【本当に使ってる】0歳から小学生まで使えて理系脳が育つオススメおもちゃ6選

この記事は約27分で読めます。
  • 子どもを理系に育てたい。
  • 大きくなってから算数の勉強に苦労しないように子どもが小さなうちから理系感覚を身につけておきたい。
  • 理系感覚を鍛えることができるおもちゃはある?

そんな疑問に答えます。

【0歳からできる】理系脳を鍛えるためにはどんなおもちゃがオススメ?

おもちゃで遊ぶ男の赤ちゃん

理系離れが叫ばれ、小学校でも算数や理科などの理系科目が苦手な子が多くなっています。

では、理系脳というのは、どのようなことをいうのでしょうか?

理系脳の特徴として、以下のような能力が高い人のことを言います。

理系脳の特徴
  • 論理的思考力
  • 数的感覚
  • 推理力
  • 空間認知能力
  • 問題解決能力

そのほかにも発想力や創造力、検証能力が高いと言われます。

逆に文系脳の場合は、

文系脳の特徴
  • 情緒的思考
  • 柔軟な考え方
  • 想像力
  • 語彙力
  • 感受性

などが高いと考えられます。

決してどちらの脳が優れているとか劣っているというわけではありませんし、どちらもバランスよく持っていると素晴らしいですよね。

ただ、全ての能力が高いパーフェクトな人間はいないのも事実ですし、人によって得意・不得意もあります。

思考には人それぞれパターンがあってそれは普段の習慣で養うことができるのです。

小さいうちから家庭で理系的な遊びを取り入れることで、理系的思考を高めることはできます。

自我が芽生えた後に勉強として「学ばされる」よりも、何もわからない時期からおもちゃとして遊びとして生活に取り入れることで、本来持っている能力を自然に伸ばすことがたやすくなります。

この記事では、我が家で子どもが小さい頃から実際に使っている「理系脳」を育てるおもちゃを紹介します。

数の感覚を磨くおもちゃ

小学校に入ってまず難関と思われるのが算数の足し算・引き算ですよね。

もともと幼児は、数の概念は自分の年齢くらいの数までしか正しく把握できていないと言われています。

え?でもうちの子、10まで数えられるよ。
100まで数えられるよ

という方もいらっしゃるかと思いますが、

数を順番に暗唱できる
ことと
実際に数を数えられる

ということは全くの別物なのです。

りんごが●●●とあることと数字の「3」を結びつけるのはとても高度な思考なんです。

そんな数の概念を遊びながら養っていくことができるおもちゃを紹介します。

【NIC】プラステン

プラステンは、ドイツのNIC(ニック)社という会社から発売されているおもちゃです。

ニック社のおもちゃは、主にヨーロッパの森で育ったブナやカエデを使用し、色付けは無害な色素を使用し、水性ラッカーで仕上げています。

ヨーロッパの安全規格CEの基準をクリアしており、丈夫で安心な木のおもちゃが人気のメーカーです。

丈夫で安全かつ飾っても美しい色は赤ちゃんのおもちゃとして最適ですよね。

このおもちゃは、ドーナツのように真ん中に穴のあいた5色のリング型のパーツと、そのリングがさせる棒が5つついたパーツのセットになっています。

0歳の頃は、なめたり触ったりカチカチ打ち鳴らしたりして遊べ、月齢が上がってきたらペグ差しとして、棒にひたすら刺したり、投げたり落としたり転がしたりして遊ぶことができます。

1歳くらいだと、ママが刺したものを倒して楽しむ時期もあります。

我が家の子どもたちは、おままごとの料理に使ったり、リングのパーツを並べて絵を作ったりもしていました。

ほかに、紐もついているので、紐通ししたりして指先を使って遊ぶことで脳を刺激する遊びにも向いています。

付属のサイコロを使えば、ゲームのように使うこともできます。

特に遊び方の説明書はないので、自分の発想次第で自由な遊びができるのもこのおもちゃのいいところです。

また、様々な遊び方ができることで、長い時期にわたって飽きることなく遊ぶことができるおもちゃです。

では、このおもちゃでどのようにして数の概念が育っていくのでしょうか?

