- 温泉旅館に行きたい!でもいけない・・・。
- おうちで旅館気分を満喫する方法が知りたい。
- マンネリ化した子どもとのおうち時間を楽し過ごす方法ある?
そんなお悩みに答えます。
【子どもとのおうち時間にオススメ】自宅で温泉旅館ごっこのメリットとは?
今までは長期休暇は家族旅行をしていたご家庭でも、コロナ禍で旅行に行きたくてもいけない状態が続いています。
ここ京都でも緊急事態宣言が出され、このゴールデンウイークはまたもや自宅にお籠り。
お出かけするにはいい季節だけに、ガッカリ感が半端ありません。
子どもたちも旅行やお出かけが好きなので、
「また温泉に行きたいね」
「早く旅行に行けるようになったらいいのに」
などということが増えてきました。
楽しかったよね〜、温泉。
週末も長期休暇も遠出することができず、正直、おうち遊びもマンネリ化してきちゃいますよね。
そこで、我が家では「自宅で温泉旅館ごっこ」を決行することにしました!
ごっこ遊びをするためには、対象のお店やさんや店員さんなどをしっかりみる観察力が必要になります。
また、こんな時どうするかな?なんて話すかな?などの想像力と、それを表現する表現力・言語能力・問題解決力も必要になります。
ある研究では、ごっこ遊びを通じて、他者と気持ちを共有することができるようになったり、人への思いやりなど、心の発達につながるとされています。
http://www.pilot-toy.com/topics/docs/20180605.pdf
https://www.mellchan.com/topics/docs/kokoiku2020713.pdf
このようにごっこ遊びには観察力・創造性をはじめとしコミニュケーション能力・社交性など様々な能力を養い、向上させるなどメリットがたくさんあります。
また、自宅で温泉気分を味わえる温泉旅館ごっこは、大人側にもメリットがあります。
子どもを連れて温泉に行こうと思うと移動ですごく疲れるってことありませんか?
温泉ごっこなら自宅で行うこともあり、移動に体力を使わないのは大きなメリットです。
また、宿泊の準備や荷物が多くなって負担に感じることもありません。
実際は自宅なので、必要なものはなんでもありますし、子どもが熱を出したり体調を崩した時も臨機応変に対応できます。
このご時世ですから、感染のリスクも気になりますが、おうち温泉旅館ならその心配もありませんよね。
その上、実際に温泉旅行に行くよりも低予算で実現することができます。
自宅でできる温泉旅館ごっこでは子どもにも大人にもメリットがいっぱい。
いつものごっこ遊びとは一味違い、パパやママもリラックスできるように工夫して子どもとのおうち時間を楽しみましょう。
【自宅で温泉旅館ごっこ】非日常感を演出するアイディアは?
自宅で温泉旅館ごっこをするにあたり、我が家ではこのようなコンセプトを決めました。
このコンセプトに沿って準備をしました。
どの施設をどのように演出しようか?どの部屋をどう使ったら非日常感が出るのか?考えるのが結構大変だったので、準備が一番大変でした。
以下にポイントをまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
フロントは本格的に
旅館の顔とも言えるフロント
宿泊の手続きをしたり、レンタル品の貸し借りをしたりする大事なところ。
玄関から入ってすぐの部屋に、ソファと小さなテーブルを置いて準備しました。
看板はダンボールに筆ペンでそれらしく書いて自作しました。
また、支配人役のムスコにはスーツを来てもらい雰囲気を出しました。
小さな支配人さんが可愛かったです(*´∀`*)
【温泉】雰囲気を重視!いつも使わないアイテムを駆使
温泉旅館の醍醐味であるお風呂は、最も「いつもの」感が出てしまい易い場所。
いつも使わないアイテムを駆使して非日常感を演出しましょう。
「ゆ」の暖簾でテンションアップ!
温泉といえば、のれん!
このために暖簾を買うのはもったいないし、何か使えるものはないかな?
