【もうやめたい】子育て中にイライラしても子供に当たってしまわないためのアンガーマネージメントとは?

この記事は約27分で読めます。
  • つい子どもにイライラして怒ってしまう。
  • 子どもにガミガミ言い過ぎてしまう。
  • 怒らない子育てがしたい。

そんなママのお悩みに答えます。

  1. ついつい子どもに怒ってしまうことで悩んでいるママは多い
  2. 怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」とは?
  3. 怒りをコントロールするポイントは?
    1. 【あなたはどんな時に怒っていますか?】
      1. 怒りの記録をつけてみよう
      2. 「◯◯すべき」と思い込んでいませんか?
    2. 【怒りを分析してみよう】
      1. そのイライラ、自分にコントロールできるもんだいですか?
      2. 時間と共に解決することは諦める
      3. 兄弟やお友だちと比較してしまう時は?
      4. 自分がコントロールできることにフォーカスしよう
    3. 【そのイライラ、あなたの問題ですか?子どもの問題ですか?】
      1. 高すぎる期待が怒りの原因に
      2. 子どもを自分の理想に当てはめていませんか?
    4. 【伝え方は選べる】
      1. 第一感情を伝えよう
      2. 行動の理由を聞く
      3. 時には怒ってもいい
  4. イライラをなくすコツ
    1. イライラしたら6秒数えよう?
    2. 怒りを発散する
    3. その場から離れたり、楽しいことを考えるのも怒りを手放すコツ
    4. 捉え方や見方を変える。
      1. 子どもの行動は本当にいけない事ですか?
      2. 子どもは親の言うことを聞かないもの
      3. 性格にはいい面と悪い面の2面性がある。いい面に目を向けよう
    5. 子どものいいところを見て、できている事を褒める
    6. 自分から行動できる環境を作ってあげる
    7. 思い込みは捨てて事実だけをみる
    8. 時には子どもを頼ることも必要
  5. 参考になる本
  6. まとめ

ついつい子どもに怒ってしまうことで悩んでいるママは多い

冒頭にも述べましたが、

  • つい子どもにイライラして怒ってしまう。
  • 子どもにガミガミ言い過ぎてしまう。
  • 怒らない子育てがしたい。

このような事で悩んでいるママはとても多いです。

そして、何を隠そう、私も最近までこの事でとても悩んでいました。

小学校低学年くらいまでは、口で言い聞かせればわかってくれることも多く、特に怒ることもなかったんですが、中学年くらいになってくると、ずるさが出てきたり、ごまかしたり言い訳を考えたり、口も達者になってきたりして、自分の意思も強くなってくるので、ついついガミガミと叱ってしまう事が増えました。

まだまだ子どもと思っていた幼児期と違って、段々と成長するに従って、「もっときちんとできるようになってほしい」という焦りもあったと思います。

怒る事でいい影響はないと思いつつも、ついイライラしてしまって後で自己嫌悪に陥ることも少なくありませんでした。

私が、子どもにイライラする原因を思い返してみると

  • 食事中の行儀が悪い
  • 忘れ物など、何度言っても直らない。(直そうとしていない)
  • 遊びをやめて片付けて欲しい時間なのに片付けない
  • やっている途中のものを投げ出して次の作業に入ってしまう
  • 一つ一つのことについてじっくりと取り組まない(途中で投げ出す)

などでした。

自分が忙しい時なんかは沸点が下がって怒りやすくなってしまったり、気づけば恐怖政治みたいになっていました。

そんなある日アンガーマネジメントに出会い、これを学ぶことによって怒ってばかりいた子育てが激変しました。

※アンガーマネジメントを学ぶ前に・・・

あなたはちゃんとリラックスできていますか?フラストレーションをため込んでいませんか?

ママ自信を大事にすることはとても大事なことです。

リラックスすることで余裕を持って育児ができる様になるからです。

ママも子どもも大事な存在です。

効果的なリラックス法をまとめた記事はこちらをご覧になってみてくださいね。

怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」とは?

