【子どもの自転車】公道デビューはいつから?練習時代から徹底して教えておきたい事とは?

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  • 子どもが自転車で公道を走っていい年齢は決まっているの?
  • みんな何歳で公道デビューしてるの?
  • 公道を走る時に注意することは?
  • 親と併走する時は子は前?後ろ?

そんな疑問に答えます。

法律上は決まりはない!子どもが自転車公道デビューする年齢

子どもの自転車のブレーキ

公道での自転車走行は「何歳から」という明確な決まりはありませんが、幼児の場合はまだまだ突発的な行動も多く、交通事故の危険があるためやめた方が賢明です。

ストライダーに乗ったお子さんが公道を走っているのを見かけたりしますが、あれ実は違法です。

違法なのはもちろんなんですが、交通ルールをまだよく理解できないお子さんが夢中になって車の前に飛び出してしまったり考えただけで怖いです。

実際に我が家でも子どもの自転車の練習をしたり、近所を少し走ったのを見ただけでもとてもじゃないけど怖くて公道デビューは無理だなと感じていました。

我が家では、小学校2年生から徐々に公道デビューしましたが、初めは近所限定で親が付き添った状態じゃないとめちゃくちゃ怖かったです。

  • フラフラと走ることもあるし
  • よく確認しないまま車道に出る
  • 前を見ていない
  • 急に止まる
  • スピードを出す
  • 車に接近して走る

など、親からしたら毎回冷や汗ものでした。

自動車の教習所と一緒で、親が同伴することで徐々に知識や理解を深めて状況判断もうまくできるようになっていくんですよね。

なので、子どもが自転車公道デビューする年齢は?と言われたら「その子次第。安全に乗れるようになってから」というのが答えだと思います。

ただ、一般的には、発達年齢も考えると小学校中学年くらいになると安全に対する知識や記憶力、判断力などが整ってくるかなと思います。

周りでは、「親と一緒に2〜3年生くらいから」という子が多い印象です。

公道デビューする前に交通ルールを教えるのに、交通公園を使うのもオススメです。

京都でいうと、「大宮交通公園」があります。したの記事にまとめています。

しっかりと教えておきたい公道での交通ルール

交通事故に巻き込まれないためにも、自分が加害者にならないためにもめちゃくちゃ大事な交通ルール。

でも、子どもは1度言っただけでは到底覚えられません。

なので、

  • まずは最低限必要なルールだけを
  • 繰り返し何度も

教えていく必要があります。

でも、必要最低限ってどのルールから教えたらいいの?って思いますよね。

実際に子どもと一緒に自転車で走ってみると危ない!と思うことが何度もあります。

そんな経験を通して、我が家が「これだけは!」と徹底しているルールを紹介していきます。

【これだけは!】練習時代から徹底して教えておきたいママ・パパの言葉とは?

親子で自転車

小学校入学〜小学校中学年くらいになると、放課後などに自転車に乗ってお友だちのお家や公園に遊びにいくようになることが増えるかもしれません。

でも、自転車に乗れるからと言ってすぐに1人で公道に出すのは怖いですよね。

1人で自転車に乗れるようになってからもしばらくはパパやママと一緒に走って交通ルールや走り方、危険な場所などを教えていく必要があります。

三輪車や補助輪自転車時代は、ママやパパが歩きで付き添っていても容易に追いつくことができました。

なので、危ない!と思っても手で制止したりアドバイスしながら走ることができました。

でも、補助輪が取れて子どもがタマなしに乗るようになると、とてもじゃないけどずっとランニングで並走することは不可能です。

1人で乗れるようになってしまうと、子どもが危険な状況になっていても親が手で静止したりして守ってあげることが困難になってしまうんです。

一緒に自転車で走りながら見守ったりアドバイスすることになりますよね。

なので、我が家では親がこの言葉を発した時だけは守ってほしいという言葉を決めました。

そして、これを守れなかった場合は、しばらくは1人で乗せないよ。と厳しく言い聞かせました。

それがこの3つです。

【自転車公道デビューしたら】子どもに徹底したい親の言葉
  • ストップ!(止まって!)
  • 走って!(こいで!)
  • ゆっくり!