先ほど紹介した5つのペグには、それぞれの色のリングが10個ずつ刺さるようになっています。

ペグに刺しながら数を数えたりして、数の概念を学ぶことができます。

こっちのペグに3個、こっちのペグに5個さして、どっちが多い?とか、同じ高さ(数)になったという数的感覚も磨くことができます。

また、一つのペグに10個ずつ刺さることから、「10個でひとかたまり」という10進法の概念を教えることができるのです。

というよりは、遊ぶ・片付けるを繰り返すうちに勝手にその感覚が養われていくんですよね。

あと何個で10になる(満タンになる)
10のかたまりが2個あると20になる

など、小学生で習う足し算・引き算や10以上の数の概念が視覚的に感覚的に学ぶことができるのです。

小学生になって学校の授業でわからなかったときに、また引っ張り出してきて教えてあげるのにもいい教材になりますよ。

【Zoch】ぴっぐテン

こちらは、Zoch社というドイツの会社から販売されているカードゲームです。

ドイツっぽいブタさんの絵柄が愛嬌があってとても可愛くて個人的にすごく好きです。

ブタさんの絵と数字の書いてあるカードを使って遊びます。

場に出ているカードに順番にカードを出して行き、数字をどんどん足して行きます。

数字の合計が10を超えたら負け。その場のカードを全てもらう。

最後にカードの枚数が少ない人が勝ち!というゲームです。

基本的なルールは以上なのですが、0になるカードやマイナスできたりするカードもあり、ゲーム性も高くて子どもも何度もやりたがるカードゲームです。

正当なルールで楽しめるのは早くても5歳以上かなと思います。

10までの数の概念ができている子、少なくとも10まで数えられる子にオススメです。

計算が早くなるだけでなく、
今の数に何を足したら10になるか?ならないか?という数的感覚、
今の状況から考えてどうしたら勝てるかという発想力

などがゲームをしながら楽しく養えます。

発想力・問題解決能力を養うおもちゃ

与えられた条件に対して、どのように考え、行動していったら問題を解決できるのかは特に理系には必要と言われる能力ですが、理系・文系に関わらず将来必要になってくる能力です。

遊びながら発想力や問題解決能力を伸ばしていけるおもちゃをご紹介します。

【くもん】タングラム

こちらのタングラムも「くもん」から販売されているおもちゃです。

タングラムは形の異なる7つの木のピースを組み合わせて指定の形を作るおもちゃ。

ピース自体は塗装がないスベスベの木製です。

指示に従って遊べるようになる2歳から3歳以上にオススメです。

付属のガイドボードの穴にピースがハマるようにピースを回転させたり方向や裏表を変えて組み合わせて行きます。

ピースの方向や裏表などの空間認知能力
図形の組み合わせによってどんな形が得られるか?
思考力
発想力

などが鍛えられます。

パズルのような感覚もありますが、レベルの低い問題ならパズルより取り組みやすいのではないでしょうか?

ガイドボードに背景が書いてあるのが子どもにとっては親しみが湧いて取り組みやすいようです。

こういうところ、子どもが楽しめるようによく考えられていてありがたい限りです。

一問一問できたときの達成感が嬉しいようで、問題のパターンも豊富なので、子どもも飽きずに遊びます。

ガイドボードには使うピースなどヒントが書かれているので、ヒントを隠したり、ボードを裏返したりすることによって難易度を変化させることができるのもこのおもちゃの醍醐味です。

また、収納用の木箱に入れるのも10通り以上のパターンがあるようで片付けにも頭を使いますw

頭が硬くなってしまった大人の脳トレにもなりますよ。

空間認知能力を磨く

空間認知能力とは、周りの景色を見たときに対象物を、絵として捉えるのではなく立体の物体として捉え、向きや大きさ、形、その裏側はどうなっているのかな?移動速度は?移動方向は?などを正確に認識する能力のことを言います。

目に見えている部分と見えない部分を理論的に結びつけて把握する能力になります。

一般的に、子どもの空間認知能力は3歳から5歳くらいの間に急激に伸びると言われており、この時期に刺激を与えることで能力を高めることができるという説もあります。

空間認知を養うおもちゃとしてはレゴが定番ですが

レゴ以外にも空間認知能力を養うおもちゃはありますよ。

おこさんの年齢や好みによって選んであげてみてくださいね。

【くもん】図形キューブつみき

子どもの頃、知能テストで、積木が複雑に積み重なっている絵を見て、積木がこの中に何個あるかを答える問題があったのを覚えている方はいらっしゃいますか?

