- 親戚に「中学受験しないの?」と言われて気になっている。
- 周りがみんな中学受験をするみたい。
- 子どもの成績が良いので中学受験を考えている。
- 中学受験するメリット・デメリットは?
- 中学受験はいつまでに検討すべき?
そんな疑問に答えます。
中学受験する?しない?検討すべき時期は?
ムスメは学校の成績がそこそこ良い方です。
そこそこと言っても、親の私が小学生の時よりも優秀です。
親から見ても頭の回転は速い方だと思うのですが、勉強はそこまで好きではなさそうです。
公立小学校なので、小学校内で成績が良いと言ったって全国レベルに比べたら足元にも及ばないレベルなことは重々承知なのですが、ある程度の能力があるのなら伸ばしてあげたほうがいいのかな〜?と考えたりもします。
そもそも、親である私が子どもの頃とは子どもを取り巻く学習環境が大きく変わっています。
中学校までは公立でいいやーとのんびり考えていたのですが、小学校高学年になって、「中学受験しないの?」と周りに言われることが増えたので、中学受験のメリットやデメリット、いつ頃までに決めたら良いのかについて調べてみました。
中学受験をするメリット・理由
- 高校受験が楽になる
- 大学までエスカレーターで行ける
- レベルの高い教育が受けられる
- 学力・家庭環境などが似た子どもたちが集まり、安定した学校生活が送れる
- 仲の良いお友だちが行くから
- 学区の公立中学が荒れているから
中学受験を実施している学校は中高一貫校が多いです。
一般的には、子どもたちが初めて受験をするのは高校入試が多いですが、中高一貫の場合は高校入試をせずにそのまま高校に上がることができます。
人気の高校の場合は、入試の倍率も上がるので早めに中学校で受験をしてしまうと競争率が下がるのがメリットです。
また、高校受験がないぶん、中高の6年間長期的にしっかりと勉強できるのが良いところでもあります。
というのも、大学受験に向けて、高校の勉強を中学でも前倒しして行うことができ、大学受験対策をしっかりとできるからです。
私立だけではなく公立の中高一貫校もあります。公立なら学費も抑えられるので嬉しいですよね。
私立の場合は、大学までエスカレーターの学校もあります。
有名私立大学の場合は、中学受験をしておけばよほど道を踏み外さない限り、その後受験なしで大学までエスカレーターで入れるなら頑張る価値はあると考える人は多いでしょう。
その他にも、私立中学は、教育理念をしっかりと示しており、それぞれの学校の特色が豊かです。
学校の特色や教育理念に共感して入学してくる生徒が集まるのですから、ある程度似た考えや家庭環境の子どもたちが集まってくるので、公立中学校とは違って安定した環境に身を置くことができるのもメリットとなります。
そう言った状況から、自分が住んでいる学区の中学校が荒れているから、という理由で中学受験を決める方も結構います。
あとは、子どもならではの理由ですが、仲のいいお友だちが受験するからという理由で志望校を決める子もいます。
中学受験をするデメリット・受験しない理由
- 子ども・親にかかる精神的負担が大きい
- 金銭面での負担が大きい
- 親のサポートが十分にできる自信がない
- 子どもの学力が伴わない
中学受験をするメリットは色々とあります。
メリットだけをみると、子どものためには受験した方が良いのでは?とかんがえてしまいますが、受験をするデメリットも少なくありません。
中学受験をするには、当たり前ですが、まず勉強が必要になります。
どのレベルの中学を受験するにしろ、その学校の出題傾向を知り、対策を立てそれを身につけなくてはなりません。
つまり、「合格の為の勉強」が必要になります。
自分である程度考えて計画的にできる年齢の高校受験とは違い、中学受験の場合、受験するのはまだ小学生です。
調子の良い時ばかりではありません。
飽きてくることもあると思います。
やる気を失う時もあるかと思います。
壁にぶち当たることもあるでしょう。
ピリピリもするでしょう。
ヘコむこともあるでしょう。
学習面、精神面、生活面全てにおいてまだまだ未熟な彼らにとって、周囲特に両親のサポートが不可欠になります。
塾の送迎や、お弁当の準備。
勉強を見てあげたり、
やる気を失っていたら励まして、
成績が上がったら一緒に喜んで
下がったら振り返りや復習をして・・・。
親子共にピリピリするので親子喧嘩も増えることが多いです。
夫婦間でやり方や考え方の違いでぶつかって夫婦喧嘩も増えるそうです。
塾通いや教材にお金がかかるので、家計的にも苦しくなるかもしれません。
私立に進んだらまた多くの学費がかかってきます。
そう言った中で、子どもを支えて家庭も安定させて行く自信がないと中学受験を諦める親御さんも多いです。
中学受験を検討する時期はいつからいつまで?
中学受験をするとなるとそれなりに準備が必要になります。
受験向けの勉強をしたり、面接対策をしたり、塾に行って学んだりしないといけません。
そのための準備期間が必要です。
基本的には、少なくとも小学4年生頃から塾に行って受験対策をして準備しています。
もちろん、もっと小さい頃から塾に行く子もいますし、もっと後から始めても合格する子もいます。
地域によっては、塾の人気が高く、定員があるために1年生からプレに行っていないと入塾できないということもあるそうです。
ただ、標準的には小学4年生から受験対策をスタートすることが多いようです。
つまり、中学受験をするなら少なくとも小学3年生までには「どこの塾に行くか」、「志望校はどこにするか」をある程度決めておく必要があります。
ムスメの小学校でも、小学4年生には半数以上の生徒が塾通いをしていると話を聞きました。
小学5年生ともなると、ほとんどの子が塾通いをしているそうです。
今の小学生は大変ですね。
元塾講師の私目線から見た、賢い塾の選び方を記事にしています。
塾を検討している方はぜひご参照ください↓↓
受けるだけ受けるもOK?
中学受験をするとなるとそれなりに準備が必要になります。
「いやいや、そんな対策しんでも力試し的に受けてみたら良いん違う?」
ということを言われたこともありました。
でもね、塾の講師をしていた経験から言わせてもらいます。
中学受験にはそれなりの問題の出し方や傾向があります。
学校のテストのように、学校で習った知識をパッと使ってパッと答えを出せるような問題ばかりではありません。
あれとこれを組み合わせたり、順序立てて考えていかないと答えに辿りつかない問題もあります。
難問ももちろんあります。
学力テストではなく、適性検査という名前のテストのこともあります。
その場合はまた性質が違ったテストになります。
そういう問題を見たことがあるか、解いたことがあるか、解き方を知っているかで、回答できるか否かが大きく違ってきます。
何も対策をせずに受験問題に挑んだらどうなるでしょう?
チンプンカンプンな問題を考えろと言われた時の絶望感、白紙の解答用紙を提出する精神的負担・・・
そんな経験をしてしまったら、その後の勉強を嫌いになること間違いなしです。
我が家が中学受験をしないと決めた理由
色々と調べた結果、我が家のムスメは中学受験はしないことに決めました。
以下に、その理由を書いていきます。
もちろん、超個人的な意見で超個人的判断です。
中学受験自体を非難する目的はありません。
ムスメの性格が受験に向いていない?
