【しつけ箸不使用】ストレスなく正しく持てるようになるお箸の持ち方【子どもへの教え方】体験談

この記事は約27分で読めます。
  • 子どもに正しいお箸の持ち方を教えるにはどうしたらいい?
  • 子どもがお箸を使えるようになるコツってある?
  • エジソン箸なら使えるけど、普通のお箸になると全然ダメ!どうしたらいいの?

そんな疑問に答えます。

お箸の持ち方はいつから教える?お箸に適した年齢は?

子どもはいつからお箸を始めるのがいいのでしょうか?

実は、お箸の持ち方を教えるのに適した時期というのがあるんです。

子どもにお箸を教えるのに適した時期
  • スプーンやフォークを鉛筆持ちで使える・鉛筆持ちでお絵かきができる
  • お箸を始める絶好のタイミングはお箸を持ちたくなった時
  • 幼稚園や保育園でお箸指導が始まったタイミング

適した時期に始めることで、子どもも親もストレスなく教えることができますし、覚えるのも早いです。

子どもをよく観察して適した時期を見極めてあげましょう。

スプーンやフォークを鉛筆持ちで使える・鉛筆持ちでお絵かきができる

子どものお箸とフォーク

お箸を持て、使えるようになるためには、子どもの手の発達が必要になります。

よく、握り箸で持っている子いますよね。

おそらく、手の発達が間に合ってないんだと思います。

そういう子は無理して早く教える必要はないと思いますよ。

手の発達が追いついてきてから教えた方が教える側としても楽ですし、子どももスムーズに習得しやすいのでお互いのためでもあります。

じゃあ、お箸が持てるようになる手の発達ってどんなことでしょうか?

お箸が持てるようになるためには、基本の手の形として、「鉛筆持ち」ができることが必要になります。

また、鉛筆持ちで指を動かし、スプーンやフォーク、クレヨンなどを使いこなす器用さも必要です。

なので、お箸を教える前段階として、「鉛筆持ち」でスプーンやフォークを使える・お絵かきできるようになることは、お箸を持てるようになる準備ができている目安と言えます。

スプーンやフォークをまだ握り持ちしている場合は、まずは鉛筆持ちを教えてあげましょう。

お箸を持てるようになる「手の発達」とは?
  • 鉛筆持ちでスプーンやフォークを使いこなせたりお絵かきができる
  • 指先を器用に使いこなした遊びができる

洗濯バサミを使って遊んだり、折り紙をするのも指先のトレーニングになりますよ。(後述します)

お箸を始める絶好のタイミングはお箸を持ちたくなった時

お箸の持ち方を教えるためには、気持ちの面でもタイミングがあります。

絶好のタイミングは「お箸を持ちたくなった時」です。

好きこそ物の上手なれ

好き!やってみたい!が上達の最高のポイントですよね。

  • 子どもが、ママやパパのお箸を使いたがる
  • パパやママのお箸をじっと見つめている

そんなサインが見られたら、お箸を教えるタイミングかもしれません。

子ども用のお箸を用意してあげましょう。

幼稚園や保育園でお箸指導が始まったタイミング

給食を食べる女の子

おうちで教えてもできなかったことが、幼稚園や保育園で教えてもらったりお友だちと一緒にやると突然できるようになったりすることってありますよね。

仲の良いお友だちに刺激を受けたり、みんなができているからとやる気スイッチが入ったりするのでしょう。

幼稚園や保育園では、年少クラスになるとお箸指導が始まることが多いようです。

我が家の子どもたちが通う幼稚園でも、年少クラスでお箸に慣れる→年中クラスで正しい持ち方を教えるというようにステップアップしていき、年長クラスになると全員がお箸で食事を取れるようになっていました。

幼稚園や保育園でも、多くの子どもたちがお箸を持てるようになってくる発達時期を踏まえてこの時期に指導を始めるのだと思います。

家庭での食事の方が回数が多いですし、基本は家庭で教えるということにはなりますが、園で指導が始まるタイミングに合わせて家庭でも教え始めるなど、園の環境を利用させてもらうのも一つの手ですよね。

【しつけ箸不使用】お箸の持ち方の教え方【我が家のやり方】

子どもがお箸に興味を持ち、お箸を始めるタイミングかな?と思ったら、お箸使いを始めてみましょう。

実際に我が家で子どもたちに教えた方法を紹介します。

特別な道具などは使っていませんが、今ではふたりとも正しい箸の持ち方で食事ができるようになっていますよ。

【STEP1】子どもの手にあったお箸を選ぼう!

