こどもが食物アレルギーだけど、アレルギーじゃない兄弟もいる。
なるべく同じものを食べさせたいけど、どんな工夫ができる?
そんなママのお悩みに答えます。
食物アレルギーでも家族と同じものを食べてほしい!
我が家はムスコが食物アレルギーです。
生後8ヶ月の時に離乳食を食べていてアレルギーを発症し、近所のかかりつけの病院に搬送しました。
その後、アレルギー外来で治療を受けました。
アレルギー治療中は病院の指導のもと、アレルギー食材を毎日決まった量食べなければならず、反対に決まった量以上のものは食べては行けないので管理が大変でした。
アレルギー治療の記事はこちら
ムスコのアレルギーは比較的軽いものでしたが、もっと重度のアレルギーを持っている方は、完全に除去したりもっと厳しく管理しなければならずにもっともっと大変かとおもいます。
食物アレルギーがあると食べられるものが限られて本当に大変なんですよね。
ムスコの場合は、小麦、乳、卵のアレルギーだったので、今まで普通に使っていた調味料や市販のおやつも使えなくなりました。
せっかくイベントやおともだちにいただいたおやつも食べられないものが多いし、外食も食べられるものが限られてしまうので面倒くさくなりしなくなりました。
もちろん、今まで普通に食べていた食事にも変化が出てきます。
子どもが大好きなハンバーグやグラタン、カレーなんかは今まで通り普通に作ってしまうとアレルゲンの塊になってしまいます。
牛乳もヨーグルトも食べられない。
おうどんもパスタもパンもダメ・・・
お米と野菜しか食べれるものがないよーーーー!!!!!!!
(あと焼き魚と焼肉)
離乳食の時期って、固形物を食べられるようにするのももちろんなんですが、色々な味や食感を知って脳を発達させる時期でもあるんだそうです。
できれば色々な食べ物に触れてほしいし(脳も育ってほしいし)、何より家族みんなで同じものを『おいしいね』って食べることの楽しさを学んでほしい!
だから家族と同じものを食べさせたいなという思いがありました。
あと、別々に作ると食事の準備にすごく手間と時間がかかっちゃうし。メンドウクサイ・・・
そんな思いから、わたしは決意しました!
アレルギー食材を使わず、アレルギーがあってもなくても美味しく食べれる食事を作る!
【卵・乳・小麦アレルギー対応食】代替品で調理ができる
卵・乳・小麦アレルギーだと、いつものごはんにこれらが入っていると食べられないんですよね。
いつも普通にしていたご飯の用意が、これらを除くとなるととたんに難しくなります。
しかし、これらには代用できるものがあります。
卵→水やお豆腐
牛乳→豆乳
小麦粉→米粉
で、大体は対応できてしまいます。
もちろん、味や仕上がりは違ってきますが、これはこれで美味しかったり、食感が違うので、こっちの方がいいなって新たな発見になったりします。
我が家でもアレルギー治療中は、米粉と豆乳やお豆腐は常備していました。
お豆腐や豆乳はスーパーでも入手できますが、米粉が手に入りにくい場合はネット通販が便利です。
我が家ではいつもこれを使用しています。↑↑
パン用との記載がありますが、粒子が細かく、パンを作るのだけでなく、小麦粉の代用として普通にお料理に使えますよ。
2kgというと量が多く感じますが、意外とあっという間に使い切ってしまいます。
アレルギー対応ハンバーグ
ハンバーグには、つなぎとして卵やパン粉、牛乳を入れますよね。
これらの代わりに、お豆腐を入れてみましょう。
卵などを使ったハンバーグよりあっさりとしたお豆腐ハンバーグになりますが、とてもふわふわで美味しいですよ。
アレルギー対応ピザ
ピザは子どもも大人も好きだけど、ピザの生地は小麦粉でできているから無理・・・
ピザの生地はお餅で作ってしまいましょう。
フライパンでできる餅ピザは、カリカリモチモチでとっても美味しいです。
お餅は薄くスライスします。
我が家ではいつも切り餅を5〜6等分くらいに切っています。
フライパンに、クッキングシートを敷いて、その上に少し油を垂らします。
その上に、スライスしたお餅を並べていきます。
お餅の上に、ピザソース、玉ねぎ、ピーマンなどの具材を載せて蓋をして15〜20分くらい焼いてお餅が柔らかくなったら出来上がりです。
小さい子に与える場合には、喉に詰まるのを防止するためあらかじめ小さく切ってあげ、飲み込むまで注意してみてあげましょう。
アレルギー対応ホワイトソース、カレー
ホワイトソースの作り方は意外と簡単。
ホワイトソースが作れると、シチューやグラタンなどに利用できるので便利です。
ホワイトソースを作る手順で、小麦粉を米粉に、牛乳を豆乳に置き換えるだけです。
グラタンにチーズが使えない時は、表面に米粉のパン粉を振りかけるとサクサクして美味しいですよ。
同様の作り方で、カレー粉と米粉があれば、カレールーを使わずにカレーも作ることもできます。
カレー粉は辛味がある物もあるので、市販のアレルギー特定原材料不使用のカレールーを使用するのもオススメです。
こちらのアンパンマンカレールウも「卵・乳・小麦・そば・落花生・大豆」不使用で、大人が食べても結構美味しいです。ただ甘口ですけど。
米粉のパン粉なら揚げ物もOK!
