- 4歳、5歳になってもしつこくおっぱいを触ってくる。
- 子どもがいつまでもおっぱいを触ってくるので不快に感じてしまう。
- 本当にやめて欲しいのだけど、やめてもらう方法はある?無理にやめさせても大丈夫?
そんなお悩みに答えます。
男の子に多い、おっぱいへの執着。
子どもが卒乳してから何年も経つのにまだママのおっぱいを触ってくる。
それに嫌悪感を抱いてしまって、そのことにまた嫌悪感・・・
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
同じように、子どもが大きくなってきたのにまだおっぱいを触ってくることでお悩みのママは私の周りにも多いです。
そして私も、同じ悩みを持つママの一人です。
しっかりとしたデータがあるわけではありませんが、私の周りでも、卒乳を機にあっさりとおっぱい離れをする女の子と対照的に、卒乳が長引いたり、卒乳後もおっぱいに触るのをなかなかやめることができないのは男の子に多い印象です。
もちろん、女の子にもおっぱい離れがなかなかできないお子さんもいらっしゃいます。
その子によって、おっぱいの触り方もそれぞれだと感じます。
赤ちゃんの時は、毎日授乳をしていて、赤ちゃんがおっぱいに触れるのはママにとっても通常運転でした。
私も授乳の際に子どもがおっぱいに手を添えながら飲んでいるのを見て可愛いなあと思っていました。
ただ、流石に卒乳してからかなり期間も経ち、あの頃小さかった赤ちゃんとは比べ物にならないほど成長して体もしっかりとしてきています。
言葉も達者になってきて時に大人顔負けの言葉を発していることも。
にもかかわらず、いつまでもおっぱいを触られると違和感があるのと同時に、
- おっぱいを触り続けてるって大丈夫?依存?
- いつまで触り続けるの?
- おっぱいを触られることにより嫌悪感がある
- 子どもにおっぱいを触られて変な気持ちになる私はおかしい?
- さすがに外ではやめてほしい
そんな気持ちも湧いてきますよね?
この記事では、卒乳してもいつまでもママのおっぱいを触ってくる子どもについての理想的な対応について考えていきたいと思います。
子どもがおっぱいを好きな理由
なんで子どもはおっぱいが好きなんでしょう。
その理由を検証してみました。
あったかい
人肌のおっぱいは温かいです。
暖かいものに触れているとそれだけで気持ちがいいですよね。
暖かい飲み物を飲むとホッとするように、暖かいものには気持ちを安定させる働きもあるように感じます。
子どもも、ママの暖かい胸に抱かれてホッとしているのかもしれません。
柔らかい
ふかふかしていて柔らかいおっぱい。
その感触も子どもにとっては魅力的なようです。
下の兄弟の授乳期を終えて小さくなってきたママのおっぱいに気がついて、「小さくなっちゃった!」と泣いた子のエピソードを聞いたことがあります。
(こっちが泣きたい・・・)
ふかふかのクッションやお布団のような感覚なんでしょうか?
ただ、授乳期を終えて貧乳になってしまったおっぱいでも触ってくるのはなんでだろう?
満たしてくれる
毎日何度もおっぱいを飲んできた赤ちゃんは、おっぱいは食欲を満たしてくれるものであることを知っています。
また、赤ちゃんはおっぱいを飲むことで生理的な欲求を満たすだけでなく、精神的な満足感を得ていることも知られています。
フロイトによると、人間の発達段階には5つの段階があり、生まれてから1年半くらいの赤ちゃんの時期を「口愛期」と位置付けています。
この時期に人は生まれて初めての快楽を見つけます。
乳児が母の乳房をふくみ,乳を吸うという口唇,口腔領域の働きが乳児に主要な快感をもたらすそうです。
本能的な快楽を満たすことで、母乳をとり生存することと密接な関わりがあるだけでなく、授乳を通して安心感や信頼感なども口から受け取っているのだそうです。
そう考えるとつくづく人間てよくできているし、すごいなあと感じますよね。
このように、おっぱいを飲んでいることはめちゃくちゃ気持ちがいいことなんです。
赤ちゃんって、おっぱい飲んでいる時めちゃくちゃ恍惚とした表情してますもんね。
なので、その気持ちがいい記憶が大きくなっても残っているのかもしれませんね。
子どもが4歳、5歳、それ以上になってもおっぱいを触る理由とは?