ストップ!(止まって!)

子どもは視野が狭いために侵入してきた車や自転車、歩行者に気がつかなかったり、一時停止して確認しなければならない箇所も止まらずに行ってしまうことがあります。

時に道路には危険な箇所もあります。

そんな時はよく前後左右を確認してから進まなくてはいけないことをアドバイスしなければなりませんよね。

また、親子で間隔が開きすぎて一方だけが赤信号で止まってしまったり、落とし物をしてしまったりすることもあります。

お子さんを事故から守るためにも、お子さんから目を離さないためにも、一旦止まって欲しい時に使う「ストップ(止まって)」は絶対に守って欲しいです。

我が家では、ストップ!が最も大事と考え、補助輪を外す練習の時から「ストップ」が聞こえたらブレーキをかけるという練習を取り入れています。

走って!(進んで!)

特に横断歩道なんかでよくあるんですが、一旦止まってしまって行ってもいいか子供が判断に迷って立ち往生してしまう場面があります。

迷っているうちに信号が変わってしまったり、後に渋滞ができてしまったり、車が来てしまい危険な状態になることも。

そんな時は、親が判断してGOを出してあげましょう。

ゆっくり!

自転車に乗ることに慣れてくると、スピードを出したくなってくるものです。

ただ、スピードを出すことは魅力的なのと同時に危険とも隣り合わせです。

スピードが出ているということは、状況判断も早くなくてはならないし、事故の時の衝撃も大きくなります。

周りの人に与える影響も大きくなります。

スピードがさほど出ていなければ大事故になる可能性は少なくなるんです。

子どもがちょっとスピードを出しすぎているな、ゆっくり行って欲しいな、という時は声をかけてあげましょう。

【これだけは!】練習時代から徹底して教えておきたい交通ルールは?

子どもの安全を守るために最低限伝えておきたい交通ルールがあります。

我が家でまず初めに教えているのはこの8つです。

ヘルメットは必ずかぶる

補助輪なし自転車の練習をする笑顔の女の子

子どもが自転車に乗る時は、「ヘルメット着用義務」があるのを知っていますか?

道路交通法には、13歳未満の子どもが自転車に乗る際には「ヘルメットの着用努力義務」があると定められています。

努力義務とはなっていますが、その意味は非常に重要です。

ご存知の通り、子どもは頭が重く、転倒した場合に頭を打つことがとても多いです。

実際に、子どもの自転車事故で負傷箇所の6割以上が頭部だそうです。

しかも、頭部を負傷すると重傷になったり後遺症を残してしまう可能性も大きくなります。

交通事故総合分析センターの調査によると、ヘルメットを正しく着用することで死亡の割合を4分の1に減らすことができるとも言われています。

これは、子ども自身が運転する場合だけではなく、親が運転する自転車に乗せる時も一緒です。

でも、子どもってヘルメットかぶるのを嫌がる子が多いんですよね。

窮屈な感じがするし、夏は暑いし嫌なのもわかります。

子どもを自転車に乗せて、忙しく動き回るママやパパは嫌がる子どもを宥めるのもめんどくさくなって、「もうええわ!」「ちょっとだけやし」ってなる気持ちもよーくわかります。

