【遠足・旅行】子どもが車酔いしにくいお弁当のメニューは?

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  • 子どもが車酔いしやすい。
  • 遠足でお弁当を持っていくのだけれど、車酔いしやすいおかずってどんなもの?
  • 車酔いしにくいおかずを教えて欲しい。

そんなお悩みに答えます。

【車酔いしやすいこども】車に乗る前後の食べ物によっても車酔いを誘発することがある

車酔いする女性

子どもは車酔いしやすいですよね。

その主な理由は、目から入ってくる映像と、耳が感じる感覚のズレから来る自律神経の乱れだそうですが、その詳しい理由は他のサイトでも説明されていますので、ここでは省きますね。

乗り物酔いの症状は、自律神経が乱れることによって副交感神経が異常に興奮するために引き起こされるんです。

私も子どもの頃、めっちゃ乗り物酔いする子だったのですが、今大丈夫です。

乗り物酔いする大人って少ないと思いません?

子どもの方が多い印象ありませんか?

子どもは、自律神経や脳の発達が未熟で、乗り物に乗る経験も少ないので酔いやすいのだそうです。

車酔いは、男の子よりも女の子に起きやすい傾向があるそうです。

年齢としては、赤ちゃんの頃は起きにくく、

5歳くらいから現れ始め、小学校高学年でピークに達するようです。

我が家のムスメもちょうど幼稚園の年中さんくらいに乗り物酔いが始まり、今まさにピークを迎えています。

車、船、電車、バス、飛行機、新幹線、あらゆる乗り物に酔いまくっていますし、さすがに嘔吐対策も手慣れたものになってきています。

私も子どもの頃は乗り物酔いが酷かったので、辛さはよくわかります。

この年齢層の子どもの場合、家族での旅行やお出かけの際だけでなく、幼稚園・保育園・小学校でバスで遠足に行くこともあります。

遠足の時には親の目が届かなく、十分にお世話してあげることができないので気がかりですよね。

バス遠足は、年に1回はありますし、その時のお弁当もどうしたらいいのか悩みの種でした。

そこで、今回の記事では、親子共々乗り物酔いをしやすい経験からわかった、車酔いしやすい食べ物、車酔いしにくい食べ物、オススメのお弁当のおかずについてご紹介します。

車酔いしやすいお子さんをお持ちのご家庭は必見ですよ。

車酔いしやすい食べ物は?

ピザ

乗り物酔いしやすい食べ物としては、基本的には

消化が悪いもの

と言えます。

消化が悪く、いつまでも胃に残っていたり胃酸がたくさん出ていると嘔吐を誘発したり、吐き気を強めてしまいます。

具体的には、こんな食べ物が考えられます。

乗り物酔いしやすい食べ物
  • 柑橘系
  • 梅干し
  • 海苔
  • マヨネーズ・バター
  • 油物
  • チーズ、アイスクリーム
  • 甘い飲み物

口の中がさっぱりするイメージがある梅干し、柑橘系などは、一見すると乗り物酔いに効きそうな印象があります。

ただし、このような酸っぱい食べ物は、生唾が出たり胃が収縮して嘔吐を誘発する恐れがあるので既に乗り物酔いしてしまった場合には食べないほうがいいです。

あとは、お弁当の定番、唐揚げやコロッケなどの揚げ物、卵、チーズなども吐き気を誘発する恐れがあります。

おにぎりに巻く海苔も意外に消化が悪いので注意が必要です。

おにぎりの場合は、混ぜ込み系のふりかけをご飯に混ぜ込んで握り、ノリではなくラップで包むと見た目も彩りが鮮やかになるのでオススメですよ。

お弁当にサンドイッチも子どもには人気ですが、パンはバターや卵などが含まれ消化が悪いです。

サンドイッチの具の定番である卵マヨネーズも胃に負担をかけ、嘔吐を誘発しやすいので注意が必要です。

酔ったり嘔吐した時に口の中をさっぱりさせようとして、脂肪分が多いアイスクリームや甘すぎる飲み物を取るのは注意が必要です。

消化が悪く吐き気を誘発するので注意してくださいね。

あと、私はかまぼこを食べたあとに乗り物に乗ると高確率で吐いてました。お気をつけください。

車酔いしにくい食べ物は?

