最近、テレビをつけると毎日のように新型肺炎のニュースをやっています。
元々中国ので流行った新型コロナウイルスによる肺炎が、中国全土のみならず日本にも上陸し、日々感染者が増えていくのでとても怖いですよね。
私たちが住んでいる京都の近く、大阪や奈良のバスガイドさんもこのコロナウイルスに感染していることがわかり、京都にも感染者を確認したなど、いよいよ身近に感染者が出てきていることもあり、とても怖いです。
特に、子どもがいると、マスクも嫌がったり手洗いも上手にできないなど感染予防も十分にできませんし、怖いですよね。
ところが、子どもはこの新型肺炎に罹りにくいという噂が出ているようなので、今回は、これが本当なのかを調べてみました。
新型コロナウイルスによる肺炎とは?どんな症状がでるの?
ニュースで、「新型コロナウイルス」とよく聞くけど、これってどんな病原体なのかよく知らない方も多いかとおもいます。
私もよく知らなかったので詳しく調べてみました。
新型コロナウイルスとは?
このコロナウイルスは、人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスです。
人にも感染を引き起こし、普通の風邪をひいた時に感染しているウイルスが「コロナウイルス」で通常は怖いものではありません。
しかし、このコロナウイルスには、現在わかっているもので6種類あって、通常の風邪の時に感染するコロナウイルスは、このうちの4種類だそうです。
残りの2種類は、重篤な呼吸器疾患を引き起こすことがあります。
今回、問題になっている新型コロナウイルスは、上記の6種類とは違い新たに新型として発見されたウイルスです。
中国政府も、変異した可能性を示唆しており、より危険性が増したウイルスであると考えられます。
必要以上に怖がる必要は無いと思いますが、より注意するに越したことはないですよね。
特に、免疫力が弱っているお年寄りや妊婦さん、抵抗力の低い乳幼児や持病をお持ちの方は十分に気をつける必要があると思います。
新型コロナウイルスによる肺炎の感染の推移
元々は、中国の武漢市という所で、昨年(2019年)12月、新型コロナウイルスに関連した肺炎の発生が報告されました。
中国当局の発表によると、12月初めに1人とされていた感染者数は12月末になるとどんどんと増え続け、12月31日時点で27人になりました。
以下に今年(2020年)1月以降の感染の推移をまとめてみました。
1月1日には、ウイルス発生場所と言われている武漢市の海鮮市場を閉鎖。
1月9日には初の死亡者が出たと発表されました。
この時点で感染者は41人まで増えました。
1月16日には、日本で初めて感染者が確認され、この方は武漢からの帰国者だったということです。
それ以降も、中国からの旅行者や武漢から帰国した日本人など次々に日本国内各地で感染者が確認されています。
1月26日には、中国が武漢市を閉鎖し、27日には中国人の団体海外旅行を禁止しました。
1月28日には、奈良県で武漢市からの観光客を乗せたバスの運転手さんへの感染が確認され、そのあと29日には同乗のバスガイドさんにも感染が確認されていて、国立感染症研究所から、「ヒトからヒトへの感染」があるとみて間違いないと発表されました。
この日、日本政府は、新型肺炎を指定感染症に指定。
1月29日には、日本政府がチャーターした飛行機で、武漢市から帰国希望者の第一便が到着しました。
この中の2名は、検査を拒否して帰宅し大きな波紋を広げました。
1月30日には京都でも感染者が確認され、
翌31日には、WHOが「緊急事態宣言」を出しました。
感染は、中国や日本のみならず、世界中に感染が広がっています。
中国の人口は14億人ととても多いですし、旅行などでたくさんの人が世界中に出かけているので感染もとても早いですよね。
中国政府は30日、中国国内での感染者数は9692人、死者数は少なくとも213人になったと発表しました。
中国政府の発表が必ずしも正しいものとは言い切れませんが、これが本当だとするなら、感染者数は多いものの、死亡率は2%程度で、過去に流行したSARS(サーズ)の10%と比べても低いですね。
でも、インフルエンザの致死率0.1%と比べると20倍以上と、インフルエンザと比べても高いことが分かりますよね。
重症化すると怖い感染症であることには変わりなく、すでに日本でも感染が広がっているので、小さいお子さんや妊婦さんは特に気を付けましょう。
新型コロナウイルスによる肺炎の症状は?