・・と思いついたのが、直前の掃除の時に10数年間寝かせてあった戌の日の腹帯。
使い道がなくずっとクローゼットにしまってあったもの。
なんとこれがちょうどいい!
腹帯を暖簾の長さに切って2枚用意します。
「ゆ」の文字は、家にあったフェルトで作り、半分に切って腹帯に布用ボンドで貼り付け、上の部分を輪っかにしてミシンでダダっと縫います。
輪っかの部分を100均の突っ張り棒に通して出来上がり!
これがあるのとないのとで全然雰囲気が違います!
可能な限りぜひ準備してくださいね。
お風呂上がりのタオルは新品を準備。アメニティはカゴにまとめてセット
お風呂のタオルはお客さん用の新品を出して非日常感を出しました。
また、ドライヤー、歯ブラシ、綿棒などアメニティはカゴにセットし、温泉っぽくセッティングしました。
これだけでも旅館に来た雰囲気が出ますよね。
我が家で使っている歯ブラシは小包装なので、この機会に新しい歯ブラシをセットして旅館気分を盛り上げました。
個包装の歯ブラシは100均でも購入できますが、磨き心地を考えるとこちらがおすすめ。
温泉の素を使って温泉気分!
自宅のお風呂にドラッグストアなどで売っている温泉のもとを入れることにしました。
入浴剤を変えるだけでも香りや色が変わっていろんな温泉の気分が楽しめますよね。
季節によっては、ゆずを浮かべたり菖蒲を入れたりしてもいいかもしれませんね。
また、鳥の鳴き声や川のせせらぎなどのBGMをかけることで山の露天風呂も演出できますよ。
上の写真ような木の桶を用意するのもいいかも!
温泉の自販機だって作れちゃう!?
温泉内によくある自販機は、段ボール買いしてあるお水の段ボールに「自販機」って書いただけw
これが意外に子どもにウケてました( ^m^ )
湯上りにアイスを食べれるようにアイスも購入しておいたのですが、楽しすぎてみんな忘れていましたw
【食事】楽に豪華に!お弁当や仕出しを利用するのがオススメ
温泉旅館は食事が命!
ということで、非日常感を出すためにもいつもより豪華に行きたい!
でも、ママだって楽したい!
というわけで、お弁当を購入することにしました。
近くの料亭や百貨店の少しいいお弁当がオススメです。
時間に余裕がある場合は予約しておくと受け取りがスムーズで、密になっている場所に長時間並ぶ心配もありません。
仕出しを頼むのもいいですね。
温泉に泊まったと思えば断然安い!
旅館の朝食といえば、品数が多い和定食。
でも品数多く作るのは大変だし、ママも楽するんだ!
ここはスーパーや百貨店のお惣菜を利用しました。
また、焼き魚は近くのお魚屋さんの西京焼きの切り落としを利用したところ、量も多くなりすぎず子どもにも食べやすくて美味しかったので大好評でした。
【客室】いつもと違うお部屋で!お茶菓子とお布団で非日常感を演出
客室として使用したのは、いつもは使用していないお部屋。
できれば和室がいいですね。
いつもと違う部屋で寝るというだけで子どもたちにとってはすごく非日常感が出て楽しかったようです。
いつもベッドで寝ているので、床にお布団を敷いて寝るというだけでもワクワクしたみたいでした。
客室として使った部屋には折り畳みの机を運び入れ、お座布団を用意し、お茶菓子をセットしました。
お茶菓子は、子どもたちの好みとできるだけ旅館によくあるようなものを目指して用意しました。
今回用意したお茶菓子は、京都のマールブランシュさんのもの
通販でも購入できますよ。
客室にはおもちゃは持ち込まず、カードゲームやボードゲームは貸し出しという形にして旅館感を演出しました。
温泉はやっぱり浴衣!こどももよろこぶ演出
温泉によく置いてある浴衣。
コロナの影響で軒並みお祭りも中止されて去年も一度も着ることがありませんでした。
ここぞとばかりに浴衣を出して着せてあげたら子どもたちめっちゃ喜んでました。
【スタッフ】架空でもOKだけど子どもにやってもらってもカワイイ!