長短のお箸

子どもがお箸を正しくもつために適したお箸には条件があります。

基本的に、まだまだ不器用な子どもでも持ちやすく扱いやすいお箸になります。

では、お箸の選び方を具体的に見ていきましょう。

その箸長すぎない?適したサイズは「ひとあたはん」

お箸には色々な長さがあります。

食べるには長すぎるさい箸や自分には短すぎる子どもの箸を使って使いづらいと感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。

実は、お箸にはその人にあった長さというものがあります。

長過ぎたり短過ぎたりするお箸は、扱いづらく正しく持つことが難しくなってしまいます。

その人にあったお箸の長さは、

一咫半(ひとあたはん)

と言われています。

片手の親指と人差し指を直角になるように広げた時の指先同士の距離が「一咫(ひとあた)」です。

つまり、その長さの1.5倍の長さのお箸がその人のお箸の最適な長さというわけです。

目安としては、

子どもの手に最適なお箸の長さ目安
  • 3歳:14cm
  • 4歳:15cm
  • 5歳:16cm
  • 小学校1,2年:17cm
  • 小学校3,4年:18cm
  • 小学校5,6年:19cm

子どもは成長が早いからと、つい長すぎる箸を買ってしまったり、短くなったまま使い続けることがあるように感じます。

最適な長さのものを用意してあげることで快適にストレスなく扱え、正しい持ち方を習得しやすくなりますよ。

木製箸や滑り止めのついたお箸が扱いやすい

お箸には、木製のものとプラスチック製のものがありますね。

プラスチック製のお箸は耐久性があり、価格も安くお手入れも手軽にできるのが魅力的ですね。

ただ、プラスチックだと食品を挟んだ時に滑りやすいので、まだお箸の持ち方が身についていない時期は食品が滑り落ちてしまい、子どもにもストレスになります。

なので、箸先にギザギザの滑り止めがついたものを選んであげましょう。

理想は木製のお箸です。

木製の場合は、プラスチックと違って食品が滑りにくいので、子どもにも扱いやすいです。

大きめのスーパーや通販でも木製の子ども箸を入手できますよ。

ただ14〜15cmくらいの小さいものになるとお店では販売していることが少なく、通販の方が入手しやすい印象です。

ただ、木製のデメリットは傷みやすいこと。

長時間水に浸しっぱなしだったり、子どもはお箸を噛んでしまって痛めてしまうこともあります。

我が家でも、年に2回ほど噛んで折ってしまったことも・・・

扱いやすいですが、痛みやすく折れやすいのはデメリットでもあります。

ただ、子どもは成長も早いので、大きくなった手に比べてすぐに箸が短くなります。

持ちやすさのためにも、1年に2回くらいずつ買い換えるのが理想ですね。

【STEP2】【事前準備】お箸の持ち方には手の機能の発達が大事。遊びの中で楽しく身につけよう

お箸を持つためには、手先を器用に動かすことができる必要があります。

お子さんがきちんと箸を持てないと言う場合、もしかしたら体の方の条件が整っていない可能性もあります。

そういった場合は、上手な箸の持ち方を教える前に、まずはお箸をしっかりともつ力や指先を器用に動かせる能力を養いましょう。

日々の遊びの中に取り入れることで楽しくトレーニングできますよ。

【事前準備】お箸を持てるようになる指のトレーニング
  • 洗濯バサミやブロック遊びなどで手の力と指を器用に使う力を養っておく
  • お絵かきで鉛筆の持ち方を教えておく
  • ジャンケンや手遊びで器用に手を動かす
  • ハサミを使って紙をチョキチョキ

【STEP3】お箸の持ち方、子どもにどう教える?遊びから始めるのがポイント

十分に指の力や器用さが身についてきたら、実際にお箸を使って持ち方を教えてみましょう。

初めからお食事で実践してしまうと、子どもは食事を食べれない&うまく持てないでストレスに感じてしまうことも。

我が家でも泣くわ叫ぶわで大変な騒ぎになった経験があります(泣)

初めは食事の場面でなく、遊び用のお箸を用意して遊びの場で教えるのがオススメですよ。

1本のお箸を鉛筆持ち

まずは、1本のお箸を鉛筆持ちにします。

その後、持ったお箸を上下に動かしてみます。

この時、もう片方の手で薬指と小指を押さえるといいです。

しっかりと指の力と器用さが身に付いていれば、ここまでは簡単にできるはず。

十分に褒めてあげておだててあげてくださいね。

そのまま、お箸で宙に○を書く、△を書く、□を書くなども練習になっていいですね。

もう1本のお箸を差し込む

1本のお箸を持てたら、もう一本を差し込んでいきます。

お箸を持っている方の手の親指と人差し指でできた輪っかの中にもう一本のお箸を入れ、薬指と中指の間に向かって差し込みます。

これで、正しいお箸の形はできました。

二つのお箸を開閉する練習

お箸の形ができたら、次は、二本のお箸を開閉する動きの練習です。

先ほど1本の時にやったように薬指と小指を押さえながら上の方のお箸を動かしてみましょう。

ここが最も難関かなと感じます。

おそらく一発ではできるようにはならないので、繰り返し練習してみましょう。

実際にお箸で掴んでみよう

お箸が持てるようになり、上下に動かすことができたら実際にものを掴んでみましょう。

まずは摘みやすいものから、おうちにあるものや100円ショップで揃うようなものでチャレンジしてみましょう。

例えば・・・

お箸トレーニングを遊びに取り入れるアイディア
こんなものをお箸で摘んで見れるかな?
  • ティッシュを丸めたもの(大・小)
  • 切ったスポンジ
  • 色画用紙をジグザグにおったもの
  • レゴブロック

遊びで慣れてきたらお食事用のお箸を用意して、お食事に移行するとスムーズですよ。

しつけ箸では箸を持てるようにはならない?メリット・デメリットは?

子どもにお箸の持ち方を教えようと思った時にまず目につくのは「トレーニング箸」と呼ばれるものですよね。

お箸にリングがついているエジソン箸や、トングのようになっているものがあり、「しつけ箸」「補助箸」ともよばれます。

周りでもたくさんのお友だちや甥っ子、姪っ子が使うのを目にしてきました。

ただ、残念ながらこのしつけ箸や補助箸ではお箸を持てるようにはなりません。

しつけ箸はリングがついていたり、お箸が片方だけ落ちてしまわないように持ちやすい工夫がされています。

なので、「お箸は食べ物をこうやって摘んで食べるもの」という形を教えることはできるかもしれません。

ただ、しつけ箸を使ったところで、子どもはしつけ箸の使い方を習得するだけでお箸の持ち方を習得はできないのです。

しつけ箸を持てるようになったところで、また一からお箸の持ち方を覚えなくてはならないので、子どもにとってもメリットはないですよ。

しつけ箸は、お箸のようなもので食事をするための道具に過ぎません。

子どもの手の機能がしっかりしてから教えれば、普通のお箸を使っても比較的すぐに持てるようになります。

初めから子どもの手にあったお箸で正しい持ち方を教えた方が子どもにとってもいいですよ。

メリット

簡単に「お箸状のもの」を使えるようになる
指先の発達が未熟な低年齢の子どもでも使える

デメリット

正しいお箸の持ち方は身につかない

お箸の持ち方は動画を活用するのも○

子どもって動画大好きですよね。

言葉で言ってもわからない場合、一緒にやってみてもうまくできない場合、動画を活用するのも手ですよね。

動画を見た方が飲み込みが早い場合もありますし、次の瞬間できるようになっていることもありますから。

確かに動画を見てみると見やすい角度で撮ってあるし、上手に説明してくれていて、うまく作ってあるんですよね。

動画も上手に取り入れましょう。

オススメの動画を貼っておきますね。

オハシマン

84歳のオハシマン(笑)が正しいお箸の持ち方を教えてくれるよ。

しまじろう

子どもに人気のしまじろう。

【ステップアップ】お箸の持ち方をより上手にするアイテム

ある程度お箸を使いこなせるようにはなったけど、今一歩きれいに持って欲しい。

上手に持てるようになりたい。

そんな子には、こちらのおもちゃを使ってステップアップはいかがですか?

添付の冊子でお箸のマナーも学べますよ。

おはしマナー豆

すみっコぐらしバージョン

お寿司も可愛い〜

漢字を絡めて楽しく勉強ww

まとめ

子どもにお箸の持ち方を正しく教えるなら、適切な年齢になった時に適切なタイミングを見極めましょう。

目安としては、

お箸トレーニングを開始するタイミング
  • 3歳くらい
  • スプーンやフォークなど鉛筆持ちで道具を使いこなせる
  • お箸に興味を示している

お箸を持てて、使いこなせるようになるためには、子どもの手の発達度も重要になります。

お箸が持てるようになるために必要な手の機能
  • 「親指、人差し指、中指」の3本指でつまめる
  • 器用に動かせるようになる

お箸を教える時には、お箸自体の持ちやすさも大事。

持ちやすいお箸の長さは「一咫半(ひとあたはん)」。

木製か、プラスチック製でも箸先にギザギザの滑り止めがついたお箸が扱いやすいです。

トレーニング箸はそういう道具として使いこなしてしまう可能性があるのでオススメできません。

お食事の時にお箸を使い始めるのではなく、まずは遊びの中で使い方を教えていく方が親もストレスが溜まらず、オススメですよ。

子どもたちのお友だちなどたくさんの子どもたちを見ていると、お箸の持てるようになる年齢って結構個人差があるように感じます。

本人の興味によるところも大きいと思うんですが、親が何も教えなくても2歳くらいですんなり持てちゃう子もいるし、色々やってもなかなか持てないって子もいますよね。

なので、正しい持ち方を教えつつも、「ある程度年齢がきたら持てるようになるわ。」って、楽天的に考えてていいかなと思います。

あまりに親が躍起になっちゃうと、子どもも苦手意識を持ったり嫌がるようになっちゃうので。

サポートしつつもあまり無理し過ぎないようにしてくださいね。

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