新型コロナウイルスに感染するとどんな症状が出るのでしょうか?
- 発熱
- 咳
- 悪寒
- 関節痛
- 頭痛
このように、新型コロナウイルスに感染すると、風邪やインフルエンザに似た症状が出るようです。
酷くなると気管支炎や肺炎を引き起こすことがあるそうです。
発熱や咳など、似たような症状が出た場合は、電話であらかじめ連絡した上で、受診しましょう。
また、このウイルスに感染しても、軽い症状で済む方や、症状が出ない方もいるようなので、自分が知らず知らずにうちに感染を広めている可能性もあります。
普段から、予防に努めると同時に、感染を広めないようにマスクや咳エチケットを徹底した方が良さそうですね。
新型コロナウイルスに予防接種はあるの?
新型コロナウイルスに有効なワクチンは今のところありません。
なので、新型肺炎を予防接種で防ぐことはできないんです。
ただ、ワクチンの開発はされているので、今後、5年、10年という単位で実用化されるそうです。
今回、日本国立感染症研究所がコロナウイルスを分離することに成功したということで、ワクチン開発が早くすすむ可能性がひろがりました。
開発に携わる方には頑張ってほしいですね。
新型コロナウイルスによる肺炎は、子どもには移りにくいって本当?
このように恐ろしい新型肺炎ですが、お子さんをお持ちのママたちは子どもに移らないかが最も心配かと思います。
京都は観光客が多いので、その辺を歩いていても中国の方はじめ外国人も多いですし、それこそ日本人の感染者も多く確認されている今となっては買い物に街を歩くのも恐ろしい事態です。
普段、小学校や幼稚園、保育園に通っていると、感染するリスクも増えますし、本当に心配ですよね。
そこで耳にしたのが、「子どもは新型コロナウイルスに感染しにくい」という噂です。
これが本当なら嬉しい!と思って調べてみました。
この記事によると、数日の間に、各地の発表で子供の感染が立て続けに出ているそうです。北京で4歳、上海市で7歳、広東省で6歳の感染を報じています。
最年少の感染者は生後9カ月の赤ちゃんだそうです。
まだ幼い赤ちゃんが苦しんでいると思うととてもかわいそうですね。頑張って欲しいです。
他の子たちも、ムスメやムスコと同年代なので他人事とは思えません。心配ですね。
以上のことから、子どもでも感染する可能性がありそうですね。
「子どもを含めた全ての人が感染する可能性がある」と言って間違いなさそうです。
子どもにもできる、新型コロナウイルスの予防法とは?
厚生労働省は、
過剰に心配することなく、季節性インフルエンザと同様に咳エチケットや手洗いなどの感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
引用元:厚生労働省HP
と発表しており、インフルエンザと同等の予防策を講じるようにと呼びかけています。
とは言え、小さい子どもは、手洗いもマスクも十分にできないことが多いですよね。
特に、マスクは嫌がって外してしまったり、鼻を出してかけていたりする姿をよくみますし、我が家でもそうです。
そこで、我が家でしている対策をご紹介します。
【我が家の場合】新型コロナウイルス対策の消毒方法
厚生労働省と同様に、インフルエンザと同等の対策を行うように呼びかけるとともに、
- 手指消毒にはアルコールが効果的
- 物の消毒には次亜塩素酸ナトリウムが効果的
との情報がありました。
次亜塩素酸ナトリウムは、クレベリンやキッチンハイターなどでノロ対策のためにご家庭常備してある方も多いかもしれませんね。
我が家でも、胃腸風邪になってからキッチンハイターを常備しています。
今はどの通販でも価格が高騰しているようですね。
近くのドラッグストアを探してみてください。
クレベリンは、匂いが気になるので主に玄関に置いていて、外からのウイルス対策に用いています。
玄関でコートを脱いで洗面台で手洗いしてからリビングに入るようにしています。
クレベリンの効果や使い方について別記事でまとめています。
ご参考になさってくださいね。
キッチンハイターは、表示通りに希釈して廊下やおもちゃなどを拭いています。
あまり神経質になりすぎるのはダメと思っていながらも、子どもはすぐおもちゃを舐めたりするから心配なんですよね。