勉強のやり方を教えても、理解は早い。
でも、独自のやり方を編み出すこともあり、変な方向に工夫してしまう時がある。
言われるままにやるのがいやだ。
自分のペースでやりたい。
夜もテレビ見るよりたくさん眠りたい。
そんなところがあります。
つまり、近道を教えてもそこをあえて通らない性格ww
ちょっと変わってる。
そんなムスメには、中学受験よりももっと素敵な楽しめる道があるんじゃないかと思っています。
その道を一緒に、そして自分でも見つけて欲しい。
【合否への負担】中学受験は子どもの精神面に大きな負担をかけすぎる【友情面】
中学受験は、まだまだ未熟な子どもの心や体に大きな負担をかけます。
私は、その負担があまりに大きすぎると思っています。
これは、私自身は中学受験をしていませんが、塾講師としての視点、兄弟や友達の受験を通して感じたこと、体験談を聞いての意見です。
中学受験をする子どもたちは、年齢としては12歳の精神的にも肉体的にも、まだまだ不安定で成長途中の子どもです。
中学受験となると、「志望校合格」という目標に向かって、3年以上もの長い間努力し続けなくてはなりません。
それは思った以上に過酷なことです。
本当に勉強が好きで、自分で計画を立ててコツコツと楽しんで勉強に励める子は良いんです。
そういう子もいます。
でも、そうでないことがほとんどです。
初めのうちは楽しかった塾通いも仲の良かったお友だちも、点数や志望校を競い合うライバルとなり戦場となります。
夜も遅くまで勉強が必要となり、まだまだ必要な睡眠も十分に取れなくなったために、集中力が保てなくなる子も、長時間勉強しているのに成績が逆に伸び悩む子もいます。
受験が近づくとピリピリして親子喧嘩が増え、親御さん同士の喧嘩も増えて家庭内が殺伐としてきて、自分の居場所に悩む子もいます。
一緒に合格しようと切磋琢磨して頑張った友だちも、自分だけが合格したり、もしくは逆だった場合、入学後に大きくやる気を失う場合もあります。
それでも子どもたちは頑張ります。
それは親のためであったりもします。
パパやママを喜ばせたい。笑顔が見たい。
だから頑張ると話してくれた生徒がいます。
子どもって健気ですね。
もちろん、我が子がその子と同じように感じるとは限りません。
何も問題なく合格して楽しい中学生活を送るかもしれません。
でも、多くの子どもが大きな負担を感じるのに、そこまでして、受験することが子どもにとって価値があるのかな?家族にとって価値があるのかな?と、私は個人的に思ってしまいます。
【親の思い】あまり早くからの勉強は息切れしない?
勉強をしておくことは大事だと思います。
特別な才能のない普通の人間にとって、勉強は努力で身につけることができ、かつ潰しのきく唯一の方法であり、今後どんな分野に進むことになっても必要になる大事なものでもあります。
早めの対策も大事だと思います。
でも、これから人生はまだまだ長い!
勉強は、中学から始めたとしても大学4年までとして10年もあります。
その間、ずっと勉強、テスト、勉強、テストの繰り返し。
私自身がそんなに勉強を好きでなかったこともあり、小学生から勉強してたら息切れしない?と思ってしまいます。
子ども時代の今しかできない遊びも体験も感動もあります。
そこから学ぶこともたくさんあります。
子ども時代の貴重な体験、友情、遊び、そこから自分に大事なものを自分で見つけて欲しいなと。
そこから勉強って楽しいんだ!こんなこともっと学びたいな!って見つけて欲しいな。
(まだ難しいかもしれないけれど・・・)
と、親としては思います。
とりあえず、中学生になったら通信教育を始めることにしました!
ムスメが小学6年生の今、塾には通っていません。
本人が望んでいないので、これまではそれでいいと思っていました。
その代わり、毎日の宿題はきちんとするし、市販のドリルを購入して自宅学習の習慣はつけています。
ただ、中学生になると勉強の質が小学生の頃とはガラッと変わり、難易度も上がってきます。
高校受験もする可能性が高いです。
なので、中学生になったら、今までとは違って学校以外の勉強も何かしらしないとなと考えています。
ムスメと、中学生になったら勉強が難しくなるし、もうちょっと自主学習が必要な旨を話し合いました。
「塾に通う」か「通信教育を受講する」かどっちがいい?
と聞いたところ、「通信教育を受講してみる」とのことだったので、我が家では中学校になったら通信教育を始めることにしました。
私は塾もいいと思うのですが、今のコロナのこともあるし、通信教育もいいなとどちらの良さも引かれています。
中学に入るまでに、塾の講習会や通信教育のお試しも始めてみたいです!
オススメな塾や通信教育などあったら教えて欲しいです。
よろしくお願いします。
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