まさに、これが空間認知能力を測るテストなんですが、この問題をリアルで再現できるのがこの「図形キューブつみき」です。

販売しているのは、知育で有名な日本の会社「くもん」ですね。

この図形キューブつみきは、立方体の5色のつみきが合計50個も入っています。

小さいキューブなので、お口に入れるのは注意してあげる必要がありますが、0歳から遊べます。

初めは積み上げて崩すという遊びが楽しいかもしれません。

摘むことで指先を使い、脳を刺激してあげることもできます。

カラフルな色合いも可愛く、ただ単に積木として遊ぶのも楽しいですが、このつみきには「パターンカード」というものがついています。

平面でできるものから、段々とレベルアップして複雑な形を作ってみることにチャレンジできるようになっています。

また、単色だけでなく、色も指定されているのがさらに難しく、観察力・思考力・発想力が試されます。

横はどうなっているのかな?裏はどうかな?どう組み立てたらカードと同じようになるかな?と考えて繰り返し遊ぶことで、空間認知能力が鍛えられていくのです。

小学校に入って、図形の問題に悩んだら、また引っ張り出してきて考えるのに役に立つおもちゃでもあります。

【ボーネルンド】マグフォーマー

マグフォーマーはボーネルンドが販売しているおもちゃです。

「ボーネルンド」デンマーク語ですが、実は日本の会社なんです。

マグフォーマーはアメリカのおもちゃで、ボーネルンドが正規輸入代理店になっています。

ボーネルンドは百貨店にも入っているし、各所に遊戯施設もあるので、このマグフォーマーに触れたことのある方も多いかもしれません。

マグフォーマーは、磁石でくっつけて遊ぶブロック玩具です。

ブロックと言っても、マグフォーマーのパーツは、枠組みだけ。

なので、小さい子でも持ちやすいことから、我が家では子どもが0歳の頃から握って振り回したり、舐めたりしておもちゃにしていました。

0歳から三角や四角に親しむっていいですよね〜w

磁石でくっつけるので強い力が要らず、レゴなどに代表されるブロックに比べても力のよわい小さいお子さんでも簡単にくっつけることができます。

そして、四角や三角などのシンプルなパーツを使って、平面から立体まで様々なものを自由に作ることができるのです。

磁石がパチっとくっつく感覚が楽しく、また、あっという間に様々な形になるのが楽しく、人気のおもちゃです。

小さいうちは、「三角」と「四角」を教えるところから初めてみましょう。

同じ形だけをつなげようとしたり、三角と四角を組み合わせたり、どの辺とどの辺をくっつけようか迷ったり、遊びながら様々な思考力と立体を認知する力が養われます。

段々と、どのように組み立てたら壊れやすいとか、壊れにくくなるとか、構造上の理解も進んできます。

小学生になって展開図の学習につまずいたら、また引っ張り出してきて遊びながら学ぶのもいいですよね。

展開図から立体になるのは爽快です!

実は、このマグフォーマー、

パチモンもたくさん販売されているほど人気。

偽物はお手頃価格。でも、偽物はオススメしません。

バリ取りが甘くてささくれがあったりして子どもの怪我の元に
プラスチックが割れて壊れやすい。もともと割れている不良品が入っていることも
マグネットが甘くてくっつかないことも。
いくつもくっつけたり、大作を作ると外れてしまうことも。
磁石が入っていないものも
ゴミが混ざっていて品質管理に不安
箱が潰れていてプレゼントには向いていない

子どもが使うものが安心・安全じゃないのは嫌ですよね。

正規店で購入するとかなり値が張るおもちゃなので、ネット通販で並行輸入品を入手するのがオススメ。

論理的推理能力を養うおもちゃ

問題を解決していくのに論理的な思考で推理するのは理系ならではの思考かもしれません。

そんな論理的な思考・推理力は、ある程度大きくなってから身につけていく力になります。

与えられた情報をもとに、論理的に根気強く考えていく力を養うためのおもちゃになります。

【学研ステイフル】アルゴ

アルゴは、知育教材の学研のグループ会社である「学研ステイフル」から販売されているテーブルゲームになります。

このアルゴは、数学オリンピック委員や数学者のピーター・フランクルさんらが共同で開発し、2002年に発売された比較的新しいゲームなんです。

アルゴは、0から11までの数字の書かれたカードを使い、それぞれに配られた相手のカードの数字を当てるゲームです。

特に対象年齢は明記されておらず、ルールも比較的簡単なので、あまり拘らずに始めるなら数字に興味を持ったお子さんから楽しめると思います。

ただ、相手のカードを記憶し、じっくり考えて推理する必要があるので、ちゃんと論理的な理由で推理するという本来想定されている楽しみ方をするなら小学生くらいからがいいかなと思います。

集中力
記憶力
分析力
論理的推理能力

が遊びながら鍛えられます。

まとめ

理系離れが叫ばれ、小学校でも算数や理科などの理系科目でつまずく子が増えているそうです。

思考パターンというのは、遺伝でも決まるのですが、実は習慣的なものでもあります。

なので、小さい頃からの生活の中でもある程度養えるものです。

我が家で実際に使ってきた、理系脳を鍛えるおもちゃを紹介しました。

遊びに取り入れることで、楽しみながら理系的な思考を養っていけたらと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました