- 赤ちゃんが傷だらけになって痛々しい
- 赤ちゃんが掻き毟るのをやめさせたい
- 痒みの原因は?痒みを治す方法は?
- 掻いても傷にならない方法は?
そんなママのお悩みに答えます
赤ちゃんが痒がっている原因は?
室温が高すぎる、乾燥していると痒みの原因に
赤ちゃんは体温が高いので、ママよりも暑く感じています。
また、基礎代謝も高いので汗もかきやすいです。
汗をかくと汗の塩分刺激で痒くなります。
また、汗を掻かなくても体温が高くなるだけで痒く感じやすくなります。
また、空気が乾燥していると皮膚バリアの力が下がってカサカサが刺激になって痒くなります。
保湿が不足していると皮膚炎や痒みの原因に
赤ちゃんは大人よりも体内の水分量が多いです。
お肌も同じで、赤ちゃんは皮膚も薄く水分を失いやすいです。
お肌に水分が不足していると、お肌のバリア能力が失われて些細な刺激でお肌が荒れ、痒みが生じやすくなります。
赤ちゃんは、よだれや汚れで、手や口元を拭いたり洗ったりする機会も多いと思います。
そのためにカサカサしやすいので、こまめに保湿をしてあげましょう。
保湿をするだけで痒みが緩和され、肌のバリア機能も上がります。
乾燥がひどく、必要なら病院で保湿剤を処方してもらいましょう。
衣類やシーツなど体に触れるものが痒みの原因に
衣類やシーツ、肌に触れるものは清潔になっていますか?
もちろん毎日変えてはいるんですが、汗っかきの赤ちゃんは知らず知らずのうちに汗をかいていたりします。これが刺激になって痒みに繋がっていることがあるので、汗をかいたら必ず着替えさせてあげましょう。
また、化学繊維が使われていたり、毛玉になっていたり、襟があったりする服はこれが刺激になることもあります。
我が子も襟付きのシャツなどは痒がることが多くあまり着れません。
よく痒がっているお子さんは、お洋服やシーツなどの素材も気を付けてみてあげるようにしましょう。
アレルギーがあって痒みの原因になっているかも
我が家のムスコが生後数ヶ月からよく顔まわりをかいていました。
いつも傷だらけで痛々しかったです。
それから数ヶ月してアレルギーがあることが分かったんです。
言葉が喋れないので、痒いのかイライラしているのかなんなのかよく分からなかったんですが、おそらく痒かったのかなと思います。
アレルギーが皮膚を荒れさせて痒みを生じさせることもあります。
もしかしたら・・・と思う方は受診してみてください。
赤ちゃんがかきむしってしまう場合の対策は?
環境を整えて、皮膚を治療しても痒がってしまう場合、かきむしらないように対策をしてあげる必要があります。
肌を掻いてしまうと、皮膚からは痒み物質が出ます。そこがまた痒くなってしまって掻き毟るの繰り返しになってしまうからです。
また、掻いた傷からアレルゲンが入り込んでしまうと、アレルギーを発症してしまう可能性があります。
赤ちゃんの痒みの原因をとってあげる
赤ちゃんが痒がっているなと思ったら、まずは痒み原因と思われてる環境を改善してあげることから始めましょう。
服装や室温、湿度を調節する
室温を低めに設定したり、服装を調節して暑くならないようにしましょう。
赤ちゃんは体温が高いので、服装は薄着を心がけましょう。
親が思っているよりも赤ちゃんは暑く感じているようです。
寝るときに更に体温が上がると痒みが強くなるので、寝入りばなはお布団をすこし薄めにかけてあげるといいです。
また、乾燥する季節には、加湿器で室内の湿度を調節してあげましょう。60%くらいが適切です。
湿度を高くすると冬のインフルエンザ対策にもなりますよ。
保湿は夏でもしっかりする
お肌が乾燥していると、肌のバリア機能が失われてちょっとした刺激でも痒みが生じます。
意外と盲点になりますが、夏でも紫外線や手洗い、水浴びなどで乾燥しやすいです。
汗の塩分でも痒くなるので、汗をかいたらシャワーなどで洗い流した上で、
保湿をしっかりしましょう。
乾燥しやすい赤ちゃんは、お風呂でも洗い過ぎないのが大事。
湯船に浸かる場合も、短時間にしましょう。
体に触れるものは天然素材で清潔に保つ
汗をかいたら服をそのまま着ていたり、化学繊維が入っているものはチクチクしてしまい痒みに繋がってしまう可能性があります。
肌に触れる肌着や洋服、シーツなどは、綿などの天然素材が肌にも優しいです。
清潔に保って刺激を減らしてあげましょう。
あと、冬は暖かいヒートテックも化繊なので痒みや乾燥の原因になります。
うちの子は肌着を綿に変えてから、かなり乾燥がよくなりました。
こちらのGUNZEの肌着は厚手で暖かく保温性もいい!丈夫で長持ちします。オススメです。
また、もしかしたら、お洗濯に使っている洗剤や柔軟剤が痒みの原因になっていることもあります。
毎日子どもの肌に触れるものなので、お洗濯周りを見直してみるのも効果的かもしれません。
アレルギーを治療する
アレルギーが原因で皮膚炎や肌荒れを起こしている可能性もあります。
アレルギー外来がある小児科やアレルギー科を受診してアレルギーを治療しましょう。
乳幼児期に発症した食物アレルギーは治る可能性が高いそうで、近年治療法が確立されてきています。
我が家でも、食物アレルギーを治療していますが、かなり治ってきています。
医療の進歩はすごいですね!