小さい子どもがママのおっぱいを触ることについて、性的な意味は全くないと言っていいです。
基本的には授乳と同様で、精神的な安らぎや安心感を求めているための行動です。
いつもママがそばにいて守ってあげられた赤ちゃんの時期とは異なり、幼児期になると、さらに子どもの世界は広がっていきます。
好奇心も出てきて、子どもたちは常に新しい経験や環境と出会っていきます。
そんな中で、子どもの気持ちは不安定になりやすいのだそうです。
新しい体験をして、不安になったり失敗をして、また安心できる場所に戻ってきて英気を養って、また新たな挑戦をする・・・
新たなことに挑戦したい気持ちと不安な気持ちの間を行ったり来たりし、その繰り返しで自信をつけ成長していくそうです。
私たち大人もそうかもしれません。
まだまだ小さい子どもたちは、不安な気持ちや甘えたい気持ちを自分で解消するのは愚か、言葉で表現するのも下手くそです。
だから、最も安心できるママの胸で不安な気持ちや揺れる気持ちを癒しているんですね。
我が家の子どもたちもよく、
- ママに抱っこすると安心するよね〜
- ママの匂いっていい匂いだよね〜
と言っています。
子どもたちにとって、最も安心したり甘えたりできる存在だというふうに受け取ると、なんとも光栄なことです。
ママやママのおっぱいは、成長過程で不安定な子どもたちが安心して甘えられる一番の精神安定剤、安全基地なんですね。
ただ、子ども自身も周りの反応などを見ていてなんとなく「おっぱいを触ることは恥ずかしい」ことがわかっています。
本人も照れくさい気持ちもあって、ニヤニヤしながらふざけながら触ってしまうこともあります。
それがママから見たら、いやらしく感じてしまって嫌悪感を抱く原因になっている場合もあります。
子どもが気持ちを落ち着かせることができるのがおっぱいに触れることだとわかりました。
でも、子どもがおっぱいを触ってきたらやめてほしい!と思うことってありませんか?
次はその理由についてみていきます。。
【落ち込む必要なし】子どもがおっぱいを触ってくるのを不快に感じるのは当たり前!その理由とは?
子どもが安心を求めてママのおっぱいを触ることがわかりました。
子どもが安心を求めてくるのに、私ときたらおっぱいを触られてゾッとしている。
時に「触らないで!」なんて声を荒げることも・・・
わたしって、ママ失格だよね。
なんて落ち込んでいませんか?
実は、ママが子どもにおっぱいを触られて嫌な気持ちになるのにもきちんと理由があるんです。
近親相姦のリスク回避
おっぱいは赤ちゃんへの授乳のための期間であると同時に、人間社会では性的要素を含んでいます。
特に、神経末端の集まる乳首は快感を感じやすい場所としても認識されています。
そう言った、性的な場所を我が子に触られるということで、近親相姦のリスクがあると本能が危険信号を発している可能性があります。
多様な遺伝子を残すために、生物は本能的に近親相姦を嫌がる傾向にあります。
なので、子どもにおっぱいを触られることで不快に感じることは生物として当然のこと。
ママは、親として優秀ということになります。
似たような理論で「ウエスターマーク効果」をあげることがありますが、これは近親相姦と似ていますが違う理論です。
ウエスターマーク効果は、「幼少期から同一の生活環境で育った相手に対しては、長じてから性的興味を持つ事は少なくなる」という
エドワード・ウェスターマークが提唱した仮説的心理現象です。
「幼少期から同一の生活環境で育った相手に対しては」ということですから、ママと子どもの関係には当てはまらないと考えられます。
子育ての本能
赤ちゃんを子育て中のママが、上の子がおっぱいを触ってくることに嫌悪感を覚える場合は、子育ての本能が強く出ていることが考えられます。
子育て中は、最も弱い存在である赤ちゃんを一生懸命に守ろうという本能が働くため、ママは感覚が過敏になったり攻撃性が増したりします。
上の子がおっぱいを触るのを不快に思うのも、赤ちゃんを守ろうとする母性本能が働いていると考えれば、当然のこととも言えます。
私も下の子が生まれてから上の子が妙に鬱陶しく思えてしまって悩んだことがありました。
とはいえ、上の子もまだまだ未熟な子どもですから、難しいところですが、できるだけ冷静に対応したいところです。
子どもがおっぱいを触ってきたら絶対にNGな対応とは?
そもそも、子どもがママのおっぱいを触ること自体は悪いことではありません。
叱ったり怒ったりすることで変な罪悪感を植えつけてしまう可能性がありますし、我慢した結果、他の問題行動に出る可能性もあります。
なので、怒ったり罰を与えたりして無理に止めさせようとするのはNGです。
おっぱいを触ってくることは悪いことではないと言いつつも、やめてほしいと考えている場合は笑ったりはぐらかしたりしてごまかすのはやはりNGです。
ママや先生のおっぱいを触った時に、笑ったりふざけてきゃーとか言っている場合は、子どもから見たら「良い」反応が得られていると思っている可能性もあります。
子どもはママの反応をよく見ていますから、触った時に笑っているとなるとおっぱいを触ることは良いこと・ママが喜んでいると考えがちです。
本当はやめてほしいとか、子どものために我慢しているというような本心の部分は子どもには伝わりにくいです。
ママと子どもが双方に苦痛を感じることなく納得してやめられるようにするのが理想ですね。
子どもがおっぱいを触ること無理にやめさせてもいいの?理想的な対応とは?
