- 年が離れている兄弟の方が育てるのが楽?
- 喧嘩も赤ちゃん返りもないと聞いたのだけれど本当のところどうなの?
- 兄弟で年が離れていると良いところ・悪いところを教えて!
そんな疑問に答えます。
としの差兄弟の【デメリット】
まずは、わたしが歳の差兄弟を育てていて感じた「歳の差兄弟のデメリット」を紹介します。
下の子の育児はまた1から始まる。ママ友作りもまた1から
年が離れていると、下の子が産まれるころには「上の子の育児どうやったっけ?」って忘れてしまっています。
感覚を取り戻すのも一苦労。
ママ友作りもまた1から新しいコミュニティで始めなくてはなりません。
また、育児の情報や学校の進学情報なども微妙に変わっているため、上の子の時の知識が古くなっていて活かせないなんてことにも遭遇します。
2人しか育てていないはずなのに、無駄に育児歴が長くなります。小学校でも「主」みたいになる。ε-(´∀`; )
年が近い兄弟は大変な時期が一気に来るけど、一気に育児が終わるという面では楽なのかなあと思います。
としの差があっても喧嘩はする
下の子が産まれるまでは、「上の子ももう思う存分ママを独り占めして甘えたし、赤ちゃん返りとかないだろうな」と思っていましたが甘かった・・・
小学生になってもやはり赤ちゃん返りはあるようです。
しかも、小学生になって、なまじプライドがたかくなってしまうため、素直に甘えられずに陰険な手に出てくるというね。余計に厄介でした。
小学生高学年と幼児の喧嘩なのに、3歳児同士の喧嘩を見ているようで、呆れてしまいます。明らかに上の子の精神年齢は下がりました。
歳の差兄弟の喧嘩は、力や体重の差が歴然なので喧嘩を見ていてハラハラすることもしばしばです。
積極的にスキンシップを取ったり、少し上の子を甘やかすくらいしないとダメなようです。
でも、ママに叱られた後にお互いに慰めあったりしていて兄弟っていいなと微笑ましくなる場面に遭遇することもあります。
【弟ばっかり!】年相応のしつけが甘やかしに感じられてしまう
我が家は上の子小学生の時に下の子が産まれました。
新生児期はただただ可愛がっていた上の子でしたが、悪戯をするようになってきた弟に厳しい目を向けるようになりました。
通常幼児はそんなに悪さをしないので、叱る回数って少ないと思うんですよ。ただただ可愛い╰(´︶`)╯♡
小学生になってくると、言い聞かせなくてはならないことや叱ることも度々でてきますよね。
そんな状況を、上の子は、「ママは弟に甘い!」と捉えてしまうんですね。嫉妬ですね。
いやいや、違うんだよー。
年齢にあった対応をしているだけなんだけどそれじゃあ納得しないよね。
確かに、自分がやっている時にちょっかいかけられるとか嫌やしね。
しかも、弟は意地悪したいんじゃなくてお姉ちゃんに遊んで欲しくてちょっかいかけてるもんだから・・・
弟の気持ちを代弁して姉に伝えたり、姉の気持ちを代弁して弟に伝えたり、根気のいる作業が今日も続きます。
たまに、上の子の小さい時の写真やビデオを見せて、「ムスメも小さい時こんなだったんだよー」ってエピソードを話すようにしています。
【姉ばっかり!】下の子にはまだやらせたくないこと、聞かせたくないことも
小さい頃はまだやらせたくないことってありますよね。
チョコレートなどの甘いお菓子を食べることだったり、テレビゲームをするなんて、上の子の小さい時には考えられませんでした。
でも、年上の兄弟がいると、上の子が食べていたりゲームをしていたりするものを無理に食べさせなかったり見せなかったりすることは不可能に近いです。
兄弟が美味しそうに食べてたら食べたいし、楽しそうにゲームしてたらしたくなるよね。
もう、これはしょうがないとしてしまっています。
また、本当は聞かせたくないのに、上の子が学校で覚えてきた汚い言葉を使ったり、まだ教えたくないいらん情報を与えてしまったりするのももうこれはしょうがない、下の子の宿命なんかな。
強く生きてほしいです。
何かと不公平感がある?
