- 旦那がずっとスマホでゲームしている!
- 子どもが遊んで欲しいと言っているのにゲームばかりしてしまう。
- これってちょっと異常かも。どうしたらいい?
そんな疑問に答えます。
旦那がずっとスマホゲームをしているのはネトゲ依存症かも
休みの日に旦那さんがずっとスマホを離さずゲームばかりやっているってことはありませんか?
そこまでいかなくても、旦那さんがスマホを離さない。ずっと画面ばかり見ているという話をママ友から聞くことがあります。
我が家の旦那さんも、長い間オンラインゲームにハマっています。
結婚する前はわからなかったのですが、結婚して一緒に暮らすようになってその問題点が次々と明らかになりました。
ゲーム以外には趣味といった趣味はなく、仕事から帰ってきたり休みの日だったり家にいる時はほぼゲームをしています。
同じゲームをしている人と「決めた時間に集まらないと迷惑がかかる!」と言ってゲームのスケジュール優先で生活していました。
ゲームをしている人には独身の人や学生もいるだろうし、ある程度時間が自由になる人もいるかと思います。
ただ、家族としては全てをゲーム優先で会話も満足にできない、お出かけもできない、何のために結婚したんだろう・・・と思ってしまいます。
平日も夜中まで明かりを煌々とつけてゲームをしており、チャットの会話やマウスのクリック、キーボードの打つ音などが夜中まで響いていました。
それが原因で私も寝不足になってしまうようになりました。
明け方にゲームが終わるとベッドに潜り込んでくるのでそれで目が覚めてしまうこともしばしばでした。
夜中にふと目が覚めると電気や冷暖房全開でゲームをしていて光熱費も気になります・・・
本人も寝不足で大丈夫なんだろうか?
休みの日でもゲームをしていないときはうととうとしていたり、お昼寝をしているので家事は愚か、家族との時間は全く持てません。
「子どもができたら変わる」と本人。
私もその言葉を信じましたが、当然、子どもが生まれてもその生活が変わることはありませんでした。
そんな言葉を信じた当時の自分を引っ叩いてやりたい。
でも、信じたいから信じてしまうんですよね・・・
- 子どもと遊ぶよりゲーム
- 旦那に子どもを預けて私が出かけている間もゲーム
正直ドン引きです。
こちらも息抜きにと思って完全にやめてとは言いませんが、せめて家族との時間は確保して欲しい。
冷静に訴えようが、怒っても、泣いて訴えても「わかった」といって止めるのはせいぜいその日だけ。
次の日には再開されていて、結局やめてくれません。
辞めるどころか、どんどんエスカレートしているように感じます。
人の価値観も趣味もそれぞれだし、夫婦として妥協やあゆみよりももちろん必要です。
私も主人の趣味として理解しようと努力したり我慢したりもしました。話し合いもしました。
ただ、流石にここまでくると異常!病的やな・・・
と思いました。
ネトゲ依存とは?
ここでいう「ネトゲ」とは「インターネットゲーム」の略でオンラインゲームのことを指しています。
では、「ネトゲ依存症」はどんな状態のことでしょうか?
2015年に改定された米こき精神医学会の診断基準(DSMー5)によると
つまり、インターネットやゲームにハマってしまい、やる時間を自分ではコントロールできなくなった状態です。
やめようと思ってもやめられず、現実世界の生活に支障をきたしている状態になってしまいます。
DSMー5によると、オンラインゲームだけではなくインターネット自体も依存性が高いとされています。
ただ、本人は病的だという自覚がないことも多く、人間関係も悪化してしまうので孤立してしまい、それが依存症にさらに拍車をかけるという悪循環も心配されます。
WHO(世界保健機関)は、2018年6月に「ゲーム障害」をアルコール依存や買い物依存症と同じような精神疾患と認定しました。
世界的に見てもゲームに関する問題は深刻化しているようです。
何度話し合ってもネトゲを自制してくれない!その理由は?
我が家の旦那の場合、テレビゲームはそんなにハマらずに時間で止めることができるのですが、スマホやパソコンでやるネットゲームになると自制できないようです。
インターネットやオンラインゲームはオフラインのゲームよりももっと依存性が高いと言われています。
それはなぜなんでしょうか?
旦那の様子を観察して理由を考えてみました。
ゲームを中断しにくい仕組みになっている上に、心に隙間を持っていると余計に抜け出せないことがわかります。
一つ一つを詳しくみていきましょう。
【理由①】オフラインのゲームと違って、画面の向こうに相手がいる
オンラインゲームでは、昔のゲーム機を使っているゲームとは違って、オンラインで世界中の人と繋がって同じゲームを楽しんだりチームを組んで遊びます。
画面の向こうに仲間がいることで誰かと繋がっていることで孤独感が紛らわされます。
なので、現実生活で人間関係の問題を抱えていたり居場所がないと感じている場合には、オンライン上に自分の居場所を感じ心地いいと感じます。
また、オンライン上の仲間との連帯感や仲間意識が生まれるので途中でやめたり1人だけ抜けることが難しくなってしまいます。
これらがオンラインゲームがやめにくい理由の一つと考えられます。
【理由②】「クリア」という終わりがなく、延々と続くゲーム
オンライン上のゲームでは、「クリア」という終わりがなく永遠と続くゲームも多いです。
クリアがないことでやめどきがなく「もっともっと」と続けてしまい、キリがないため一度始めるとやめにくいという特徴があります。
【理由③】レベルをあげたり、アイテムを手に入れるために多くのお金や時間が必要
オンラインゲームの中には、レベルをあげたりアイテムを手に入れるために多額のお金が必要だったりたくさんの時間をかける必要があるものがあります。
もっと強くなるために、レベルをあげたりアイテムを集める必要があり、そのためには費用や時間を費やす必要があるのです。
これは次の承認欲求の面と強く結びついています。
【理由④】強くなると、他の仲間から崇められる
すでに述べたとおり、オンラインゲームではオンライン上の他の人と一緒にプレイしたりチャットで話しながらゲームを進めていくこともあります。
そんな中、自分が強くなったり技術が突出していると、他の仲間から褒められたりチームを組もうと求められたりするそうです。
旦那さんによると、ネット掲示板などで称賛されたり神と崇められることもあるそうです。
そういった過程で承認欲求が満たされるんですね。
なので、より強いレベルやアイテムを求めてよりたくさんの時間やお金を費やしてしまうという悪循環が生まれます。
当然本人たちはそれを悪循環とは思っていないでしょうが・・・
特に現実社会で満たされない思いを持っている場合には、代わりをオンラインに求めてしまう場合も少なくありません。
【理由⑤】次々とアップデートされるので飽きない・終わりがない
そもそも、ゲームを作る側としては、長時間ゲームをやって欲しいですし、課金して欲しいのでそのための仕組みがうまく作られています。
それもあってインターネットやオンラインゲームは依存性が高く、なかなか抜け出せない要素が盛り込まれていることがわかります。
次々と新しいバージョンがアップデートされるので飽きないし、終わりがないです。
強い意志を持って「ここまで」と線を引かないと終わりがないことがわかります。
ネトゲ依存症が家族に及ぼす問題点とは?
では、家族がネトゲ依存症もしくはそれに近い状態になった場合に、他の家族にどのような悪影響を及ぼすのでしょうか?
私が実際に体験して感じたことをまとめてみます。
家族を全く顧みない
ネトゲ依存症はゲームが生活の優先順位第一位になってしまっています。
家族のことは全く顧みない行動をとっています。
脳の報酬系という快楽を感じる部分がゲームにのみ過剰反応する状態になってしまっていることで、他のことには興味を示しにくいです。
しかも感情を抑える機能も低下してしまうので感情的になったり怒りっぽくなってしまう可能性があります。
他の依存症と同様にネトゲ依存も脳を破壊してしまうことが最近の研究でわかってきました。
我が家でも、休日で主人が家にいる時はただただ憂鬱です。
ゲームに熱中する主人を置いて子どもたちと一緒に出かけることもあります。
ただ、我が家の場合はまだ仕事には行ってくれているのでまだマシなのかもしれません。
仕事に関しては真面目に取り組んでいるようです。
その二面性がまた怖いんですが・・・
しかし、
- 仕事に行ってるんだからいいやろ
- 稼いでいるんだから文句ないやろ
彼的にはそれで義務を果たしているという考えなようです。
そういって家族を放ったらかしてゲームをする主人に私たちはドン引きです。
そういう問題じゃない。
子どもに与える影響も心配です。
- 何を話しかけてもゲームに熱中していて相手にしてもらえない。
- 話しかけても画面を見ながら会話。
- そこにいるのに関わってもらえない。
まるで父親としてお金を稼いでくれば問題ないとでもいうような態度です。
そんな時、子どもはどんな気持ちになるでしょうか?
