【我が家の方法】注射を怖がる子どもの予防接種の受け方

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  • 子どもに予防接種を受けさせたいけど
  • 泣いて嫌がって病院に行くのでさえ一苦労。
  • 何とか泣かずに受けてもらいたい。
  • 事前にできることはある?

そんなママのお悩みに答えます。

予防接種で泣くのは成長の証

赤ちゃんが生まれて少し落ちつくと予防接種が始まります。

予防接種は、赤ちゃんが健康に育っていくのに欠かせない役割を果たしています。

きちんと受けさせたいのだけれど子どもが毎回泣いて困る、というママは結構多いのではないでしょうか?

大人だって嫌な注射。子どもならば尚更嫌ですよね。

1歳を過ぎてくると、段々と注射が痛いことを理解し、注射をされて泣き出す子が続出します。

0歳の頃は、まだ何をされるかも分からず、注射を打たれてようやく痛みで泣き出す子、注射をされても何をされたか分からずケロッとしている子が多いかとおもいます。

2歳にもなると、「予防接種」の意味も完全に理解し、自我が芽生えるイヤイヤ期も相まって、「病院に行くと注射をされる」と思って嫌がったり、病院の雰囲気だけで泣き出す、病院に行くと言っただけで嫌がって泣き叫ぶなどなどママは激しい抵抗に合いながら苦労して予防接種を受けさせていることと思います。

嫌がる我が子をなだめて予防接種に連れていくのは本当に大変ですよね。

でも、これは子どもが成長のした証です。

予防接種の意味を理解し、
これから行われることに対して予測し
自分の考えをママに伝える

生まれたばかりの頃はあんなに弱々しく、泣いておっぱいを飲むことしかできなかった我が子が、生まれてたった2年足らずでこんなことができるようになったんだなあと、感心してしまいますね。

しかし、喜んでばかりはいられません。

受けさせなければならない予防接種はたくさんありますし、そのたびに泣かれていたのでは大変。

ギャン泣きになるとパニック状態になって注射中に暴れたりすると、危険ですし、いつまでもいつまでも泣かれると正直疲れ果ててしまいますよね。

子どものためにも、何とか、少しでも気持ちよく泣かずに受けてもらえないかなと、我が家で試している方法がありますので今回は、それを紹介していきます。

【我が家の場合】子どもが予防接種で泣かなくなる方法

注射を受ける赤ちゃん

子どもは何で、予防注射で泣くんでしょうか?

いや、注射って痛いもんね。そりゃ泣くよね。
わたしも注射、大っ嫌いです。

子どもが予防接種でなく理由

子どもが予防接種で泣く理由
  • 怖い
  • 不安
  • 動かないように抑えられるのが嫌
  • 痛い

こんな感じかなと思います。
この中で、「怖い」、と「不安」はある程度は取り除けるんじゃないかなと思っています。

不安なのは、多分、見知らぬ雰囲気の所で何をされるか分からない不安、恐怖ってのがあると思うんです。

なので、事前準備をする事で取り除けるかなと思います。

我が家のムスコもかなりのビビリです。

余談ですが、男の子の方がビビリだと思いませんか?
周りを見ていても、意外と女の子の方が肝が座っているというか、しっかりしているような気がします。

ビビリで神経質&注射大っ嫌いのムスコでも、下記の方法を繰り返し行う事で、ギャン泣きしたのは1歳前後の時だけで、2歳になっても泣くは泣いていましたがすぐに泣き止むようになり、3歳なる前には泣かずに予防接種を受けれるまでになりました。

初めて注射を泣かずに受けられた時は、とっても「どやあ」な顔をしていたので相当の自信がついたんではないかなと思います。

よければ試してみてくださいね。

予防接種を受ける意味を伝える

わたしは、予防接種に行く時は、必ず子どもたちに「今日、予防接種に行くよ」と伝えます。

小学生なら一週間前に伝えることもあります。

子どもにも心の準備は必要ですもんね。

そして、予防接種を受ける意味をポジティブに伝えます。

分からなくてもいいと思います。
全部理解できなくてもいいと思います。
そのうちわかるようになるので、一応0歳からずっと説明しています。

例えば…
  • 予防接種を受けると、注射の中のお薬が体を守ってくれて病気に掛からなくなるよ
  • かかっても軽く済むことがあるんだよ

など、子どもに分かりやすい簡単な言葉でいいので予防接種を受けるとこんないいことあるよってことを伝えます。

こどもが、「(桃太郎の)きびだんごみたいだね」と言ったことがあり、子どもなりに免疫力が強くなるって言うイメージが理解できているのかなあと感心した事があります。

桃太郎

嘘&だまちうちは絶対にダメ

予防注射に行くと言うと、子どもが嫌がって面倒だから「お散歩にいくよ」と嘘をついて病院に連れて行ったことはありませんか?
また、注射なんて「痛くない」よと言ってしまったことはありませんか?

私も「いっその事そっちの方が楽だ」と思ったこともあります。

しかし、騙し討ちのようなことをやられたら子どもはどんな気持ちになるでしょうか?

騙された!ママは信用できない!ってなりかねませんよね。

病院について注射するってわかったら結局大騒ぎになりかねませんよね。

私も実際に病院の前で揉めている親子を目撃したことがあります。

親子の信頼関係にも関わりますし、嘘や騙すようなことは絶対にやめましょう。

私は、「注射はちょっと痛いけど、すぐ終わるよ。」などとポジティブに伝えています。

予防接種が痛かったら「痛い」って言って良いよ

正直にいうと、わたしは、予防接種で泣いてもいいと思っていますし、それを子どもにも伝えています。

感情を表に出すことは悪いことだとは思っていません。

なので、

痛かったら、「痛い!」って言っても良いんだよ。痛いよね。ママも注射は嫌いだから分かるよ。

と共感します。

そうすると子どももちょっと気が楽になると思うんです。

緊張すると不安や痛みって強く出るような気がしませんか?

なので、ちょっとでもリラックスさせて楽にしてあげたいからです。

注射をする側のお医者さんでも、「痛かったら痛いって言っていいからね」って言ってくれる先生がたまーーにいます。

そういうお医者さんがいるとわたしも子どももホッとします。

注射が終わった後に、「痛かったね。先生下手だったね。ごめんね」って言ってくれたお医者さんがいて、「あ、痛いのを先生のせいにするのもアリかも!」と思って、それからは自宅でこっそり「注射が痛かったら、先生の下手くそ!って言ってもいいんだよ」と言うようにしました。

そしたら、子どもも笑っていて、ちょっとしたネタになっています。
さすがに子どもも先生に直接言いはしませんでしたが(笑)

自宅で予防接種ごっこをする

注射ごっこ

小さい子どもは、毎日同じ流れで生活をするのが安心するそうです。

大人でも、いつもと違ったり、予測のつかないことをする時ってドキドキしますよね。

お出かけすると、子どもが「今日はどこに行くの?何をするの?」ってしつこく聞いてくるという経験はありませんか?

小さい子どもにとって、世の中にまだまだ未体験のことが多いので、いつもと違うことや体験したことがないこと、少ないことっていうのはとても不安だそうです。

事前にどんなことをするかを知って不安を取り除くと、痛みも楽になることが分かっています。

我が家では、自宅で予行練習を兼ねてお医者さんごっこをしています。

本当に病院で注射をする場面を再現しています。

例えば…
  • お腹もしもししますねー(聴診器をお腹に当てる)
  • 冷たいので拭きますねー(注射をするところを消毒)
  • ちょっとチクッとしますよー(注射をする)

なんて感じで始めはママがお手本を見せるように先生役、子どもが患者役になって、あとは交代したりしなかったりしてどちらをやっても構いません。

子どもが注射役を嫌がったら、無理強いせずに、ぬいぐるみ相手にやっても大丈夫です。
※子どもは見てますから、十分練習になります(^m^)