今はまだ上の子は下の子より圧倒的に力が強いので、力でねじ伏せることができます。
上の子の方が食べる量も圧倒的に多いので、食事もおやつも当たり前に多いです。
下の子はそんなところに不公平感を抱いているのかなあと感じます。
一方で、上の子は、下の子はママにいつも甘えられて良いなあ。ズルイなあ。
たまに抱っこしてとか言われても、30kg近い上の子を抱っこするのは正直体が悲鳴です。
こんなふうにお互いに不公平感を抱いているのかなあと感じることがあります。
あまり「兄弟」という仲間意識が湧きにくいのかもしれないな
年齢もあるのかもしれませんが、レベルが違いすぎて、協力して何かするということは皆無に近いです。
楽しめる遊びも違うので、お互いに待って交代ばんこに、ということも多いです。
でも、お互いに学ぶことはきっと大きいはず!
と信じています。
ママの体力がきつい
歳の差兄弟ということは、上の子を産んでから、ママの年齢も相当上がっているはず。
下の子のお世話をしていて日々感じるのは、「上の子のときこんなに身体きつかったっけ?」ってこと。
兄弟の歳が開いた分、年齢が上がっているので体力もその分しっかり落ちているんですね。
上の子の時は毎日公園に通ったけれど、今はもうそんな元気どこにあるのか知りたいです。
としの差兄弟の【メリット】
次に、わたしが感じている「歳の差兄弟のメリット」をご紹介していきます。
上の子のお下がりを丸々活用できる
上の子が使い終わったお下がりを丸々活用できるので、経済的にすごく助かります。
歳が近いと、微妙にまだ使っていたりして買い増さなくてはいけなかったり、買い直さなければいけなかったりするんですよね。
短い期間しか使わない子どもの服や生活用品はもったいないのでもっぱらレンタルかお下がりで済ませています。
男女が違うとおもちゃなんかはすこし違ってきますが、絵本なんかも、昔上の子が読んだものをそのまま気に入って読んでいたりするので、下の子の時に新たに買い増したものってすごく少ないです。
小学校に入ってからの算数セットなどの学用品も新たに買わずとも使いまわせちゃいますね。
なので、上の子には丁寧に使ってほしいです(//∇//)
お金がかかる時期や大変な時期がズレてくれる
例えば、思春期、受験などの大変な時期。
高校や大学などのお金がかかる時期。
入学、卒業などのイベントや行事もいっぺんにくると大変です。
これらがズレてくれることで、ドカンと一気に大きな負担がくることはありません。(多分だけど)
ただし、期間が長くなるんですけどね。耐え切れるかなあ〜
上の子が下の子をお世話してくれる
ママとしてのメリットは、上の子が育児の大きな戦力になってくれることですね。
一緒に遊んでくれたり、絵本を読んでくれたり、本当に助かります。
遊びはママより上手だね、確実に。
時にわたしが下の子にてんやわんやしていると、ご飯の用意も手伝ってくれたりします。ありがとう。
上の子としても、ある程度大きくなってから赤ちゃんのお世話をすることで、小さい子のお世話の知識や小さい子の扱いなんかも学べて将来的に少しは役に立つと良いなあなんて思います。
下の子にとっても、ママだけじゃなくてお姉ちゃんに対する愛が凄いです。大好きです。
ママの手が何とか足りる
小学生にもなると、大体のことはひとりでできるので、わたしがてを貸すのは下の子1人だけということが多いです。
例えばお風呂にしても、目さえ配っておけば、みんなで入っても上の子はひとりで洗ってひとりで拭いて着替えることができます。
一方で、下の子のできないところだけフォローすれば良いので、わたしも大分楽です。
時に上の子が下の子をお世話してくれることもあります。ありがとう。
歳が近い兄弟だとなかなか大変かなと思います。
ママの手は2つなのに、2人、3人をお世話しなければならないので。そんなママたち本当に尊敬します。
ひとりひとりと向き合う時間が取れる
子どもが複数いると、子どもひとりひとりと向き合う時間って取りづらいんじゃないかなと思います。
でも、歳が離れていると、生活時間が少しズレていたりするのでママと一対一で向き合う時間が取れます。
例えば、上の子が小学校に行っている間は下の子との時間。
夜下の子が寝てから、またはお昼寝中には上の子との時間。
わずかな時間ではありますが、一対一の時間をとることで思う存分甘えたり、昼間伝えそびれたことを伝えたり、また、ただママを独り占めする時間だったりと子どもたちに取っては貴重な大切な時間になっているようです。
上の子の反抗期にあまりイライラしない
上の子が中間反抗期の最中や、思春期にさしかり今までの可愛らしい子どもらしさがなくなってブスっとした態度をとってくることは成長と分かっていてもイライラしてしまいます。