子どもの精神的な安定につながると言うことで、ママが不快に感じない場合は、
そのまま続けさせてOK。
ただ、人前でするのはやめて欲しいものですよね。
なので、そう言った場合は、
人前で触るのはママも恥ずかしいからやめようね。
と伝えましょう。
どんな理由にしろ、無理やりやめさせてしまうのはよくありません。
保育士の友だちに聞いたのですが、やはりおっぱいを触るのは精神を安定させる目的で触っているので、「無理に辞めさせた場合は他のところに歪みがいくよ」とのことでした。
例えば、小学校に入学する、引っ越すなどの子どもが精神的に不安になる出来事があった時、通常ならママに甘えたりおっぱいを触るなどして子ども自身もバランスを取ろうとします。
でも、その時におっぱいを触るのを禁止されていて触れなかったら・・・
不安をうまく解消できずに、精神的なバランスを崩してしまったり、他の問題行動に出ることも実際にあるそうです。
「そうなるくらいなら、おっぱいを触られ続けている方がまし!」とそのお友だちは話していました。
それは私も同感で、まだうまく不安を表現したり解消できない子どものためにも、安心できる方法というのは残してあげる方がいいかなと思っています。
なので、やめさせる場合にも、できないように無理に取り上げるのではなく、子どもが不安を解消できるような代わりの方法を一緒に探したり見つけてあげるのがいいのかなと思います。
【ママが不快に感じてしまう場合】子どもがおっぱいを触るのをやめさせる効果的な方法は?【体験談】
子どもがおっぱいを触るのは、成長過程で不安定になりがちな心を安定させるために行っているということがわかりました。
ただ、年齢を重ねるに従って、ママにも違和感が湧いてきますよね。
私も、子どもの成長とともに、おっぱいを触られることによって不快感が湧いてくるようになりました。
子どもは可愛いし甘えられることも嬉しいんだけど、その気持ちとは別に、おっぱいを触って欲しくない!と思うようになったんです。
- 子どもが甘えたい気持ちもわかる
- 甘えさせてあげたい
- けど不快!
なので、めちゃくちゃ悩みましたし、色々な方法を試しました。
でも、
どれも効果はありませんでした。
子どもとしては、赤ちゃんの頃から毎日自然に触っていて安心するものでもあるので、突然今日から触っちゃダメって言われても訳わからんし・・・って感じなんでしょうね。
柔らかくてあったかくて空腹も満たしてくれ、ママがこっちを見てくれているボクとママだけの授乳期の記憶があったら、そりゃ大好きでしょうよという気持ちもわかります。
けど、不快!
このままじゃ子どもにとっても良くない!
ということで、意を決して「おっぱいもにもに卒業プロジェクト」発足です
対応例:
「ママのおっぱいを触ると安心するんだね」
「わかる〜。気持ちいもんね。」
「でも、ママのおっぱいは赤ちゃんが飲んだり、大事なプライベートゾーンでもあるんだよ。
だから、ママはおっぱいを揉んで欲しくないんだ」
「代わりに優しく手を置くか、抱っこするのはどうかな?」
「他に、○○くんもこうしたらいいと思うアイディアはある?」
「これからは、揉まないでこうしてね。ありがとう」
って感じです。
※プライベートゾーンに関しては、こちらの記事にて説明しています。
特に、男の子って、言葉で理解することが苦手な傾向にあるような気がします。
なので、言葉で言ってもなかなか腹落ちしないというか、理解するまでに時間がかかる。
時に怒ってしまっても、ママも人間なので仕方ないと思います。アリだと思います。
ただ、できる限り冷静に、繰り返し繰り返し伝えていくしかないのかなと思います。
何度も冷静に伝え続けていると、ある日突然、子どもが開花する時があるんですよ。ブレイクスルーが来るんです!
ママが嫌がってるから、ボクしないよ。って、当然のようにいう日が来るんですよ。
我が家も、2歳から5歳くらいまで、めちゃくちゃ毎日触られてイライラしまくっていました。
でも、あれ?最近あまり触ってこないな、って気づくことがありました。
今でも時々触ってきますけど、でも、ずっとは続かないって諦めることも必要なのかもしれません。
とはいえ、こう言った対応に正解はありませんよね。
成功例を参考にして、親子でじっくりと探って行ってみてください。
まとめ
子どもが卒乳してもおっぱいを触ってくるのが不快です。
なんとかやめてもらいたくて悩んでいます。
記事の中では、子どもにおっぱいを触って欲しくない場合の対応の仕方や、我が家で実際に行って効果があった方法を詳しく書きました。
同じようなことでお悩みのママのお役に立てたら嬉しいです。
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