他にも使えるアレルギー対応食材
小麦粉を使ったうどんなどの麺の代わりに米粉うどんを使ったり、アレルギー対応のカレールーを使ったり、販売されている商品で代用することもできます。
身近に売っていて、アレルギーの子どもでも食べられる食品はこんなものがあります。
- 生春巻きの皮(米)
- フォー(米)
- ビーフン(米)
- 米粉パン
- アレルギー対応カレー(アンパンマンカレーなど)
- お煎餅
- ドライフルーツ
春巻きの皮の代用に「ライスペーパー」
通常の春巻きの皮や餃子の皮は小麦粉でできていますが、生春巻きの皮なら米粉でできているので、食べることができます。
生春巻きとして食べてもいいですが、フライパンに少しの油で焼いてあげるとパリパリになって、また違う食感になって美味しいです。
おうどんの代用は「フォー」で手軽に
米粉のおうどんを手作りしようとしたことがあるのですが、
かったい、硬くなってしまったり、ボロボロになってうまくいきませんでした。
また、米粉のおうどんはスーパーによっては取り扱いがないところもありますが、フォーやビーフンは取り扱いがある場合が多いです。
手軽に麺類を味わいたいならこれらを活用するのがおすすめです。
小麦粉や卵の使われているおやつの代わりに「お煎餅やドライフルーツ」
おやつも、卵や小麦粉が使われていないクッキーやボーロもありますが、スーパーでは売られていなことも多く、お煎餅やドライフルーツなら手に入りやすいですね。
素朴な味で美味しいですよね。
通販ではアレルギー対応食が手に入りやすい
最近は食物アレルギーの人が増えたせいもあるのか、以前よりはスーパーでもアレルギー対応食が販売されていることが多くなりました。
しかし、まだまだ手軽にアレルギーに対応した商品が手に入りにくいこともあります。
そういう時は、ネット通販がとても便利です。
ネットで検索するととてもたくさんの商品が出てきます。
私もネット通販にはとても助けられました。
また、生協の宅配では、様々なアレルギー対応食も販売しています。
このような宅配やネットスーパーを利用するのも手ですね。
アレルゲンは肌から侵入!スキンケアを忘れずに
最近の研究では、アレルゲンは口から入るよりも肌荒れなどの傷口から侵入することによって過剰に反応することが分かっています。
赤ちゃんやこどもの肌は敏感で水分量も多いのですが、乾燥しやすく荒れやすいです。
赤ちゃんは、指しゃぶりしたりおもちゃを舐めたりして口元も荒れやすいですよね。
ですから、アレルギーを治すにもスキンケアが大切になってきます。
日々の保湿をしっかりしてスキンケアしていきましょう。
お風呂も長湯になったり湯温が高くなると、お肌の水分や油を奪われやすくなるので注意が必要です。
まとめ
我が家でしていた、アレルギー対応のご飯の作り方を紹介しました。
こどもの口に入るものは出来るだけ手作りで食べさせてあげたいと思います。
でも、普通の食事でも大変なのに、アレルギー対応した食事の準備はとっても大変です。
たまには手も抜きたい!
そういう時は様々な商品がネット通販でも手に入るので、こういうものも頼るのも必要かと思います。
乳幼児期の食物アレルギーは治ることが多いので、食事の管理は大変ですが期間限定と考えて乗り切っていきましょう!
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