家族って一体何なんだろうと考えてしまいます。
過激な課金
主人がやっているゲームはあまり課金が必要なものではないようですが、それでもたびたび課金しているようです。
正確な金額を聞いても教えてくれないので分からないですが、過激な課金は家計にも影響を与えてしまいます。
ずっとゲームをしているので光熱費も馬鹿になりません。
オフ会などと称して度々飲み会に出かけていくこともあります。
「使い過ぎないように金額を決めるとか小遣い制にしよう」
と提案しても聞く耳を持ちません。
将来的に子どもにも教育費などたくさんお金が必要になるのでできれば貯金もしたいですができません。
騒音
我が家の旦那さんはPCのネットゲームをしているので、クリック音やキーボードの打音がうるさいです。
チャットで喋っている声が気になる時もあります。
特に夜になると周りが静かになる分音も響きます。
こっちは子どもの夜泣きで寝たくても寝られずに睡眠不足になっている中、自分は夜中ずっとゲームでカチカチカチカチカチカチ・・・・気遣いはありません。
せっかく寝られる時間になっても音や明かりが気になって眠れないこともありました。
明け方にやっとうとうと眠った頃に寝室にやってきて配慮もなく「ドスン!」とベッドに入り、その振動で起きてしまうことも。
そのあとは好きなだけ眠っている姿にこちらがイライラしてしまうこともありました。
本人は無自覚
ゲームに依存している方のほとんどは、「自分はそんなにしていない」と無自覚な人が意外に多いとか。
我が家でも直接的に「病的やで」と訴えても
「そんなはずない!」
「そこまでではない」
「みんなやってる」
と聞く耳を持ってくれず、しまいには怒り出して大喧嘩になってしまいます。
普段、割と温厚な旦那さんですが、このことをツッコムと感情的になって怒ることが多かったです。
感情的に喧嘩しているところを子どもには見せたくないと思うと、私もなかなか突っ込んでいくことができず、本人が無自覚なので病院に連れていくこともできませんでした。
旦那がネトゲ依存症になったらどうする?対処法は?
オンラインゲームにハマる理由は人それぞれです。
現実世界に居場所がなかったり生きづらさを感じている場合に、インターネットの世界に逃げる
完璧主義の性格上、のめり込みやすくコンプリートしないと気が済まない
オンライン上の友人の頼みを断れない
ネトゲ依存症に限らず、依存症は心の拠り所を求めている側面があります。
なので、まずはその心に寄り添うことが必要かなと思います。
対処上注意しなければならない点は、以下のような点が挙げられます。
ネトゲ依存は立派な病気です。
なので、家庭の中だけで解決しようとしたり、奥さんだけでサポートしていくというのはなかなか難しいです。
専門家の意見を聞くためにも病院で診断を受けたり、自助グループなどを活用することで家族の負担も軽くなりますし、症状が改善することも結果的に早くなる可能性があります。
病院はいくとなったら心療内科になります。
ただ、本人が無自覚である場合は病院に連れて行くこともできなくなってしまいます。
もしくは、本人にも「ちょっとおかしいな」と自覚があっても意地になっていることも考えられます。
人間、対立している人のいうことは聞きにくいです。
我が家でも常に私がゲームに対する嫌悪感を漂わせ、ゲームやめろのオーラを出してしまっています。
そうなると、旦那さんの側も余計に意固地になってしまっているのかもしれません。
なので、まずは旦那さんの行動に理解を示し、優しく受け入れることを態度で示すことが大事かもしれません。
わかりますよ。
なんでこっちが折れなあかんねん!
サイテーなことをしてるのはあっちなのに優しくなんかできるか!
アホほどよく分かります。私もそう思います。
でも、家族としてやり直したい、立ち直って欲しいと思ったらできることはやったほうがよくないですか?
気持ちをしっかり話し合ったり手紙を書いて家族が困っていることを訴える必要があるかもしれません。
自分からの伝え方も見直す余地があるかもしれません。
家族を守るためにもしっかりとサポートしていきたいところですが、支える家族側も人間です。
もうこれ以上は無理だと思うこともあるかもしれません。
そんな時は周囲に相談したり、離婚を考える必要があるかもしれません。
離婚は子どもにも大きな影響を与えてしまうので避けたいところではありますが、結婚していることで子どもへの悪影響が大きい場合は大事な子どもや自分も守るために離婚も一つの案として考えなくてはならないでしょう。
まとめ
正確な診断を受けてはいませんが、旦那が「ネトゲ依存症」です。
多分間違い無いです。
それくらい異常なくらいオンラインゲームにハマってしまっており、家族に悪影響を及ぼしています。
具体的には
- 家族を全く顧みない
- 過激な課金
- 騒音
などです。
子どもへの影響も心配です。
ネットゲームやインターネットをする時間を自制できず、現実の生活に悪い影響を及ぼしている状態は「ゲーム障害」「ネット依存症」「ゲーム依存症」などと呼ばれており、WHOや米国精神医学会も立派な病気と認めています。
病気なので治療が必要になります。
まずは心療内科で診断を受けることが第一歩になると思いますが、依存症の本人は自覚がなかったり認めたがらないことも多く、治療に行き着くことがとても困難と言われています。
そうなると、まず考えられるのは家庭でのサポートということになります。
ネトゲ依存症の人に接する際の注意点としては
- ゲーム以外の楽しい活動を作る
- ルールを話し合う
- 完全に止めるのは効果が薄い
- 行動に理解を示し、受け入れる姿勢を見せる
ただ、専門家でない家族ではサポートできることが限られています。
これ以上は無理。子どもに悪影響が大きすぎる。
そう感じた時には子どもや自分自身を守るために離婚を考える必要があるかもしれません。
共倒れになっては困ります。
自分ではどうしようもなくなる前に早めに病院や行政に相談し専門家に任せるのが大事です。
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