メダカの動きも鈍くなり、冬眠することもあります。

そのためエサもそれほど食べませんし、水も汚れにくいです。

なので、水換えの頻度もそれほど頻繁でなくても大丈夫です。

一度に交換する水の量は、水槽内に入っている飼育水の1/3程度を目安にします。

メダカは、水の温度や環境の変化に敏感なので、あまりにガラリと環境が変わってしまうとめだかにとってショックになってしまうんですね。

良かれと思ってした水交換が逆にメダカを弱らせることになったら嫌ですもんね。

注意しましょう。

【水】メダカの飼育にエアレーションはいらない

激しい水の流れと泡

メダカを飼うってなったときに、私がまずイメージしたのは水槽内の水にブクブクして酸素を供給する装置(エアレーション)。

昔、金魚を飼っていたときに水槽の中に入れてたんですよね。

エアレーションがあることで、

  • 水を濾過してきれいにする
  • 水を循環させて滞留をなくす
  • 酸素を供給する

という役割があります。

ブクブクさせることで、酸素を十分に供給するだけでなく、水の流れを作って飼育水槽内の水を循環させきれいに保つ役割もあるんですね。

ただ、小さいメダカの場合、エアレーションは必ずしも必要ない、むしろ要らないというのです。

メダカは、水の流れがない、もしくは穏やかで静かな場所を好みます。

メダカは、体が小さいため、エアレーションの気泡が大きく大きな揺れが発生するとストレスになったり、体力を消耗し、餌を上手に捕食できなくなる恐れがあるのです。

酸素供給の役割としては、エアレーションの代わりに水草を入れ、日光の当たる場所においてあげると良いです。

水草が光合成で酸素を作って供給してくれます。

ただ、水槽に対してメダカの数が多い場合や、縦長の水槽など、飼育状況によってはエアレーションがあった方がいい場合もあります。

そういう場合は、エアレーションから出てくる気泡を小さくしたり、エアを少なくしたりして水流が強くならないように調節してあげましょう。

我が家では、水草を購入することにし、うまくいかなかった時の保険として酸素剤を購入しました。

【酸素補給+非常食】メダカの飼育に水草は必須

水草の水槽とメダカ

そういうわけで、メダカの飼育にエアレーションは必ずしも必要でないことがわかりました。

しっかりと飼育しようと思ったら色々と揃えたくなりますが、もしかして飼育がうまくいかなくてやめてしまうこともあり得ますし、なくても困らないものなら省きたいところです。

ということで、我が家ではエアレーションは購入しないことにしました。

ということは、酸素供給のためにも水草は必須になります。

水草は、酸素供給の目的以外にも、メダカの隠れ家であったり、将来的に卵をうむ場所にもなります。

水質を保ってくれるだけではなく、メダカの非常食としての役割もあるので、できるだけ揃えてあげる方が良さそうです。

メダカ飼育に底石はとりあえず不要

水槽と敷石

今回、購入するかどうか迷ったものの一つが「底石」です。

底石には次のような役割があります。

  • メダカの自然環境にできるだけ近づけるため
  • 石に住みついたバクテリアによる水質の改善
  • 水草の重石として
  • 水槽の見た目のよさ

ただ、メダカの場合は水槽に底石を入れなくてもあまり問題ないようなので、拘らないようなら不要かもしれません。

飼育始める時に試しに購入して入れてみたものの、お手入れが面倒なことと、メダカが思ったよりも小さくて石に挟まれてしまいそうになったところを目撃したので怖くてやめました。

飼育に慣れてより良い環境を用意したいと思うようになったら、また、将来的にアクアリウムを作ってみたいと思っているので、その時には用意しようと思います。

まとめ

いざ子どもにせがまれてメダカを飼育してみようとなった時に、意外にも気を遣うことや良かれと思っていたことが逆効果だったということが多かったです。

実際に飼ってみて気になったこともあります。

メダカ飼育に最低限必要な知識まとめ
  • メダカは雑食。普段の餌は人工餌がおすすめ
  • 餌やりの頻度は夏2回/1日、冬1回/2日
  • メダカ飼育に必要な水槽は1匹につき1L程度
  • メダカの飼育には水道水のカルキ抜きが必要。
  • 飼育水の交換は夏は週1、冬は2週に1回。1/3の量を
  • 水草は必須
  • エアレーションや底石は必須ではない

そもそも生き物を飼うのは苦手でしたが、メダカが日々可愛く感じてきました。

子育て中で、あまり手をかけることは難しいですが、せっかく飼うことになったのだから、メダカにとってもできるだけ大切に快適な環境を整えてあげれたらなあと思います。

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