無理な糖質制限は危険!わたしが体験した辛い◯◯トラブル

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  • 糖質制限ダイエットをしようと思っている
  • 糖質制限で起きるトラブルはないの?
  • 食べないダイエットだったら楽に体重を減らせるんじゃない?

そんなママの疑問に答えます。

無理な糖質制限で起こるトラブルとは?

体重計を見て悩む女性

以前、産後のダイエットに糖質制限ダイエットがいいとご紹介しました。

その記事でも、無理な糖質制限は危険ですよ、とお伝えしていたのですが、実際に起こりうるトラブルにはどのようなものがあるのでしょうか?

  • 筋肉が落ちる
  • 骨折
  • 悪玉コレステロールが上がる
  • 動脈硬化、脳梗塞
  • 息切れ、疲れやすい

糖質制限を行なうと痩せる仕組みは、過去の記事で詳しく書いていますが、簡単に説明すると以下のようになります。

糖質制限ダイエットの仕組み

人間は、エネルギー源を食事から摂取しています。体内でエネルギーとして使われる優先順位は糖質→脂質→タンパク質の順なんです。

なので、糖質制限をしていない通常の食生活では、食事から摂取した糖質をエネルギー源として使っています。

糖質は、脳のエネルギーに使われたり、血液中の赤血球が身体中に栄養分や酸素を運ぶために使われています。

糖質制限の食事をして、体内に糖が足りなくなると、人間の体内では、タンパク質や脂質を使って糖を作り出す「糖新生」というシステムが働き出します。

さらに、糖新生で作られるエネルギーにも限りがあるので、これが続くと、体内の脂肪酸をエネルギーとして使う「ケトン体回路」というシステムが働き始めます。

これにより、体内の脂肪を燃やす事ができるので痩せることに繋がるというわけです。

なので、糖質制限をする時には、十分なタンパク質を摂る事が必要です。

十分に食事でタンパク質を摂れないと、体内のタンパク質である筋肉が糖新生に使われてしまうために、筋肉が落ち、体力が落ちるといったトラブルにつながります。

また、糖が不足する事で体内に栄養や酸素を運ぶ赤血球のエネルギーが不足し、十分に機能しなくなるため、疲れやすくなったり息切れが起きたりします。

体力が落ち、疲れやすくなるため運動不足になったり、些細な事でつまずいて転んで骨折したりすることもあり得ます。

さらに、ケトン体回路で生成されたケトンがトラブルの原因になることもあります。

ケトン体は、コレステロールと同じ構造をしていて、ケトン体回路では、血中の悪玉コレステロールが増えます。

悪玉コレステロールが増えることによって、動脈硬化や脳梗塞の原因になる場合もあります。

今回、わたしが経験したのは、この「ケトン体」が増えることによるトラブルでした。

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【体験談】無理な食事制限でわたしが体験した皮膚トラブル

ダイエットをしていたわけではないのですが、一時、とある理由で食事を摂る事ができなくなった時期がありました。

精神的なダメージが最も大きい要因だったと思うんですが、お腹も空かず、3日ほど水分以外はほとんど口にできませんでした。

さすがにこれはまずいと思って、少しずつ食べれるものを食べるようにはしていたのですが、この3日で4キロも体重が落ちてしまいました。

その時に現れた症状です。

襟元付近に赤い湿疹ができる

まず初めに気がついたのは、お風呂に入った時、インナーの襟元に沿って、胸のあたりにV字に小さく赤い湿疹がいくつもできていました。

※以下、患部の写真があります。見たくない方はスルーしてくださいね。

色素性痒疹の胸部

まず初めに頭に浮かんだのが、

「何かにかぶれたんだろうか?」

原因を思い出そうとしてみましたが、かぶれるようなものに触った記憶もありません。

痒みも痛みもなかったこともあり、様子を見ることにしました。

翌日には少し赤みも引いてきたので、安心してそのまま様子を見ていました。

湿疹が広がってきて怖くなり病院を受診

初めて湿疹を見つけてから2日後。

一旦赤みが収まっていたまた赤みが増してきました。

その次の日には湿疹が腰や背中に広がっていました。

広がってきたことに加えて、少し痒みも出てきていたことで不安になりましたが、その日は日曜日で病院が休みだったこともあり、週明けに皮膚科を受診することにしました。

病院で処方されたステロイドを塗っても治らない湿疹

塗り薬

皮膚科を受診したのは、初めて湿疹を見つけてから6日経っていました。

この時は、湿疹は広がっていましたが、痒みは少しだけでした。

病院でも、何かにかぶれた可能性を指摘され、ステロイドの外用薬と痒み止めのためのヒスタミン系の飲み薬を処方されました。

ところが、帰宅してから2日間、ステロイドを塗ってもよくなる気配がありませんでした。

それどころか、痒みも増してきて、湿疹の範囲はさらに広がっているように見えました。

その時に処方されたステロイドは「ベリーストロング」のステロイドだったこともあり、こんな強いステロイドが全く効かないなんてどういうことやねん!ととても不安になりました。

お医者さんには「3日間様子を見て」と言われていましたが、待てずに2日で再診しました。

※最もひどくなった時の写真があります。見たくない方はスルーしてくださいね。

色素性痒疹の背部

いや、今見てもこれはひどいですね。

広範囲に広がり、痒みも増す「ステロイドが効かない湿疹」。その正体は?