スタッフは、必要なところは大人がやればいいかな?と思ったんですが、急遽ムスコが「ボクがやりたい!」と言い出したので、ムスコに支配人をやってもらいました。
必然的にサポートが必要になり、私もスタッフとして稼働することになってしまったのですが、ムスコの行動や言動を見ていて感心させられたり、成長を感じることができ、可愛らしい姿も見ることができたので結果としてとても良かったです。
ムスコも楽しみながらスタッフをやりきり、その日は充実感をすごく感じられた顔をしていました。
張り切って活動したのですっかり疲れたのか、夜もぐっすりで翌日まで疲れを持ち越していたくらいでしたw
【自宅で温泉旅館ごっこ】準備物リスト
大体、以上のようなコンセプトで進めることにして、準備をしていきます。
本格的な感じを出すために、旅館に着いたらまず記載する宿帳をあらかじめパソコンで作成しました。
また、架空の請求書も同様にパソコンで作成。
架空の請求書というとなんだか怪しい感じですが、もちろん怪しいものではありません。遊びのための(架空の)請求書です。
館内の地図はムスコが作ってくれました。
【自宅で温泉旅館ごっこ】当日の流れ
それでは、我が家で実際にやってみた温泉旅館ごっこ当日の流れをご紹介します。
午前中は買い出し
当日、午前中は買い出しの時間。
事前に買えるものは準備しておきますが、お弁当などは消費期限が当日中のことが多いので、そういうものを重点的に購入します。
チェックインは午後2時からとし、それまでは一緒に過ごしました。
お客さん役は一旦外出からの帰宅
旅行感を出すために、一度外出します。
子どもたちが学校や園に行っている間に準備して帰ってきたら「お帰りなさいませ」っていうシュチュエーションでも楽しそうですよね。
次回はそれにしようかな?
今回はムスコがスタッフやりたい!と言い出してしまったので、急遽変更してムスメと旦那だけ30分くらい外出してもらって私たちは準備することにしました。
お客さん役が帰ってくる前に掃除・セッティング
お客さん役が外出している間に、大急ぎで掃除して、部屋の配置を変えて、客室をセッティングしました。
玄関には看板とスリッパをセット。
ムスコを入園式以来袖を通すスーツに着替えさせ、セリフを仕込みますw
玄関には看板をセット。
↓↓このとき着たやつです
お客さん役をお出迎え
あっという間にお客さん役が帰宅。
「おこしやす〜」
でお出迎えです。
家族全員わくわくニコニコ(^^)
楽しい〜
フロントでチェックイン
フロントで自作の宿帳に記入してもらい、お風呂の時間やお食事の時間を確認します。
このご時世なので、検温と手指の消毒も。
これはムスコのアドリブです。
すごい!
客室にご案内
お待ちかね、客室にご案内です。
「本日のおへやはこちらです。ごゆっくりお過ごしください」
思ったより本格的なムスコの言葉と客室にニヤニヤが止まらないムスメと旦那。
ムスコも案内が上手にできてご満悦。
お客さん役にママも合流
お客さん役にママも合流します。
ムスコにも声をかけたのですが、支配人役をもっとやりたい!ってことでお任せすることに。
客室でお茶を飲んだり、ゲームをしたりおしゃべりをしたりしてまったりと過ごします。
いつもムスコに絡まれているムスメも絡まれることなく自分の時間をゆっくり過ごすことができ、リラックスできたようでした。
いざ!温泉に入浴!
満を辞して温泉に入浴!
温泉旅館だと男女別になりますが、家なら家族で入れるのもいいですよね。
まあ、我が家はお風呂がそんなに大きくないので、好きな組み合わせて順番に入ることにしました。
我が家はムスコが肌荒れしやすく入浴剤は普段使っていませんが、これなら使えるので今回はこれを使用しました。
「ゆ」の暖簾も大好評で、ずっとはずさないで!と子どもたちに頼まれたほど。
また、泡風呂にしたので子どもたちも楽しみながら入れたようです。
温泉だと子どもが騒ぐのは危ないし迷惑になるので厳禁ですが、自宅ならある程度大丈夫なところもいいですね。
何かあったらすぐに上がれるし。
裸でうろちょろしても自宅だし。助かる〜
お風呂の後は夕食。楽で美味しい!サイコー!
温泉の後は夕食が待っています。
買ってきたお弁当を出すだけなので準備も楽チン〜
見た目も綺麗で、なかなかこんな料理自分では作れません。
子どもたちが食べている間に、客室に待機させていたお布団をセッティング。
客室に戻り、お布団で寛ぐ
ご飯を食べ終わってから歯磨きし、客室に戻るとお布団が敷いてあり、子どもたちは狂喜乱舞。
いつもと違う部屋ということもあり、思ったよりかなり非日常感がありました。
お布団の上で一悶着し、トランプなどをして遊ぶのも楽しいよね。
子どもたち就寝後は大人のリラックスタイム?
すっかりはしゃいで疲れ切った子どもたちはすぐに爆睡。
いつもと違う部屋ということで興奮して寝られないかな?とも思ったりしましたが杞憂でしたw
子どもたちが寝た後は、大人たちはお酒を楽しんだり映画を見たりゆっくりできるなあ。これも自宅旅館ごっこのいいところだなあ・・・
と思ってましたが、大人たちもすっかり爆睡(о´∀`о)
朝起きたら朝風呂も?
昨日早めに寝たからか、子どもたちは早めに目が覚めてしまいました。
温泉に行った時は子どもたちも朝風呂に入りたがるのですが、今回は自宅のお風呂だったからか入ることなく。
朝食の準備を私がしている間、支配人は朝食の準備を手伝ってくれました。
朝食&お布団の片付け
朝食は、お魚を焼いて昨日買ってきたお惣菜を盛り付けるだけなので準備も楽チンでした。
昨日の夕食のお弁当の容器を再利用して盛り付けることで洗い物も少なくすみましたw
いつもより家事が少ないことで、子どもたちにも余裕を持って接することができるのも良かったなと思います。
子どもたちが朝食を食べている間に、客室のお布団を片付けておきます。
ちょっと遊んでからチェックアウト
子どもたちが客室内で遊んでいるうちに、いつもの洗濯などを最小限で済ませてしまいます。
こちらは旅行中とは違って家事が発生しますが、洗濯物がたまらないのは嬉しいです。
少し遊んだらチェックアウト。
支配人さんが請求書を提示し、お支払いをお願いします。
お客さん、クレジットカードでお支払い。
子どもたち、普段の親の行動はよく見てますねw
どんなところ見られてるのかわかってとても興味深いです。
お見送りしたら即帰宅
お客さんをお見送りしたら、お客さん役は秒で自宅に帰ってきます。
これで、温泉旅館ごっこは終了です。
【子どもにも大好評】自宅で温泉ごっこがめちゃくちゃ楽しかった
以上のように、自宅で温泉旅館ごっこを楽しみました。
実際にやってみて、子どもたちも
(旅館から)帰りたくなーい!
楽しかった。
またやりたい!
と大好評でした。
帰りたくないって・・・自宅なんですけど笑
いつも遊ぶよりも、子どもたちも自発的に考えて工夫したり、おもてなしをする気持ちや言葉使いも丁寧になるからか、喧嘩も少なくストレスなく遊べているように感じました。
私自身も、家事の負担が減ったことや温泉気分を満喫でき、子どもたちも喜んでもらえたので気分転換・リフレッシュになりました。
確かに準備は少し大変でしたが、旅行気分が自宅で味わえ、すごく楽しかったのでまたやりたいです。
でも、安心してお出掛けできるようになったら、本当の温泉旅行にも行きたいな〜
ちなみに我が家は有馬温泉がめちゃ大好きです!
リーズナブルに行ける方法も紹介していますのでぜひ読んでみてください。
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