そばうどん

乗り物酔いしにくい食べ物は基本的に

消化がいいもの

になります。

具体的には

乗り物酔いしにくい食べ物
  • うどん
  • おかゆ
  • ミント
  • 生姜

ただ、うどんやおかゆはお弁当には不向きですよね。

うどんやおかゆは自宅で、出発前に食べるのがオススメです。

そのあとの乗り物酔いをある程度軽くしてくれる効果があります。

生姜は交感神経を刺激して酔いを覚ます効果があります。

お寿司についてくるガリでも大丈夫です。

また、氷を舐めることで口内が冷やされて交感神経が刺激されるので酔いを防ぐ効果があります。

我が家も水筒に多めに氷を持って行って、車内で食べさせたりしています。

遠足の時は、水筒に多めに氷を持って行ってもいいですし、このような↓↓小さめの水筒に氷のみを詰めて飲み物用とは別に持って行くのもオススメですよ。

高速道路のSAで休憩がてらアイスを食べるのも効果的です。

ただ、乳脂肪分の多いアイスクリームやソフトクリームはそのあと車内での嘔吐を誘発する恐れがあるので避けたほうが無難です。

オススメはガリガリ君とかサクレとかの氷菓系のアイスです。

胃の不快感を軽減する作用があるミントが含まれるフリスクを食べるのもオススメですよ。

食べ物の他にできる乗り物酔い対策

観光バス

では、食べ物の他にできる乗り物酔い対策にはどんなものがあるのでしょうか?

食べ物以外の乗り物酔い対策
  • 前日は十分に睡眠を取る
  • 乗り物に乗る前は消化の良いものを少量食べる
  • 衣服は締め付けのない楽なものを
  • 車の中ではゲームをしたり本は読まない
  • 車内では換気をしたりシートを倒して快適に
  • 酔い止めを飲む
  • あまり考えすぎない
  • 眠ってしまう

睡眠不足や疲労も乗り物酔いを誘発するので、前日、前々日から体調管理をしてしっかりと睡眠を取りましょう。

空腹でも、満腹でも吐き気を誘発するので、

乗り物に乗る前は、消化がいいものを少し食べておく

のがオススメです。

また、服装は、締め付けのないリラックスできるものが乗り物酔いしにくいですよ。

車内では、蒸し暑くなったり匂いがきついと酔いにつながる場合もありますので、窓を開けて換気をしたり、芳香剤にも気をつけましょう。

バスなどで匂いが気になるけど、どうしようもない時は、自分のお気に入りの匂いをハンカチに染み込ませておくとリラックス効果がありますよ。

座席はできれば倒しておいたほうが、三半規管が揺れにくいので酔いが誘発されにくくなります。

また、酔い止めの薬もうまく使いたいです。

できるだけ薬は飲みたくないと言う方もいらっしゃいますよね。

ただ、乗り物酔いはとても辛いものです。

楽しいはずの旅行も遠足も全くそんな気分になってしまうのではかわいそうですよね。

適切に薬を使って楽しめるようになるならそれほどいいことはないと思います。

乗り物酔いは、乗り物に乗る経験をたくさん積んだほうが体が慣れるのだそうです。

船酔いなどは、3日目以降は嘔吐する人が減ると言う報告もあるそうです。

酔い止めを飲んで、たくさん乗り物に乗り、酔わなかった!と言うプラスの経験を積むことが大事なんだそうです。

また、一方で、乗り物酔いは、自律神経の乱れから来るもので、気持ちによるものも大きいそう。

  • 乗り物に乗ったら必ず具合悪くなっちゃうんだよなあ〜
  • 絶対吐くから嫌だなあ〜

なんて考えすぎるて自分に暗示をかけのも乗り物酔いの原因かもしれません。

なので、あまり考えすぎないことも大切。

酔い止めを飲んだ後に、ママやパパからの、「これで酔わないから大丈夫よ」と安心させる声がけも効果があります。

私が子どもの頃にしていた最強の乗り物酔い対策は、「寝てしまう」です。

車内でのリクリエーションや会話、景色は楽しめないデメリットはありますが、眠ってしまえば絶対に車酔いしませんので、乗り物酔いが辛すぎる方にはオススメです。

でんぐり返しやつぼ押しなどは科学的にはエビデンスがないことがわかっているそうです。

ただ、前述したとおり、乗り物酔いは気持ち的なものもあるので「これは絶対効果がある!」と思い込んでいる場合はプラセボ効果があるのかもしれませんね。

【バス酔い対策】車酔いしにくいオススメのお弁当メニュー

幼稚園のお弁当

車酔いしやすいお子さんを持つママは、遠足などでお弁当を持っていかなければならない時にどんな中身にしようか迷ってしまいますよね。

バス遠足の場合は、バスで移動後にお弁当を食べ、また食べた後に帰りのバスに乗るので、

  • 酔っている状態で食べやすいものがいいかな?
  • 食べた後に酔いにくいおかずがいいかな?
  • どんなものがいいのかわからない!