さまざまなストレス

子育てにおいて、イライラするのはつきものですよね。

イライラしたり、怒ってしまって自己嫌悪に陥るママはとても多いですが、実は、怒ること自体は悪いことではないんです。

怒りは、自分を成長させたり、たくさんのことを学ぶ事ができる大切な感情です。

怒りの感情が湧くことを止める必要はありません。

でも、無駄にイライラしたり、子どもに怒りをぶつけるのは良くありませんよね。

私たちは、怒りの感情が湧くことを止めることはできませんし、怒りっぽい性格を変えることもなかなか難しいです。

しかし、怒りの感情をどう処理するかをコントロールすることはできます。

アンガーマネジメントは、怒りの感情を適切に処理する「技術」です。

怒りを抑えこむ技術ではありません。

イライラしなくなる心の持ち方や怒りの感情の伝え方が含まれているので広い範囲に応用できます。

怒りをコントロールする技術を学ぶことによって、怒りに振り回されず、子どもの行動や自分の怒りの原因を冷静に分析して、子どもに向き合えるようになるようになるんです。

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怒りをコントロールするポイントは?

怒りの感情ってコントロールできると思いますか?

家の中では怒りを爆発させるけど、外ではそんなに怒っていないというママは多いのではないでしょうか?

と言うことは、皆さん、怒りをコントロールできているってことですよね?

人はみんな、知らず知らずのうちに感情をコントロールしています。

思うままに怒りの感情をコントロールできるようになるポイントはいくつかあります。

まずは、自分の怒りの元を知ること。

そして、その怒りを分析することです。

これをすると、こんなことで怒るべきじゃないなと自分で気づく事ができるんです。

なので、無駄なイライラを減らす事ができるんですね。

そして、子どもに怒りやイライラをぶつけても、いい方向には向かっていきません。

ここでは、イライラせずに子どもに対する伝え方についてもご紹介します。

【あなたはどんな時に怒っていますか?】

子育てにイライラはつきものです。

子どものことを思い、一生懸命に子育てしているママほど、イライラしてしまう事が増えます。

イライラをなくすことは出来ませんし、なくす必要もありません。

重要なことは、怒りをコントロールすること。

ここでは、怒りの原因を知り、不要なイライラを減らす方法を考えてみましょう。

怒りの記録をつけてみよう

まずは、自分がどんな時に怒りやすいのかを知るところから始めてみましょう。

どんな時に怒っているのか、記録をつけてみることで、自分のイライラの正体を知る事ができます。

ぼんやりとではなく、イライラの正体をはっきりと知る事で、イライラへの対処法も見えてきます。

  • いつ
  • どこで
  • どんな状況で
  • 何があって
  • 怒り度(10段階でいくつくらいか)
  • その時どうしてほしかったか
  • それを実現させるためにはどうすればよかったか

を記録してみましょう。

例えば、私の実例ですが

  • 習い事に行く前
  • 玄関先で
  • 急いでいかなければ遅刻してしまうのに
  • 子どもが準備にもたもたしていたので怒ってしまった
  • 怒り度:5/10
  • 早く準備をしてサッと出掛けたかった
  • 早めの時間に準備するように声を掛ければよかった

などです。

こうすると、次に同じ状況になった時にどうすればいいかが明らかになるので、無駄なイライラが減り、子どもに怒ってしまうことも減りますよね。

「◯◯すべき」と思い込んでいませんか?

人は誰しも、「◯◯すべき」という固定概念を持っています。

それは、自分が今まで経験したことや学んだことから、自分が決めたルールであり、より良く生きるための方法論でもあります。

しかし、これがイライラの原因になっていることも少なくありません。

  • 時間はきっちりと守る「べき」
  • 子どもは親の言うことを聞く「べき」
  • 親なんだから子どもをしっかりとしつける「べき」

この「◯◯すべき」は誰でも複数持っているものです。

しかし、この「すべき」の枠が狭いほど、イライラの原因になっています。

例えば、「約束の時間の10分前には到着すべき」という人と、「約束の時間の5分後までは許容範囲内」と考えているひとでは、約束の相手が同じ時間にやってきても怒るか怒らないかが違ってきますよね。

なので、相手が同じ行動をしても、怒るか怒らないかは、この「◯◯すべき」の枠の広さや多さによって決まります。

「◯◯すべき」の枠がとっても多いひと=マイルールが多いひと
「◯◯すべき」の枠の大きさが小さいひと=マイルールの厳しいひと

です。

こういうひとは、イライラが増えてしまいます。

なので、「普通はこうするべき」「こうしなきゃいけない」という心の枠を広げることでイライラを減らす事ができます。

ところで、この枠は誰が決めたものでしょうか?

そうです。あなたが決めていることです。

ですから、こんなマイルールでイライラしたら、「それって誰が決めたの?」「絶対そうしなきゃいけないって決まっているわけでもないし」「◯◯でもいいんじゃない?」と考え直す事で、イライラを減らす事ができるでしょう。

【怒りを分析してみよう】

怒るネコ

そのイライラ、自分にコントロールできるもんだいですか?

イライラや怒りの記録をつけた事で、自分がどんな時に怒ってしまうかを把握できてきたかと思います。

今度は、これらの怒りを分析してみましょう。

まず、そのイライラは、自分にコントロールできる問題かどうかというところに焦点を絞って分類してみましょう。

自分でコントロールできないことにイライラしたり悩んでも時間の無駄です。

ですから、自分のコントロールできない問題については手放してしまいましょう。

時間と共に解決することは諦める

子どもができないことにイライラすることは多いかもしれません。

でも、大人になってもおむつをしていたり、おねしょをしているひとはいません。

ひらがなや漢字だって、大人になっても読み書きできないひとはいませんし、できなくても必要があると自分で気づけば勉強するでしょう。

子どもが何かをできないってことは、子育てを続けていく上で無限にあり得ることです。

目標が高い向上心を持ったママは、特にそう感じてしまうでしょう。

でも、イライラしたからと言ってできるようになることはありません。

時間が経てばできるようになることもあります。

放っておいてもいずれできるようになるようなことは、諦めてしまうことも必要です。

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兄弟やお友だちと比較してしまう時は?

兄弟やお友だちと比べてあれができない、これができないと比べてしまうことはありませんか?

子どもに期待するあまり、あれもこれもできてほしいと思うのが親心というものです。

しかし、こどもの成長には個人差があり、他人と比較することにあまり意味がありません。

誰かと比較してできないとイライラしたからと言って、できるようにはならないのです。

しかし、比較して良い面を引き出したり、こどもの力を伸ばしたりする事ができることもあります。

単純な比較をするのはNGです。

小学生高学年くらいになると、子ども自らがお友だちと比較して自分がうまくできないと気づく時があります。

この時がチャンスです。

比較した上で、できないことを事実としてみとめ、前向きに努力するにはどうしたらいいかを考えられるような言葉がけをしていくと子どもがモチベーションを上げて努力するようになります。

自分がコントロールできることにフォーカスしよう

よく、「他人と過去は変えられない」と言います。

親といえど、子どもを変えることは困難です。

雨が降っているのに、「なんで晴れないんだ!」とイライラしているようなものです。

自分がコントロールできることにのみ着目しましょう。

イライラの原因を取り除いたり、イライラしないように環境を整えたり、イライラしないために自分にできることから整えて行く事でイライラを減らす事ができます。

また、子どもが出来なくて助けを求めてきたら、サポートしたり、できるように環境を整えてあげることも出来ます。

その他の子どもの問題は、子どもにある程度任せることでイライラを減らす事ができます。

【そのイライラ、あなたの問題ですか?子どもの問題ですか?】

疑問に思う女の子

イライラは、その原因が、子どもの問題なのか、あなたの問題なのかを切り分けて考える必要があります。

子どもの問題である場合は、あなたにコントロールはできません。

コントロールできない範囲のイライラは時間の無駄です。

コントロールできる、あなたの問題にだけ焦点を当てるようにしましょう。

高すぎる期待が怒りの原因に

子どもは親の言うことを聞くものだと思ってはいませんか?

特に、ママ自身が子どもの頃、弟や妹の面倒をよく見て、一生懸命に親の言うことを聞いていた人ほど、「どうしてうちの子は・・・」と思う傾向にあります。

まず、子どもは親の言う通りには動かないということを肝に銘じましょう。

子どもといえども、他人を変えることはできません。

子どもにはもっとこうしてほしい、より良くなってほしい、そんな思いからガミガミ言ってしまいがちですが、子どもは親の言うことを聞かないものです。

親の言うことはなかなか伝わらないものでもあります。

子育てのベテランのおばちゃんたちも必ずと言っていいほど同じことを言います。

子どもですから、理解して納得するには時間がかかります。

子どもはいうことを聞かなくて当たり前、
親の言ったことは伝わりにくいもの

そう頭に入れて、繰り返し言葉を尽くして時間をかけて行く事が大切です。

子どもを自分の理想に当てはめていませんか?

自分の経験から、子どもにはこうなって欲しくない、こうあってほしいという思いが強い場合があります。

私もそうでした。

自分は子どもの頃、こうだった、だから上手くいかなかった。子どもには同じ失敗をして欲しくない。

こんな思いは親として当然の思いかもしれません。

でも、こんな思いが強いと、子どもが理想通りにならなかった時にやはりイライラしてしまいます。

自分と子どもは別の人間です。

同じ体験をしたからって失敗と感じるかもわかりません。

こう言った心の枠も取り払ってしまいましょう。

あれもこれもでは、子どもが疲れてしまいます。

【伝え方は選べる】

しつけにはある程度は体罰は必要と思っていませんか?

何があろうと暴力で伝えてはダメ。

子どもも、何か気に入らない事があったら暴力を振るえばいいと覚えてしまいます。

体罰は子どもにとって恐怖でしかなく、ママの伝えたいことは何も伝わらず、悪影響ばかりである事が科学的にもわかっています。

ここでは、子どもに伝わる伝え方をご紹介します。

第一感情を伝えよう

感情には、生じる段階に応じて2種類あります。

最も最初に感じるのが、「嬉しい」「楽しい」「期待」「悲しい」「不安」「辛い」「寂しい」などです。

これらは第一感情と言います。

そして、第一感情を元に湧いてくる感情が「怒り」です。

つまり、怒りは第二感情なんです。

イライラには、その原因となる第一感情が隠れています。

怒りをぶつけられると、子どもは、自分に対してママが腹を立てているんだと感じてしまいます。

イライラの原因は、子どもではなくて、早く準備をしないことだったり、ジュースをこぼしたりと言った出来事ですよね?

子どもには、その第一感情を伝えるようにすると、子どももその出来事に対して対処できるようになります。

この時のコツは、主語を「私」にすること。

「ママは」◯◯してくれなくて××
という伝え方にすることです。

そうすることで、子どもは自分が責められていると思うことなく、問題を解決する事ができます。

・早く支度しなくてイライラした時
→急いで支度して出掛けないと十分に遊べなくて悲しい

・勉強をしない子どもにイライラするとき
→ママは小さい頃に勉強をしなかったので後悔している。子どもにもそんな思いをして欲しくない

・ジュースをこぼしてしまってイライラした時
→ジュースがあるところでは、落ち着いて行動して欲しかった

など、正解はひとつではなく、それぞれの状況やママの気持ちによって伝え方を工夫すればOKです。

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行動の理由を聞く

どうしてそんな行動をしたのかを聞いてみるのも効果があります。

子どもなりに、行動にも意味があるものです。

怒る前に、一旦話を聞いてみる事で、子どもの言動の背景を知りましょう。

その理由を聞く事で、ああそんな理由があったんだ、と想像もしていなかった気づきを得られることもあります。

そのことで、意外と怒ることではなかったなと気づくこともあります。

子どもにとっても、頭ごなしに怒られるのと、話を聞いてもらえるのとでは全然気持ちが違うでしょう。

素直に気持ちを話してくれた時は、「ありがとう」も忘れずに。

時には怒ってもいい

ひとは、怒りを吐き出すことで気持ちが楽になる傾向があります。

怒りの感情を抑え込んでいると、「なんであの時起こらなかったんだろう」「私は怒りを我慢しているのに」と、イライラが溜まってしまいます。

これが溜まりすぎると、必要以上に爆発した状態になってしまいます。

これは、子どもにとっても、ママの精神状態にとっても良くないことです。

ですから、たまった怒りは少しずつ小出しに発散していきましょう。

日記やママ友、パパに聞いてもらうなどして素直な気持ちをプットアウトすることで自分の気持ちも整理できます。

また、SNSにアップすることでコメントをもらえるので想定外の方向から解決策が見つかったりします。

ママだって、感情を持った人間なんですから怒ることはあります。

子どもたちにだって、そのことは分かってもらいたいですよね。

間違った方向でなければ、怒りの感情は出しても構わないんです。

間違った方向に怒りを発散させてしまった場合は、子どもとはいえきちんと謝ることも大事です。

そういう私も何度か子どもに当たってしまったこともあります。

自分が情けなくてごめんねって謝りながら泣いたこともあります。

小さい子どもが頭を撫でてくれながら「いいよ」って言ってくれて尚更泣けてきたこともあります。

子どもって本当に心が広いなと思います。

その心に甘えていてはいけませんよね。大人がしっかり感情をコントロールして冷静に子どもたちに伝えていきましょう。

イライラをなくすコツ

さまざまなストレス

イライラしたら6秒数えよう?

カッとしてついいらぬ事を言ってしまった。

という経験は誰にでもあるかと思います。

怒りの感情のピークは長くても6秒だそうです。

イライラした時は、その場でゆっくりと6秒数えましょう。

6秒で治らない時は10秒まで数えてみましょう。

そうすると不思議と怒りが少し収まり、冷静に対応できます。

というのが、アンガーマネジメントではよく言われます。

でも、わたしは(あくまでも個人的な意見ですが)この方法はあまりお勧めできる方法とはいえません。

なぜなら怒りを押し込めてしまっているからです。押し込めたものはいつか爆発します。

怒りを我慢するのではなく、発散していくことが大事かなと思います。

怒りを発散する

怒りを発散するには体を動かすことがいいです。

走ったり、ボールを蹴ったりするのも効果的です。

掃除をするのも意外と良いんですよ。

怒りを込めて排水溝掃除なんかいつもしないところをゴシゴシすると終わった頃には怒りを忘れていたり、綺麗になった排水溝をみて気分もスッキリしたりします。

誰かに話したり、電話をかけて話を聞いてもらうのも良いでしょう。

もし、怒りの感情が爆発してしまいコントロールしにくい場合は、瞑想によって脳を鍛えることをオススメします。

こちらの記事で詳しく紹介していますので、合わせて読んでみてくださいね。

その場から離れたり、楽しいことを考えるのも怒りを手放すコツ

これも、怒っている気持ちを落ち着かせるのに有効な方法です。

一旦その場から離れたり、自分が好きな楽しい気持ちになる音楽を思い浮かべるのもいいですね。

これは、ヨガの方法でもあるんですが、深呼吸するのも気持ちを落ち着かせるのには有効です。

その時、鼻から出入りする呼吸の出入りのみに意識を集中します。

すると不思議と気持ちが落ち着いてきますよ。

捉え方や見方を変える。

子どもの行動は本当にいけない事ですか?

うちの子はいつも悪戯ばかり。

よその子を叩く、大きい声を出して騒ぐ、宿題をなかなかやらない

でも、その子にはその子なりにその行動をした理由があるんです。

大人を困らせようとしてやっているのではないかもしれません。

よその子を叩いたのは、先によその子が悪口を言ったからかもしれません。

大きな声を出すのは元気でいい事!TPOの区別がついていなかっただけかもしれません。

宿題をなかなかやらないのは、他にやるべき大事なことがあったからかもしれません。

このことを心理学ではリフレーミングと言います。

見方を変えれば捉え方も変わり、怒るべきではなかったことと気付くかもしれません。

↓この絵本はいつも怒られている子どもの視点から描かれており、涙なしには読めません。

子どもは親の言うことを聞かないもの

なんで、うちの子は言うことを聞いてくれないんだろう?

そんなことでイライラしていませんか?

これは、「子どもは親の言うことを聞くもの」という固定概念があるからです。

ご自分が中高生の頃を思い出してみてください。

部屋をきちんと片付けて、毎日予習復習もきちんとして、寄り道せずに家に帰り、親の言うことを聞いて生活していましたか?

子育ての先輩の話を聞いてみても同じ話をよく聞きます。

「子どもは親の言うことを聞かないもの」なんだと頭に留めておけば、イライラすることが減りませんか?

性格にはいい面と悪い面の2面性がある。いい面に目を向けよう

親がそうさせたいと思っていても、子どもの性格によっては向き不向きもありますよね。

親が、グイグイとリーダーシップをとってほしいと願っていても、気持ちの優しい子にとってはなかなか難しいです。

でも、そういう子は、みんなの気持ちをよく理解して、弱い立場の子にも手を差し伸べてあげる優しさがあるかもしれません。

物事には、必ず良い面と悪い面があります。

子どものいい面に目を向けましょう。

子どものいいところを見て、できている事を褒める

子どものいい面に目を向けたら、今度は、その子ができている事を褒めてあげましょう。

宿題はやっていなくても、筆箱まで出していたら、「やろうと思って準備しているんだね、えらいね。」

少食の子なら、盛り付ける量を少なくしてあげて「全部食べられて、お母さん嬉しいな」

本当は毎日ハンカチを洗濯に出してほしいけど、「今日は出してくれたんだね、ありがとう」

できている事を少しずつ褒める事で、子ども自身もやる気が出て他のこともできるようになってきます。

また、褒めていくことで子どもとの良い関係を作ることでのメリットもあります。

好きな人にはもっと役立ってあげたいと思いますよね。

子どもとの信頼感を構築していくことで良いことをしようという子どもの気持ちが湧き上がりやすくなります。

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自分から行動できる環境を作ってあげる

まだ子どものうちは、ママがやってほしいと思っていることでも、やり方がわかっていないということも考えられます。

言葉では分かっていても実践的なやり方が身についていないとできないんですね。

できていないことは、環境を整えてあげるといいです。

この時のコツは、子どもと話し合って、出来そうなことを一緒に考えるという点です。

  • 毎日プリントを置く用の箱を用意する。
  • ランドセルを掛ける場所を決める
  • ◯時になったら宿題を始めると決める

子どもも、自分で決めたことはやらざるを得ませんし、意外とやるものです。

思い込みは捨てて事実だけをみる

もやもやしている子猫a

「忘れ物をしたことを注意したのに、全然聞いていない」ことや、

「ヘラヘラして馬鹿にしているような態度をしている」ためにイライラすることってありませんか?

このとき、「全然聞いていないように思う」や「馬鹿にしている」というのは、こちらの思い込みですよね?

実際に馬鹿にしているかどうかはわかりませんから、自分の思い込みで腹を立てていることになります。

こんな時は、思い込みは捨てて、目の前にある問題だけに目を向けましょう。

例えば、この場合は「子どもが忘れ物をしてきたこと」です。

忘れ物をしないためにはどうしたらいいかを一緒に考えて行った方が子どものためにもなるし、怒る必要もなくなりますよ。

時には子どもを頼ることも必要

こどもって、言ってもなかなか片付けてくれずにイライラすること多くないですか?

イライラしても察してやってくれるなんてことはないですし、怒りをぶつけても険悪になるだけで何も解決しないんですよね。

そんな時には、ママからお願いしてみましょう。

「これから晩ご飯なんだけど、散らかっていると食べられないから片付けてくれると助かるな〜」

この「助かるな」というのがポイントで、こどもって、「しなさい」って言われるとやりたくなくなるんですよね。

学年が上がってくると余計に、命令されたり上から目線に拒否反応を示すんですよね。

なので、「私」を主語にして、お願いするのが上手なお願いのポイントです。

参考になる本

アンガーマネジメントをもっと勉強したい方や、子どものしつけで悩んでいる方にオススメの書籍を紹介します。

こちらの書籍は、育児だけに限らず広く使える本です。

幼児のしつけはみんな育児本を読んだと思うんですが、小学生になると意外と読みませんよね。

小学生になってくると心も複雑になってきたり話もあまりしなくなって、理解しにくくなってきます。

こちらの本では、子どもの気持ちに寄り添った伝え方が学べます。

まとめ

こそだてにイライラはつきものです。

しかし、怒りに任せた育児はいい事がありません。

でも、子どもの行動についついイライラしてしまい、毎日ガミガミ叱ってしまう。

怒った後には自己嫌悪に陥る・・・

アンガーマネジメントを学んで、そんな毎日からさよならしましょう。

怒りをコントロールするポイントは

怒りをコントロールするポイント
  • どんな時に怒っているかを知る
  • 怒りの元を分析する
  • 自分がコントロールできない問題は諦める
  • 子どもに伝わる伝え方をする

イライラを抑えるコツは

イライラを抑えるコツ
  • イライラしたら6秒数える
  • その場から離れたり、楽しいことを思い出す
  • 捉え方や見方を変える
  • 子どものいい面をみて、できているところを褒める
  • 子どもができる環境を整える
  • 時には子どもに頼るのも大事

子どもにとって、ママがニコニコしているのがいちばんの心の栄養です。

時には厳しくしなくてはならないこともありますが、アンガーマネジメントを身につけてより良い子育てライフを送りましょう。

このリラックス方法も効果的ですので、ぜひこちらの記事も参考になさってくださいね。

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