- 以前よりもエアコンが冷えなくなった。
- 以前と同じ設定温度にも関わらず、涼しくなってくれない。
- フィルターの掃除もしているし、他の原因も思いつかない。買い替えしかないのかな?
そんなお悩みに答えます。
以前よりエアコンが冷えにくくなってしまいました
子どもがいるため、あまり冷やしても良くないと気を使って設定温度は28℃にしています。
これでも数年前までは十分に冷えていました。
でも、ここ数年は同じ設定温度でもとにかく暑い!冷えている感じがしない。
イヤイヤ、そりゃあ36℃とか外の気温にしたら十分涼しくはなっているんですが、
- 前より冷えなくなったなあ。
- 設定温度を変えていないはずなのにどうしてだろう?
って感じなんです。
えー、これは故障かな?修理?買い替え?
結構な年数使っているから汚れも気になるし買い替えたいけど、エアコンって結構なお値段するし、嫌だなあ〜
なんて思って色々と調べたり対処してたら意外な原因が見つかったのでシェアしますね。
エアコンが冷えにくくなる原因は?
ネットでエアコンが冷えなくなる原因を調べると、こんな感じで出てきました。
なので、我が家でも原因を探るべく一つ一つチェックしていきました。
エアコンが冷えない原因はエアコンの汚れ?
エアコンは、お部屋から取り込んだ空気を冷やしたり温めてお部屋に戻すという動作をしています。
どんなに綺麗にお掃除しているお部屋でも、その空気中には、目には見えないホコリやカビ、調理中の油、タバコの煙など様々なものが舞っています。
なので、当然その空気を取り込んだエアコンにもホコリやカビの胞子が入り込むことになります。
エアコンは、フィルターがついていて大きなホコリは入らない仕組みにはなっていますが、フィルターの目にも取りきれないものはエアコンの内部まで入り込んで溜まっていきます。
フィルターの汚れ
真夏など朝も晩も暑くてエアコンが切れない状態のときありますよね。
いつフィルター掃除せいっちゅうねん!みないな時。
子どもたちも夏休みで掃除も捗らないし・・・
フィルターのお掃除は2週間に1度が目安と言われていますが、お掃除しないとホコリが溜まって空気の取り入れ口が目詰まりした状態になりエアコンの冷えが悪くなります。
また、自動お掃除機能付きのエアコンの場合も、掃除ロボットは完璧ではないので、時々フィルターを掃除してあげるといいですよ。
水洗いまでしなくても、掃除機で吸うだけでも結構綺麗になります。
また、ダストボックスの中がいっぱいになってしまっていると掃除機能が低下してしまうので、ダストボックスつきのお掃除ロボットの場合は、溜まった埃も定期的に捨ててあげてくださいね。
また、お掃除ロボット付きのエアコンの場合も、引越しなどで知識のない業者がエアコンを取り付けた場合は、いい加減なつけ方をされていてお掃除ロボットが機能していないこともあります。(経験有)
その場合は、自力でお掃除するか、エアコンを正しく付け替えてもらう必要があるのでチェックしてみてくださいね。
エアコン内部のよごれ
また、エアコンのフィルターを通り抜けた粒子の細かいホコリや汚れは、エアコン内部に溜まることもあります。
これが熱交換器に溜まってしまうと冷えが悪くなることもあります。
エアコン内部の掃除は、素人にはなかなか難しいです。
とはいえ、内部に発生したカビが健康被害を起こすことは、小さい子どもをもつ私たち親としてはとても心配なことですし、綺麗にしておきたいところです。
最近は、お掃除スプレーなどが販売されていますが実はこれは故障や部品劣化の原因になるとして問題になっています。
メーカーも市販のお掃除スプレーは推奨していません。
じゃあどうしたらいいのか?
今のところ、信頼のおけるお掃除のプロに頼む1択です。
メーカーには、早く内部が汚れないもしくはお掃除がしやすいエアコンを作って欲しいです。
送風ファンの汚れ
風向きを調節するルーバーのさらに奥にある送風ファンも意外にめちゃくちゃ汚れています。
我が家でも綿棒や雑巾などで掃除をするのですが、細かいところでめちゃくちゃ羽の数はあるし手は届きにくいしでやる気が失せる部分です。
汗もめっちゃかくし・・・
ただ、ここが汚れていると汚れた空気を室内に送ってしまったり、送風効率が悪くなって冷えにくい原因にもなるのでお掃除は必須です。
やはり、エアコンはプロにまとめてお掃除してもらうのが楽です。
自分で掃除する苦労を考えたら1シーズンに1〜2万円の出費は決してコスパ悪くないと感じます。
エアコンが冷えないのは冷媒ガスの漏れが原因?
エアコンの中では、室外機と室内機の間で「冷媒ガス」と呼ばれる気体が循環しています。
冷媒ガスは、常温では気体ですが、圧力をかけると液体になります。
圧力を下げるとまた気体に戻ります。
液体が気体になる時には、「気化熱」と言って熱が放出され冷やされます。
この仕組みを利用してエアコンは空気を温めたり冷やしたりしているんです。
例えば、冷房の時は、室内の暑い空気を液体状態の冷媒ガスに乗せて室外に運び、室外で気化させます。
その時に空気は冷えますので、この冷えた空気を冷媒ガスに乗せて室内に運ぶというわけです。
なので、何らかの原因でこの冷媒ガスが漏れたりして足りなくなった状態だとエアコンの効きが悪くなるんです。
引越しなどで持ち歩いたり、配管をいじったりすると冷媒ガスが抜けて不足しやすいようです。
我が家のエアコンも2回ほど引越しを経験しています。
その中で冷媒ガスの不足を指摘されて補充したことがあります。
費用は2万円ほど掛かったので決して安くはないですが、思い当たる方は一度チェックされてもいいかもしれません。
我が家ではそういった理由で一度補充しているのでおそらくこれではないかなと思います。
しっかりと冷えた空気も出ているので・・・
室外機を冷やしたらエアコンが効くようになる?
室外機は、室内の暑い空気を外に排出する役割があります。
なので、
- 周辺にものを置いている
- 直射日光が当たっている
- ゴミやホコリが溜まっている
などの理由でうまく機能していない場合は冷房の効きが悪くなる可能性があります。
我が家の室外機は、マンションの所定の室外機置き場に置いてあるので周囲に物が置いてあることはないのですが、庇があるわけでもないので確かに直射日光が当たって夏場は暑くなっています。
室外機を冷やす方法としては、
- ヨシズなどで直射日光を遮る
- 濡れタオルなどで冷やす
といいようです。
ネットなどで調べると、水を使うのはよくないと書かれているものもありますが、室外機は本来外に置くものですし、台風や雨のことも考えられて作られていますから、内部に水が入る角度で直接水をかけない限りは大丈夫かと思います。
我が家では、濡れタオルの気化熱を利用して室外機を冷やす方法を試してみました。
ただ、夏場はすぐにタオルは乾いてしまうので、ただ濡れタオルを置いただけではダメです。
濡れタオルを使って室外機を冷やす方法
- 水をはったバケツを室外機のそばにおき、濡れタオルを室外機上部を覆うようにかけます。
- 濡れタオルをバケツの中にも入るようにします。(バケツの床につくくらい入れる)
毛細管現象でバケツの中の水がタオルに浸透し、バケツに水がある限りタオルが濡れた状態を保ってくれます。
室外機がアッチッチになっているなという方は試してみてもいいかもしれません。
ただ、我が家では効き目があったか不明。
はっきりとした効果は感じられませんでした。
エアコンの故障
じゃあ、ここまでやって冷えないってどうゆうことやねん!
もうエアコン壊れちゃったんかな?
えーーー、これは買い替え!?
と思いつつ、一か八か、試しに設定温度を23℃にしてみたら結構涼しくなるんですよね。
じゃあ、エアコン自体は故障してないし、正常に機能してる。
でも、設定温度通りには冷えない。
どういうこと?
温度センサーの故障も疑いました。
でも、そうではなかったんです。
エアコンつけても冷えない原因は「ルーバー・フラップ部品の摩耗」だった
というわけで、ひととおり原因をチェックしたんですが、イマイチ当てはまらない。
どうしたものか・・・
- 冷房にした時に吹き出し口から冷風は出ている
- でもお部屋は思ったように冷えない・・・
う〜ん・・・
困ってエアコンを見上げていた時にふと気づいたことがありました。
なんとなくだけど、
ルーバーの開きが悪くない!?
そう思い当たって、リモコンで風向きを色々と変えてみました。
ルーバーが以前より動いていない気がする!!!
よくよく見ると、2段階で動いていたルーバーが1段階でしか動いてませんでした。
そのため、お部屋に十分に冷風が排出されずに冷えが悪かったのだと思います。
エアコンのルーバーやフラップが経年劣化で動かなくなることは結構ある
ルーバーは、エアコンの風向きを変えるところ。
風向きを変える部品は
- 左右方向を変える「ルーバー」
- 上下方向を変える「フラップ」
の2種類あります。
今回動きが悪かったのはフラップの方。
根元の部分は動くものの、角度をつける部分がプラーンとなっていて部品が壊れたかな?って感じでした。
ルーバーやフラップの部品はプラスチックでできている物が多く、経年劣化によってどうしても壊れやすい部品です。
ましてや、風向きを自動にしていたりすると頻繁に動く部分なので摩耗によって動きが悪くなったりすることも多い箇所です。
我が家のエアコンも12年目ですので、劣化して然るべき時期というところでしょう。
お掃除の際に無理に取り外そうとしたりして破損することもよくあるそうです。
私も、吐き出し口の奥まで手を入れて掃除したくてルーバーを取り外そうとし、壊してしまったことがあります。
自分でお掃除する際には注意しましょう。
こういうこともあるし、やっぱりエアコン掃除はプロに任せたほうが安心なのかなって思ってしまいますよね。
おそうじ本舗のエアコン掃除は赤ちゃんにも優しい溶剤を使ったり、分解掃除もしてくれて徹底的に綺麗にしてくれるのでおすすめですよー。
下のリンクから詳細をみれるので良ければ見てみてくださいね。
【エアコンが冷えない】ルーバー・フラップが動かない時にするべき対策は?
というわけで、エアコンをつけてもお部屋が冷えない原因はフラップの故障でした。
この場合、対処方法としては以下の2通りが考えられます。
- ルーバー・フラップ部品の修理・交換
- 手動でルーバー・フラップを動かす
あとは、年数が立っているエアコンであれば、エアコンの買い替えも一つの選択肢かもしれません。
電化製品は、年々消費電力も小さくなっていますし、新しく買い換えたほうがエコな上に電気代も下がることが多いです。
ルーバー・フラップ部品の修理・交換
外側から見える範囲での部品の破損などの場合は、ルーバーやフラップを交換することでまた動くようになることもあります。
ルーバーやフラップが取り外せるタイプの製品なら、部品を取り寄せて自分で直すことも可能です。
その場合は、あらかじめ、取説などでルーバーの取り外し方、取り付け方、交換方法などを調べておくようにしましょう。
メーカーによっては、自力での修理を禁止しているところもあります。
いざ部品を取り寄せてから取り付けれないとなったら部品代も無駄になってしまいますからね。
私自身、掃除の時にルーバーを無理に外そうとして部品を壊したことがあります・・・
自分でできそうになかったら、無理せずに修理に出すのが無難です。
無理にやろうとして、他の部品まで破損してしまい結果として大きな出費になってしまうことは避けたいですからね。
ただ、ルーバーやフラップを動かすモーターや内部の部品の摩耗や破損の場合は、部分を交換しただけでは動くようになりません。
その場合は、エアコンのメーカーや電気屋さんに修理をお願いする必要があります。
手動でルーバーやフラップを動かす
この場合、通常モーターを使って電気・機械的に動かしているものを無理に手動で動かすことになります。
無理に動かすことで、さらに部品が壊れる可能性があるのでゆっくりと慎重に動かしましょう。
もちろん、ゆっくりと丁寧に動かしたところで壊れる可能性はありますし、本来、手動で動かすものではないので、自己責任でお願いします。
我が家は、使用年数が長いため買い替えも検討しているのですが、今のところはこの方法で対処して暑い時期は乗り切ろうと思っています。
フラップを広げることでお部屋が冷えるようになりました!とりあえずよかった!
まとめ
エアコンで冷房をつけてもお部屋が冷えなくなったなと思ったら、フラップが動いていませんでした。
自動で動かなくなったフラップを手動で動かすことによってまた冷えるようになりました。
意外にも、エアコンのルーバー・フラップが経年劣化よる摩耗や部品の破損で動かなくなってしまうことは結構あります。
冷風は出ているようだし、色々と対策してみたものの冷えないなあと思った時はぜひルーバー・フラップをみてみてください。
当面の対処法としては、手動で動かすことでも対処できますが、無理に動かすことで故障につながる場合もありますので、修理や買い替えを検討してみるのがベターです。
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