ただ、何よりも大事なお子さんの命を守るため。

大事な命を守るのは親の私たちの役目です。

小さいうちからヘルメットをかぶる習慣を身につけておきましょう。

道路は左側通行。できるだけ歩道を走る。

自転車専用道路

道路では自転車は左側を走ります。

車と同じ左側を走ることによって、車との相対速度が遅くなるので右側走行に比べて安全性が高くなります。

また、13歳未満の子どもは歩道を走ることが認められています。

車道は車からの距離が近くなり、危険度も高くなるのでできるだけ歩道を走行するように教えましょう。

ただし、歩道は基本歩行者の道路です。

お互いに安心して安全に走行できるように、歩道を走る場合は歩行者にベルを鳴らしたり、無理な追い越しをしないこと、速度を落として走ることを徹底しましょう。

ゆっくり走る。

自転車でスピードを出す子ども

自転車に慣れてくると出したくなってくるのがスピードですよね。

前の方でも書きましたが、スピードは魅力的なのと同時に危険なものでもあります。

スピードさえ出ていなければ大事故になる可能性は低くなります。

自分も周囲の人も安全に通行できるように、スピードは抑えて走行するように徹底しましょう。

あと、我が子だけか知りませんが車間距離をめちゃくちゃ詰めてきます。

「車間距離を詰めると前の人が急ブレーキをかけた時にぶつかってしまうよ」

と何度も言っていますが、直らずです。

「自転車2台分は最低空けて走って」と言いつづけて最近ようやく開き始めました。

ゆっくり走るのはその対策のためでもあります。

信号は守る(赤や黄色、点滅は止まる。青は左右確認して進む)

歩行者用信号機

信号を守るのは基本中の基本ですね。

しっかり守ってくれてる方の方が多いかと思いますが、周囲の大人を見ていると守っていない人結構いますよね。

かくいう私も、子どもがいないころは明らかに車が来ない赤信号を無視して渡ったりしていました。

※今はめちゃくちゃ守っていますww

それを見ている子どもたちが真似をして無理な横断をしたり、信号無視をすることもあります。

子どもは大人のすることをよくみています。

急いでいても、車が来なくても信号を守ることが大事と言葉とともに親が身をもって教えていきましょう。

特に、点滅信号の時は進んでもいいと勘違いしていることも多いので、しっかり止まることを教えていきます。

信号が青でも、特に変わった直後は猛スピードで侵入してくる車もいるので、しっかりと左右確認してから進むように言い聞かせています。

自動車、自転車、歩行者が来たら止まる。止まれがなくても止まる!

大きな道路

我が家では、道路を横断するときや、近くを通過する自動車、自転車、歩行者がいたら一旦止まる。と教えています。

特に車。

子どもは小さいのでドライバーから必ず見えているとは限りません。

止まってもらえるだろうではなく、確実に相手に気がついてもらえ、止まってもらえるか通り過ぎるまで待った方が安全です。

相手が気がついてくれて、譲ってくれる時は必ず止まってくれますし、こちらを見ています。

なので、一旦止まって、相手の目を見る。

止まってくれたら、お辞儀をして(「手をあげる」など渡る意思表示をして)渡る。

これは自転車に乗っている時だけでなく、歩行者の立場の時も一緒なのでぜひ教えてあげてください。

小さい交差点でもひとまず止まって左右確認

止まれの道路表示

京都は路地も多く、横断歩道や信号がついていない一方通行の小さい交差点がめちゃくちゃ多いです。

なので、一旦止まるのは正直めちゃくちゃめんどくさい。

だから、ここを止まらないで来る車や自転車がめちゃくちゃ多いです。

あわや衝突は日常茶飯事。自転車どうしが出会い頭に衝突したり、自転車が車に吹っ飛ばされたのを目撃したこともあり怖いです。

なので、自分たちや子どもたちが自転車・歩行者の時には「小さい交差点でもひとまず止まって左右確認」を徹底しています。

車道側にはみ出る時は、後も確認

自転車に乗って後ろを確認する女の子

実際に道路を走ってみると、路側帯に駐車している車も多いですよね。

この車を避けようとした時に、車道にはみ出て走行することになると思うんですが、後ろを確認しないで車道に出ると後ろから車が来てめちゃくちゃ危ないです。

車の側から見ても、自転車がふら〜っと車道に出てこられたらめちゃくちゃ怖いですよね。

何かを避けるために車道側に出ることはOKなんですが、出る場合は必ず後ろを確認することを教えてあげてください。

ぶつかってしまった時は立ち去らず、必ず相手と連絡交換をするか親に連絡する

自己処理中のパトカー

これは、1人で公道を走っていた時に、万が一事故に遭ってしまった時の対処法です。

絶対に起きない、という保証もないので、そう言った時にどうするべきかも教えておく必要があります。

実際に事故に遭ってしまったら、特に子どもの場合、相手が大人だとその場ではテンパってしまって「自分も悪かったし」「怪我もなさそうだし」と自己判断してしまいがちです。