何回かやっていると、子どもも参加したくなって自分がお医者さんになってやってみたり、ママが患者さんになって大袈裟に「痛いよ〜えええーーーん。゚(゚´Д`゚)゚。」なんて泣こうものなら、優しく注射してくれたりします。

どちらかというとお家では、真面目にやるというよりコミカルにやった方が楽しめるのでおすすめです。

頑張ったら、泣いても褒める&子どもの気持ちを受け止める

泣く

ある時、予防注射を受けた後にムスコが泣きながら言ったんです。

「がんばったけど、ないちゃったああああ」って。

それを聞いて私も泣きそうになりました。

子どもながらに、泣いちゃダメ。って感じてたのかなって。

私は泣いてもいいと思っていたし、伝えていたつもりではあったのですが、思い当たる節がありました。

ムスメとムスコが同時に予防接種を受けた時に、ムスコは泣いていたのですが、ムスメが泣かずに注射できたので、看護師さんが「さすが小学生は泣かないね!偉かったね」と褒めてくれました。

ムスメは今小学生ですが、注射自体は嫌がるものの、注射で泣くってことはだいぶ前からなくなっていました。だから、私もその場では一言「頑張ったね」って言っただけで、泣いたムスコのことも頑張ったねと褒めていました。

でも、看護師さんに「泣かなくて偉かったね」って言われたのを聞いたムスコは「ボクは泣いてしまったけど、泣かない方が良かったんだ」と思ってしまったのかもしれません。

もちろん、看護師さんはムスメを褒めてくださったので悪気もなかったと思いますし、責める気もありません。

でも子どもとしては、痛くて嫌な予防接種を受けただけでもがんばったのだから、泣いてしまってももっと十分に褒めてあげるべきだったのかもしれません。

本当に子どもってちょっとした一言をよく聞いています。

ムスコには、その後、「泣いちゃったのが悔しかったんだね。泣いてもいいんだよ、頑張ったね。」と話しました。

でも、なかなか納得してくれなくて、「泣いちゃったからああああ」「じぇんじぇんしゅごくないよおおお」と泣き続けていました。
こうなると、もう注射が痛くて泣いているんではないんでしょうね・・・

帰宅して落ち着いてから、ゆっくりと話をしました。
ムスコは、この日は泣かないって決めていたみたいで、我慢していたけんだけれど、泣いてしまったのでよほど悔しかったとのことでした。

「泣いちゃったのが悔しかったんだね。でも頑張ったんだね。偉かったね。」というと、小さく「うん」と頷いていました。

そういえば、この日は予防接種に行く時も「嫌だなあ。嫌だなあ。」と言いながらも素直に病院に自分の足で向かっていたし、自分なりに決意していたのかなあと思いました。

小さいながらも、頑張ろうって思っていたんですかね。

なんか逞しく、成長を感じました。

そして、次の予防接種の時には見事!泣かずに受けれることができました。

その時のムスコのどや顔は見事なものでした。
さぞかし自信になったんでしょう。

小学校から帰宅したムスメにも報告していました(笑)

小さくてもそれぞれの頑張りがあります。

だから、その時出来なくても、頑張ったり誰かに認めてもらえるってことが自信やその次の頑張りにつながるんでしょうね。

多分、ママは皆さんその辺はきちんとやっておられると思いますが、注射を受けれた日は是非存分に褒めてあげてくださいね。

まとめ

大人でも注射なんて嫌いなのが普通ですよね。
ましてや子どもとなれば注射は嫌なのが当たり前。泣いても当たり前ですよね。

でも、出来るだけ不安や恐怖を感じずに、前向きに受けてもらいたいなと思って我が家で実行している方法を紹介しました。

  • 予防接種を受ける意味を伝える
  • 嘘&だまちうちは絶対にダメ
  • 予防接種が痛かったら「痛い」って言って良いよ
  • 自宅で予防接種ごっこをする
  • 頑張って予防接種を受けれたら、泣いても褒める&子どもの気持ちを受け止める

お子さんの性格などによってやり方はいろいろあると思いますが、是非試してみてくださいね。

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