ステロイドが効かないということで、お医者さんも首を捻っていました。

そこで、原因を調査するために「皮膚生検」をすることになりました。

皮膚生検とは、症状の出ている皮膚の一部3〜4mmほどを切り取って検査をします。

切り取った場所は1〜2針ほど縫合することになります。

麻酔を使用するので、検査自体は痛くないですが、今回検査した場所が脇腹あたりだったこともあってか、麻酔の注射がとっても痛かったです。

さらに、ステロイドが効かず広がっているこの湿疹に対しては、他の病気の可能性も考えて抗菌薬を追加で処方されました。

一週間して皮膚生検の結果が出ました。

検査の結果からははっきりしたことはわかりませんでした。

以前にも湿疹や蕁麻疹になった事があるんですが、湿疹や蕁麻疹は、原因がわからないことも多いみたいですね。

前回処方された抗菌薬が効いている事などから考えて、「色素性痒疹ではないか」との事でした。

無理な糖質制限で現れる「色素性痒疹」とは?

色素性痒疹は、今回のように赤くて小さい湿疹がたくさんでる皮膚疾患です。

好発部位は胸元や、背中、首の後ろで、湿疹には強い痒みが出るケースが多く、小さな水膨れになることもあります。

実際、わたしの湿疹も水膨れになりました。

また、左右対象的に湿疹が出ていたのが印象的でした。

色素性痒疹の原因はわかっていないそうです。

以前は下着の刺激などの外的要因ではないかと考えられていたようですが、最近は糖尿病や無理なダイエットなどに合わせて起こる報告例が増えていて、ケトン体の血中濃度が高くなる「高ケトン血症」との関連が指摘されています。

ケトン体とは、冒頭でも紹介しましたが、糖質制限した時に、糖質の代わりとして体内で作られる物質でした。

わたしも、食事が取れていない期間に今回の湿疹が起きていたので、ほぼ間違いなく、「高ケトン血症による色素性痒疹」だといえます。

色素性痒疹は何より痒みが酷い!症状は?

痒い湿疹

わたしの場合、湿疹は、手足、顔やお尻をのぞいて上半身全て湿疹でした。

胸、肩、背中、腰に広がる小さな水膨れを伴った赤い湿疹は見た目にもとても気持ちが悪かったです。

普段、お風呂に一緒に入っている子どもたちもとても心配そうにしていましたし、正直気持ち悪かったと思います。

※感染るものではないので、一緒にお風呂に入っても大丈夫です。

何より辛かったのはその痒みでした。

痒み止めに抗ヒスタミン薬を処方されて飲んでいましたが、ほとんど効いていないようで、ムズムズ痒くてサブイボが出るほどでした。

出来るだけかかないように気をつけていましたが、一番酷い時は、痒くて眠れない程でした。

そんな時は、水で濡らしたタオルを患部に当てることで少し痒みが和らぎました。

湿疹の赤みが引いてきてからも、シミのような跡がしばらく残っていました。

わたしの場合は服を着ていればほとんど見えない範囲だったのでケアも楽でしたが、見える部分に湿疹が出てしまうと長期間にわたってケアしなければないこともあり大変だと思います。

色素性痒疹の治療は?

聴診器とカルテ

調べてみると、色素性痒疹の治療としては、抗生物質のテトラサイクリン系抗生物質の一つであるミノサイクリンが処方されるようです。ミノサイクリンは、商品名としてはミノマイシンとして販売されます。

わたしの場合は、ドキシサイクリン(商品名:ビブラマイシン)が処方されましたが、これもよく効きました。

重症な場合は、ジアフェニスルホンも治療として使われることもあるようです。

また、痒みに対する対症療法として、抗ヒスタミン薬が処方されました。

始めに処方されていた、ステロイドの塗り薬は、色素性痒疹を疑われてからは効き目がないということで使用を止めるように指導がありました。

また、高ケトン血症を解消するために、食事を通常通りに摂るように努めました。

色素性痒疹が治るまでの期間は?

以上のように治療を進めていった結果、発症から3週間ほどで湿疹の赤みが引き、痒みもなくなりました。

ただ、この色素性痒疹は、赤みが引いた後もシミのような茶色の色素沈着が残ります。

このケアとして、病院ではヒルドイドでスキンケアをする様に処方されました。

この色素沈着は半年以上経っても綺麗になっていません。

※8ヶ月くらいで気にならないくらい薄くなりました。

色素性痒疹は、一度なると今後も発作的に発生して繰り返す事が多いそうです。

色素沈着もそのたびに強くなるとのことなので、今後も気をつけていきたいです。

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まとめ

今回は、無理な食事制限でおきる意外なトラブルを紹介しました。

ダイエットのために、無理な食事制限を安易にしてしまいがちですが、思わぬトラブルを招くこともあることを身をもって痛感しました。

糖質制限ダイエットをする際には、極端な制限に走らず、ゆるく続けることが必要です。

これから暖かくなるにつれ、ダイエットする方も増えると思いますが、結果を急ぐあまり、無理な食事制限をする方も少なくないと思います。

今回のような湿疹になってしまうと、治療に時間がかかるだけでなく、湿疹や色素沈着があることによって薄着をしたり肌を見せる服装が出来なくなるというデメリットもあります。

いつまでも綺麗で健康的なママでいるために、ダイエットをする際には、バランスのよい食事に気をつけて運動も取り入れ、無理な食事制限はやめましょう。

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