交通事故あるあるですが、実は怪我をしていても、その場ではアドレナリンが出ているため痛みを感じずに大丈夫と思ってしまうことが多いんです。

そのまま帰宅して、実は自転車が壊れていたり、それだけならいいですが、後で大怪我が発覚したり具合が悪くなったりしてしまっては大変です。

なので、実際にぶつかってしまった場合は、「大丈夫」と思っても立ち去らず、その場で

  • 相手の方と連絡先を交換する
  • 車のナンバーをメモする
  • 親に連絡する
  • 警察に連絡する

などする必要があることを伝えています。

実際にその時になってどれだけ冷静でいられるかは分かりませんし、言った通りにできるかは分かりませんが、万が一の時に子どものそばに居れなかった時のために。

少しでも記憶に残っていたらいいなと思っています。

自転車で子どもと一緒に走る時、親は前を走るべき?後ろを走るべき?

子どもと一緒に自転車で公道を走る時、前を走るべきか?後ろを走るべきか?悩んだことはありませんか?

我が家で色々とやってみての実感としては

親が後ろ(初めての道や交通量が多い場所は親が前)

がいいかなと思っています。

その理由としては

親が前だと一部始終見守れる

に尽きると思います。

子どもとしては親がちゃんとついてきているか、とか、このみちで合ってるか?とか色々不安に思うみたいで、しょっちゅう後ろを振り返ったりするのでそれがめちゃくちゃ危なかったりします。

完全に横道ですが、後ろを走らせたら走らせたで、置いていかれるのが不安なのか車間をめっちゃ詰めてくるのです。

(私そんなにひどい事してないんだけど・・・)

また、子が先に走る場合は、親が後ろから大声で「ちゃんと前見て!」「止まって!」とか指示を出さないといけないのが、初めの方はめちゃくちゃ多くて恥ずかしいです。

でも、子どもに後ろを走らせると、親が確認した場所を走るだけなので本人からしたら安全だし安心なのはいいんですが、自分で判断する力は磨かれないですよね。

実際、だんだんと指示する回数は減ってくるので今はほとんど注意しなくても大丈夫です。

あと、もし子どもが単独事故とか何かあった時に、親が先を走っていた場合は後ろで起こった出来事を把握できていないってことになりかねないです。

確かに、子どもに先を走らせるのはめちゃくちゃ不安です。

心配すぎて帰宅後どっと疲れます。

でも、子どもの安全確認や状況判断の練習をさせようと思ったらやっぱり「子どもが先」がいいのかなって思います。

ただし、初めての道だったり、交通量が多い場所、夕方など特に危険な場所は慣れるまでは親が先に行ってあげるのが安全かなと思います。

慣れてきたら徐々にそういう場所も先に走らせてあげると本人のためにはなるのかもしれません。

まとめ

子どもが自転車に乗って何歳から公道を走っていいかの明確なルールはありません。

親としては、交通ルールがしっかり身についてきて判断力も備わってきてから一緒に練習していきたいです。

我が家では、小学2年生で公道デビューでしたが、初めのうちは交通量の少ないごく近所を一緒に走って練習を繰り返しました。

記事内では、公道に出る前に子どもに徹底している我が家のルールを紹介しました。

【子どもの公道デビュー】我が家のルール
  • 親の指示に従う(止まって!進んで!ゆっくり!)
  • ヘルメットは必ずかぶる
  • 道路は左側通行。できるだけ歩道を走る。
  • ゆっくり走る。
  • 信号は守る(赤や黄色、点滅は止まる。青は左右確認して進む)
  • 自動車、自転車、歩行者が来たら止まる(相手の目を見る)
  • 小さい交差点でもひとまず止まって左右確認
  • 車線側にはみ出る時は、後も確認
  • ぶつかってしまった時は立ち去らず、必ず相手と連絡交換をするか親に連絡する

子どもの自転車公道デビューは安全上もめちゃくちゃ心配ですが、成長のために避けては通れない道でもあります。

子どもが公道デビューすると、自転車での行動範囲も増えてお出かけもますます楽しくなりますよね。

安全に配慮しながら行動デビューを楽しんでくださいね。

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