- 入園グッズを手作りしようと思うけれど、何から始めていいかわからない。
- 一通り作るために必要なものが知りたい。
- みんなどんな生地で作っているの?
そんなママのお悩みに答えます。
入園グッズを手作りする際の準備【どんな生地で作る?】
入園グッズを手作りする際にまず決めなくてはならないのは、『どんな生地で作るか』ということです。
- 【柄】生地の模様。柄か、無地か
- 【色】何色にするか
- 【素材】綿生地か、麻か
- 【織り方】オックスか、帆布か、キルティングか
それぞれの生地にメリットやデメリットがあります。
例えば、絵本袋を作る際にオックス生地だとコンパクトで軽くなりますが、クタっとなりやすく持った時に形を維持しにくいです。
逆にふわふわの見た目も幼児らしくて人気のキルティングで作った場合は、形崩れしにくく持った時に形になりやすいですが、かさばりますし洗濯しても乾きにくいです。また、長く使っているとキルティングの糸がほつれてきて見栄えが悪くなります。
帆布の場合も形崩れしにくいですが、硬い生地なので、重なったところは特に縫いにくくなります。手縫いで縫おうと思っている方には特にお勧めできないです。
このように、それぞれのメリットデメリットや子どもの好み、ママの好みをまとめてお気に入りの生地を見つけていきましょう。
参考までに、オススメの生地を紹介します。
絵本バッグ(レッスンバッグ)にオススメは「綿や麻+キルト芯」
絵本バッグはある程度の重さのものを入れる強度が必要なので、ローンなどの薄すぎる生地ではなくある程度の厚みがあった生地が向いています。
ふわふわとした見た目が可愛らしく強度もあるキルティング生地と
コンパクトに畳めるオックス生地が人気ですね。
キルティング生地の方が多く、それに次いでオックス生地の方が多いかなという印象です。
『絵本バッグはいざというときに防災頭巾がわりに使えるのでキルティング生地がいい』という話を聞いたのですが、キルティング生地は長く使っていくとどうしても糸がほつれてきて、見た目が残念な感じに!
ので、できるだけ長くキレイに使いたい派の私はオックスくらいの厚みの綿や麻の生地の中に「キルト芯」という物を貼って作っています。
「キルト芯」は、キルティング生地の中に入っている薄い綿で、好きな生地をキルティング生地に変身させることができる便利アイテムです。
通常は、キルト芯を貼ったらキルティング特有のダイヤ模様を縫って補強していくのですが、私の方法はただ貼るだけ!ダイヤ状には縫いません。
キルト芯を貼る一手間が増えるのですが、アイロンで簡単に貼れますし、それ以外は他の生地を使った場合と同様に作ることができます。
形もキルティング特有のふっくらして可愛い感じになる。
しかも、長く使っていても糸がほつれてきて見た目が残念になる心配がないのでオススメです。
オススメは「綿や麻+キルト芯」
お着替え袋(体操服入れ)、上靴入れにはオックス生地がオススメ
お着替え袋は、その名の通り替えのお着替えや体操服を入れるのに使います。
上靴入れの使用頻度はそう頻繁ではありませんが、お着替え袋は頻繁に使うので強度も必要ですが、あまり硬い生地で使ってしまうと開け閉めが大変で使い勝手が悪いです。
なので、適度に厚みのあるオックスくらいの生地で作るのがオススメです。
コップ袋には、「オックス生地」or「薄手の綿や麻生地」がオススメ
コップ袋は、園でうがいするためのコップを入れる巾着袋です。
毎日使うので、開け閉めがしやすい柔らかい布がいいでしょう。
軽いコップを入れ持ち歩くわけでもないので、そんなに強度も必要なく、薄い布で問題ないです。
お弁当箱巾着には、「オックス」or「薄手の綿や麻」がオススメ
お弁当袋は、毎日給食の園では必要がないと思いきや、遠足などのお弁当の際には必要になりますし、1つ持っていると便利なのでこの際まとめて作っちゃうといいです。
毎日のお弁当を出し入れするのに、これも硬い生地では出し入れしにくく、巾着もしぼりにくいです。
また、お弁当の汁などの汚れが付きやすく洗濯した際も早めに乾いてほしいものでもあるので、薄手の生地がオススメです。
ランチョンマットと同柄で作る際も、薄手の生地の方が同じ生地で作れるのでオススメです。
使用頻度が高く、ある程度の強度が必要になるので裏地付きで作るのがオススメです。
どんな柄がいいか迷っちゃう!方には、こちらの記事がオススメです。
お店やネットを覗くと、たくさんの生地が売られています。
どんな柄を選んだらいいか迷っちゃう?オススメは?と言う方には、こちらにオススメ生地を纏めていますので、参考になさってくださいね。
入園グッズ、裏地はつける?付けない?圧倒的につけるのがオススメ!
以上、オススメの生地を紹介しましたが、これは全て表地の話になります。
この項では裏地についてちょっと私の思うところをお話しします。
え?裏地?めんどくさいから付けたくないわ。てか、付けなくていいっしょ。
と思いますよね?
私的にはコップ袋以外は裏地付きで作るのがオススメです。
生地は余計に使いますが、手間はほとんど変わりません。
というか、布端の処理をする手間が省けます。
その上、裏地をつけると縫いやすい薄い布でも強度も上がるし、見た目にもキレイでおしゃれで高級感が出ます。(※おしゃれ、高級感は個人の感想です。)
裏地をつけると内ポケットもつけやすいです。ポケット便利ですよね。
なので、断然裏地を付けて作るのがオススメです。
入園グッズは裏地つきがオススメ!
- 布端の処理が要らなくて仕上がりがキレイ
- 縫いやすい薄い布でも強度が上がる
- オシャレ感や高級感がでる
入園グッズを手作りする際の準備【サイズを決める】
さて、お好みの生地を決めたら生地を買いにいきましょう。
私は手芸店に行って、生地を買おうと思った段階で初めて・・・
「生地をどのくらい買ったらいいの?」
とお店で呆然としたことがあります。
あらかじめ、必要な長さをおうちで決めていくと買い物がスムーズですね(反省)
作るものに対して必要な生地の長さを「用尺」と言います。
用尺を決めるには、作るもののサイズをまず決める必要があります。
せっかく作るのだから長く使えるように・・・と思って大きめに作りがちなんですが、幼児の場合は、大きすぎても小さすぎても入れにくかったり持ち難ったりして使いづらいのでその子にあったちょうどいいサイズをオススメします。
参考までに我が家で使ってちょうどいいと思うサイズを記載しておきますね。
絵本袋(レッスンバッグ)のオススメサイズ
縦×横
30×40cm
※取手を除く
※大判の絵本も入るサイズです。
実際の作り方をこちら↓で紹介しています。
お着替え袋(体操服入れ)のオススメサイズ
縦×横
35×25cm
※取手を除く
※冬服(長袖トレーナー、ズボン、肌着、靴下)が入るサイズです。
実際の作り方をこちら↓で紹介しています。
上靴袋のオススメサイズ
縦×横
25×19cm×マチ5cm
※取手を除く
※20cmくらいの靴まで入れられるサイズです
実際の作り方はこちら↓で紹介しています。
コップ袋のオススメサイズ
縦×横
16×16cm
※よく売っている子どものうがい用のプラスチックコップが入るサイズです。
お弁当箱巾着のオススメサイズ
縦×横
15×26cm×マチ10cm
※一般的な1段のお弁当箱とお箸箱が入るサイズです。
実際の作り方をこちら↓で紹介しています。
入園グッズを手作りする際の準備【布を購入】必要な用尺は?
- 絵本バッグ
- お着替え袋
- 上靴入れ
- コップ袋
- お弁当箱入れ
上記、5つのアイテムを作る場合に必要な布の用尺を考えてみます。
購入する布の横幅が110cmだった場合に付いて計算しました。
1種類の布で作る場合
最もシンプルな方法で、切り返しなし1種類の布で作る場合、1mの布があれば作れます。
同じ柄で素材も統一すれば、購入する布も1種類で済むので手間もなく安価に作ることも可能です。
同じ布に統一する場合は、オッスク生地や同程度の厚みのある綿や麻の生地にするのがオススメです。
表地:80cm
裏地(つける人):1cm
この布は1mなんですが、こんな感じで裁断すると80cmで間に合いますね。
大きめサイズで作りたい方は余計に用意してくださいね。
2種類の布を切り返して作る場合
2種類の布で切り返して作ると、デザインにアクセントが付いた仕上がりになります。
この場合、どの位置で切り返すか、切り返しのデザインや作り方によっても布の用尺が決まってきますが
1種類目(メインとなる布)80cm
2種類目(切り替えし用布):30cm
裏地用(つける人):1m
あれば作ることができます。
大きめサイズにしたい方は余裕をもって準備してくださいね。
入園グッズを手作りする際の準備【布以外に購入するものは?】
入園グッズを手作りする際に、布以外に必要なものは
- アクリルテープ(持ち手用)
- アクリルコード(巾着の紐)
- ループエンド
- お名前タグ
必要な方
- Dカン
- キルト芯
- 糸(布の色にあったもの)
全て手芸店で揃えることができますよ。
入園グッズを作るのに必要な持ち手と紐の長さは?
入園グッズを作る時には、持ち手用のアクリルテープと巾着用の紐(アクリルコード)が必要になります。
※持ち手を共布で作りたい方はアクリルテープは要りません。
それぞれに必要な長さの例をまとめておきますので、買い揃えておきましょう。
自分で長さを決めたい方は、この長さよりも少し長めに購入しておいて好みの長さに調節してくださいね。
アクリルテープ(25mm幅)
絵本バッグ:70cm
体操服入れ:21cm
上履き入れ:38cm
合計:130cm
アクリルコード(中太5mm幅)
体操服入れ:110cm
お弁当巾着:60cm
コップ袋:40cm
合計210cm
パーツを全て同じ色で揃えるならパーツのセットがおトクで便利ですよ。
↓↓
まとめ
入園グッズを作るのに必要なものリスト
【布】
- メインとなる布:80cm☆
- 切り返し用布:30cm
- 裏地の布:1m
- キルト芯
【パーツ】
- アクリルテープ(持ち手):130cm☆
- アクリル紐(巾着用):210cm☆
- ループエンド:2組(4つ)
- お名前タグ
- Dカン
※最低限の材料で作りたい方は、☆印だけ揃えたら作ることができます。
入園グッズを作るとなると、準備段階で結構悩みます。
準備しなくてはならないものもたくさんあります。
一生懸命に用意するママは頑張っていますね。お疲れさまです。
適度に息抜きをしながら進めていってくださいね。
失敗しないために、子どもたちが使いやすい様に、少しでもお役に立てたら幸いです。
実際のレッスンバッグの作り方はこちら↓↓
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