などと迷ってしまうと思います。

私の自分自身の経験や、ムスメへのお弁当作りの経験から、酔いにくいお弁当メニューをシェアしますので、参考になさってみてくださいね。

カラフルおにぎり弁当

消化の悪い海苔を使わずに複数のふりかけを使ってカラフルに仕上げたおにぎり弁当はいかがでしょうか?

可能なら、お腹が空いた時にちょこっとつまめるように、小さいおにぎりをいくつか携帯しておくのがいいでしょう。

乗り物酔いの影響でその時に食べれなくても、お腹が空いた時に食べたい分つまめるので便利ですよ。

上のようなカラフルふりかけを使う他にも、

  • わかめ
  • ゆかり
  • のりたま

など色とりどりのふりかけや具を使うことでお弁当の彩りも良くなって楽しいお弁当になりますよ。

巻き寿司弁当

巻き寿司弁当はどうでしょうか?

海苔は消化が悪いので、カリフォルニア巻き風に。

海苔の代わりにラップで巻いて、ラップごと切れば、切りやすく食べやすいですよ。

お寿司を買うとついてくるガリを添えたり、巻き寿司の具として入れることで生姜を摂ることができるので、食べた後の乗り物酔い防止にも効果的。

ガリはスーパーで売っていることがあります。

飾り巻きにしても子どもが喜びます。

巻くのに使う「まきす」(これ↓↓)

は100円ショップでも購入できますよ

【彩にも】野菜のグラッセ

野菜を柔らかく煮たグラッセは消化も良く食べやすいですよ。

人参、インゲン、アスパラ、スナップエンドウ、レンコン、芋類

いろんなお野菜を使えるのでお弁当の彩りもきれいになります。

脂肪分が多いと、嘔吐を誘発する恐れもあるので、使用するバターは控えめにしましょう。

お肉系のおかずはつくねや魚肉ソーセージがオススメ

お肉系のおかずを入れたい場合は、脂肪分が少ないものを選びましょう。

また、硬いお肉や皮のあるウインナーは消化が悪く、嘔吐の原因にもなるので、あっさりつくねや魚肉ソーセージを使うのがオススメですよ。

つくねには、乗り物酔い防止であるすり下ろし生姜を入れましょう。

魚肉ソーセージも、このような飾り切りのナイフを使うと、ぐるっと一周差し込むだけで簡単にお花形にすることができます。

果物を入れるならリンゴがオススメ。

子どもから、お弁当にはフルーツをつけて欲しいと言うリクエストもありますよね。

乗り物酔いしにくくするには、どんな果物を選べばいいでしょうか?

柑橘系の果物は吐き気を増強される恐れがあるので、みかんやグレープフルーツは避けたいですね。

ブドウやさくらんぼも消化が悪いので避けましょう。

オススメは、皮をむいたリンゴです。

リンゴなら消化も良く胃腸の調子を整える効果もあります。

バナナは一見消化が良さそうで私も良く食べさせていたのですが、経験上嘔吐しやすいので危険です。

まとめ

子どもが車酔いしてしまうと、かわいそうですよね。

遠足や旅行の楽しい気持ちも台無しになってしまいますから、

対策できるものなら、できるだけ防いであげたいと思っているパパ・ママも多いと思います。

今回は、車酔いしにくくなるお弁当のメニューを紹介しました。

基本的に、消化がいいものを入れてあげるといいですが、中には卵や梅干し、海苔、など、お弁当の定番がNG食材になっているものもあるので注意が必要です。

乗り物酔いは、気持ち的なものも大きいので、「必ず酔う!」などと思い込まずに、乗り物の中でリラックスして過ごせるようにサポートしてあげるのも大事になります。

お弁当以外でもできる対策を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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