その時に、ママは必ずゴム手袋をするようにしましょう。手荒れの予防になります。
この時期は、希釈したキッチンハイターをスプレーボトルに入れて常備しておくとなにかあったときにすぐ使えて便利です。
ただし、時間が経つと自然に効果が薄れていくので、定期的に新しいのを作りましょう。
また、子どもが嘔吐してしまった時も、感染予防のために、ママは必ずエプロンや手袋、マスクをして処理をしましょう。
そして、嘔吐したところにキッチンペーパーなどをかぶせてビニール袋に密閉して捨てます。
嘔吐してしまった床は希釈したキッチンハイターで拭きます。拭いた雑巾やキッチンペーパーも密閉して捨てましょう。
最後に、ママの装着していた手袋、エプロンなども密閉して捨てます。
使い捨てのエプロンや手袋なども常備しておくと安心ですよ。
このような長袖のエプロンならいいですが、袖のないエプロンの場合は、来ている服もズボンと一緒にすぐに脱いで洗濯をしましょう。
これでママへの二次感染は防げます。
東京都感染症情報センターでは、次亜塩素酸のスプレーをする時に注意することとして、空間を除菌しようと思ってスプレーすると、ウイルスを巻き上げたりしてしまい余計に感染の原因になりかねないのでスプレーは避けるように呼びかけています。
【我が家の場合】子どもにしっかり手洗いをさせる方法
子どもはすぐいろんな場所を触ったり、手を舐めたりしますから手洗いは欠かせませんよね。
手洗いをするよりも、アルコールによる手指消毒が5倍〜50倍は効果的だそうです。
なので、ご飯を食べる前などにはアルコール消毒がおススメです。
アルコール消毒類も、現在は通販サイトでは高騰していますね。必要な時に買えないって本当に困ります。。。
とは言っても、外から帰ってきたりご飯を食べた後の手洗いは欠かせません。
また、くしゃみを手で受けてしまったあとや、目薬を刺したりする前には感染予防のために必ず手洗いをしましょう。
我が家では、子どもにしっかり手洗いしてもらうには、
- 洗いやすい泡タイプのハンドソープを使う
- 歌を歌いながら一緒に手洗いをする
です。
正しい手洗いの仕方の紹介動画もあるので、これを機に正しい手洗いを親子で復讐するのもいいですね。
子どもって親の言うことは聞かなくても、結構動画で見たものって真似してやるんですよね。
手洗いの方法について 正しい手洗いの動画(大人向け・子ども向け)
出典:東京都感染症情報センター
子ども向けのはムックとガチャピンが出てきて可愛いですよ。
【我が家の場合】嫌がる子どもにマスクをしてもらう方法
マスクは、感染予防にとても効果的。
冬はしているだけでも暖かく、保湿効果もあるので欠かせませんよね。
このところ、マスクは近くのスーパーやドラッグストアでも品薄で品切れの商品も多く、希望のものが買えないことが多いです。
京都では、地元の方だけではなく、観光できた中国の方が日本製のマスクを大量に購入している姿も見えてそのせいで品薄に拍車がかかっているようで辟易してしまいます。
子ども用のマスクは大人用に比べてまだ在庫があるお店が多いように感じます。
子どもは立体型の方がつけてくれますね。
子どもにも感染予防のためにマスクをしてほしいのですが、
子どもはマスク嫌がりますよね。
鼻だけを出してしまったり、そもそもマスク自体を嫌がってとってしまったり…。
この時期はいつも頭を悩ませてしまいます。
このように、深刻な感染症が流行るとそうは言っていられません。
我が家でしている方法は
- マスクの大事さを言葉で伝える。
- 感染症の怖さを伝えるのにニュースを見せる
- お気に入りのキャラクターのマスクを購入する
- 褒めて褒めて褒め倒す
これだけ毎日ニュースで新型肺炎のニュースをやっているので、これをまず見せます。
「こんなに流行っているんだって、怖いね。」
「ちゃんとマスクして予防しないと移ったらたいへんだね」
と、マスクの重要性を伝えます。
繰り返し伝えることで、マスクをしてくれるようになります。
注意点は、あまりやりすぎると怖がってお外や幼稚園・保育園に行きたくなくなってしまうことです。
マスクをしてくれさえすればいいので、特に怖がりのお子さんにはあまりやりすぎ注意です。
マスクは、いろいろなキャラクターものが出ているので、お気に入りのキャラクターを購入してあげると自分から進んでつけてくれたりします。