でも、下の子がまだ幼児のため「ママ大好き〜」と言って甘えてくれます。幼児特有のプニプニした感触や可愛い仕草、言い間違いなどを見ていると上の子へのイライラも癒されてしまいます。
上の子もこんな時あったよなあと思い出してイライラを乗り切ることができています。
としの差兄弟の育児でわたしが気をつけていること
最後に、わたしが歳の差兄弟を育てる中できをつけていることを紹介していきますね。
お姉ちゃんを立てる。上の子にもしっかり目をかける
上の子は、下の子が生まれるまでひとりっこ歴が長かったです。
ひとりっこ期間は、家族の中では優先される立場で、ママも独り占めにでき、マイペースに生活していました。
そんな中、下の子がうまれ、「兄弟がほしかったの!」といったムスメの笑顔は忘れられません。
しかし、うまれてみれば赤ちゃんは可愛いだけではありません。
ママは赤ちゃんにつきっきりになってしまい、自分の優先度は落ち、泣き声がうるさかったり、やっていることを邪魔されたりもします。
上の子はもう小学生なので、ある程度のことは我慢できます。
だけど、やはり今までの安定した生活が一気に崩れて、不安でストレスも溜まったことかと思います。
ですから、上の子にもできる限り目をかけてやり、声をかけ、抱きしめたり、一緒に遊んであげることですこしずつ安心し、だんだんとママを弟とシェアすることに慣れていったようです。
下の子がある程度大きくなれば喧嘩もし弟にきつくあたることもありました。そんな時は、弟もフォローしつつお姉ちゃんを立ててあげると満足して結果弟に優しくしてくれるようになりました。
上の子が小学生になると、幼児期とは違って素直に甘えて来なくなりストレスサインがわかりにくいです。同時にママも育児でストレスが溜まってしまうと「上の子可愛くない症候群」に陥ってしまったりノイローゼになってしまったりと大変なので、ママもリフレッシュをする時間を入れつつ乗り切っていきましょう。
子どもが小さいうちは、なかなか1人の時間が取れず、リフレッシュも難しいと思います。最近は新型コロナの影響もあって、ママのささやかなリフレッシュ時間であるお出かけも外食もなかなか難しいですよね。
わたしは子どもが小さい時子どもを置いて外出をほとんどしたことがなく、唯一の息抜きはカフェインレスのコーヒーだった時期があります。(母乳だから)
最近はカフェインレスでも美味しいんですよね。記事にもまとめていますので参考になれば幸いです。
こんな記事も書いていますので参考にしてくださいね。
下の子のお世話で忙しくても上の子の行事には参加する
先ほど言った、上の子に目をかけることにもつながるのですが、上の子の学校行事にはできる限り参加するようにしています。
一度、下の子が熱をだし、参観日に行けないことがありました。
その時、「今日は参観日なのに◯◯(弟)が熱を出し、サイアク!」と書いたメモを見つけてしまい・・・
発熱したので仕方なかったとはいえ、やはり、行事に来てもらうってことは、「わたしを見てもらってる」につながる大事なことなんだなと再認識しました。
ひとりひとりとの時間をとる
上の子に構うようにはしているとはいえ、ふたりを一度に見ている状態では途中で話を中断せざるをえなかったり、十分に遊ぶ時間が取れないこともしばしばです。
なので、短い時間でも、ひとりひとりとの時間をとるようにしています。
一対一で向き合う時間のなかで、のんびりとお互いを独り占めし、向きあって話したりギュッとしたり、甘えたりすることで、多少なりとも満足度は上がるのかなと思っています。
まとめ
歳の差兄弟でも、兄弟喧嘩はしますし、赤ちゃん帰りもありました。
歳の差が愛多分、ママの体力が落ちているので大変な面もありますが、上の子が助けてくれるので育児はずいぶん楽になっています。
上の子は長く一人っ子でママを独り占めにできて、マイペースに生活していたところに突然赤ちゃんがやってきて引っ掻き回されている状態です。
このような状態に、上の子だって不安を感じたりイライラしてしまうこともあると思います。
なので、上の子のフォローをしっかりとすることが歳の差育児では大事になってくるかなと思います。
具体的にわたしがやっている方法としては、
- 上の子を立てる。
- 上の子の行事にはできる限り出席する
- ひとりひとりとの時間をとる
です。
歳の差があってもなくても育児はそれぞれに大変なところがあると思います。
ママの笑っている顔が子どもにとって一番です。
ママもリフレッシュを忘れずに!
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