でも、時間が経つとともに、取ってしまったりずらして付けていたりするので、
「鼻までしようね」とか
「ちゃんとしておこうね、移ったらたいへんだよ」
などと、時々声がけをしてあげる必要があるかなと思います。
また、ちゃんとつけられていたら、
「うわあ!すごいね!◯◯ちゃん、めちゃくちゃかわいいね!」
「うわあ!ちゃんとつけられて!◯◯ちゃんカッコいいね!」
などと、とにかく褒め倒すと自信がついてつけてくれるようになります。
褒めると照れている姿もとても可愛いですよね╰(´︶`)╯♡
どうしてもマスクをしたがらない場合は、お茶をこまめに飲ませるだけでも効果があるそうです。15分おきくらいに飲ませると良いようです。
でもやはりマスクの方が効果的なことは間違い無いので、マスクはつけてもらうように頑張りましょうᕦ(ò_óˇ)ᕤ
早寝早起き、よく食べて体力をつける
最近は夜更かしをする子どもが増えていると言います。
睡眠時間が足りないと、成長ホルモンが十分に分泌されず、成長に影響するだけでなく、集中力や免疫力が低下したりするようです。
早寝早起きをすることで、日中の疲れを回復し免疫力を上げてあげましょう。
また、入浴や食事でも体力を回復し、免疫力を上げる効果がありますので、毎日忙しいですがこの時期特に規則正しい生活には気をつけて生活するようにしましょう。
我が家がやっているインフルエンザ予防の効果的なうがいの仕方については「お茶でできるインフルエンザの予防効果&効果的な利用方法を紹介」の記事にまとめましたので見てみてください。
2021年1月 追記
新型コロナウイルスは、若い人や子どもでは感染しても無症状や軽症の人が多いことが分かってきました。
重症化しやすいのは、高齢者や持病のある方のようです。
しかし、最近は10〜30歳代の若年者の感染が増えており、ウイルスの変異種が次々に発見されていることもあり、今後どのように変化していくかはまだ分かりません。
感染しやすい状況も、「飛沫が飛びやすい場所や状況」と分かってきており、例えば
- 酔っ払って大声で話すような飲み会の場
- 大声を出すカラオケ
- 大声で歌い、汗も飛び交うライブ会場
などが感染の危険性が高いとの報告があります。
必要以上に恐れる必要はないかとは思いますが、やはり一人一人が気をつけていかなければなりません。
ワクチンも予想よりもだいぶ早く、今年の春には摂取が始まるとの情報が出ていますが、開発が猛スピードで進められているので治験が十分ではなく、副作用も十分に検討されていないために不安も残ります。
昔、インフルエンザがパンデミックになった時(スペイン風邪の流行)も、治るまでに丸2年かかったという歴史もあることから見ても、まだまだ余談の許さない状況が続きそうです。
そんな中、通常通りにまわらない日常に私たちは疲労し、経済的にも逼迫してきています。
しかし、医療従事者の方は我が身を犠牲にして必死に治療に当たっておられます。
教育現場の先生方も通常業務だけでも忙しいにも関わらず、子どもたちを守ろうと日々感染対策をしてくれています。
他にも各方面でたくさんの方々が感染対策、治療にあたり、通常通り日常を回せるように努力してくれています。
私たちも「自分だけは大丈夫」と考えるのではなく、一人一人がその社会の一員として十分に感染対策をし、協力して乗り越えていく必要があります。
普段から感染対策をしっかりした上で、人混みには出かけないようにする、規則正しい生活をして免疫力をキープする生活をする、できる限り手洗いやマスクをするなど、日々着々とできることをしていきましょう。
まとめ
毎日、新型肺炎関連のニュースがテレビやネットを賑わせていて、皆さん不安だと思います。
特に、小さなお子さんをお持ちのママは、感染してしまうと重篤になる恐れもあるので心配ですよね。
毎日感染者数が増えて、身近に恐怖が迫っていますが、私たちにできるのは、感染予防策をして気をつけることだけ。
小さいお子さんはうまく手洗いやマスクができないので、感染するリスクも多くなります。ママやパパなど周りの人がうまくサポートすることで感染予防につながります。
我が家の方法が参考になれば幸いです。
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