赤ちゃんが引っ掻き傷を作らない為の対策
保湿しても薬を塗っても色々と対策しても痒かったら掻いてしまう赤ちゃん。
寝ている時も無意識にボリボリとかいてしまい、朝起きてシーツが血塗れ!という経験もあります。
無意識なので仕方ないんですが、なんとも痛々しいし、傷になってしまうとそこからの感染も心配。また治るときの痒みが原因で掻いてしまいなかなか傷が良くならないんですよね。
夜中に掻き毟る音で目が覚め、手を押さえたり手を繋いで寝たりするもんでママも寝不足・・・
出来るだけかかないでねてもらう方法はないかな?と模索してたどり着いた方法です。
我が家では、肘の裏と耳、首が重点的に痒いようでそこをガードできる方法ですが、ほかの部位でも使えますよ。
痒い場所を冷やす
一時的な措置になりますが、痒い場所をかかずに冷やすと痒みが治ります。
これは、痒み物質の働きが治るためと言われています。
保冷剤をガーゼに巻くなどして冷やしてあげましょう。
適切に薬を塗る
病院で痒み止めのセルロイドをもらうと、塗るのを嫌がるママもいると思います。
セルロイドは、危険な副作用もありますが、適切に使用すれば副作用が出ることも少ないですし、短期間で痒みや皮膚炎を治すことができるのでとても有用なんです。
赤ちゃんがいつまでも痒がっていたり、引っ掻き傷によって皮膚炎が悪化するのはとてもかわいそうです。皮膚のバリア機能も落ちてしまいます。傷から感染してしまうこともあります。
ですから、過度に副作用を恐れず、短期間で治すのがいいと思います。
どうしても心配な場合は、遠慮無く医師に相談し納得した上で使用するようにしましょう。
痒い場所に包帯をまく
保湿や薬を塗ってもどうしても掻いてしまうことってありますよね。
ムスコも、アレルギーがあったこともあり、特に寝る前や就寝中、体温が上がると掻きむしってしまっていました。
なんとかできないかなと色々と探した結果、いいものがありました!
チューブになっている包帯「チュビファースト」という商品です。
使い方としては、掻いてしまうところにこの包帯を巻いて掻きむしるのをガードするというもの。
伸縮性がある筒状の包帯なので付けやすく、フィットします。毎日の事なので、この付けやすさが嬉しいんです。
「ウエットラップ方式」という方法を紹介します。
①まず、保湿剤や薬を患部にぬります。
②その上からすこし湿らせたチュビファーストをかぶせます。
濡らす事で保湿の効果と、蒸発熱で冷却する効果があります。
③さらに、乾いたチュビファーストをかぶせていきます。
上から着る服やお布団を濡らさないように保護する為です。
やはり、1枚では薄いので2枚以上巻く事で保護になります。
チュビファーストは、巻く部位によって太さが何種類かあります。
幼児の腕くらいなら緑の線が入ったチュビファースト。
太腿くらいなら青の線のチュビファーストがいいです。
下のリンクから全種類を確認できますので、巻く部位によって選んでくださいね。
締め付けすぎると痒くなりますし、血行不良にもなりますので、できれば緩めの方がいいですね。
お洗濯すれば繰り返し使えますし、装着も簡単なのでとってもいいです。
でも、これの難点は、顔や耳などにはやりづらいんですよね。
いや、できないことはないんですよ、全然。
顔中とか頭も全体とか掻いてしまう方にはかなりいいと思います。
でも、ムスコみたいに耳だけとか首だけにって言うと、めくれてきて巻きづらいし頭全体を覆うには大袈裟だったり外れてきてしまったり。。。
そこで、もう一つ、我が家で採用している方法が次の方法です。
手にミトンをする
手にミトンを、って、結構スタンダードな方法ですよね。
新生児の時にしましたね。
患部に包帯をまく方法とは逆で、搔く手の方をガードしてしまおうという対策ですね。
でも、これ幼児になると外してしまうんですよ。
長いものも売っているんですが、外れやすかったり、生地が薄くてすぐ穴が(!)開いてしまったり・・・
そこで、私は、先ほど紹介した「チュビファースト」を手袋状にして利用しています。
手袋状のチュビファーストもあるんですが、包帯状の方が安価でお得です。
用意するのは、「チュビファースト」と「医療用のテープ」です。
医療用テープは皮膚がかぶれないようにこれを使用しています。
チュビファーストでミトンの作り方
①腕と手が入るように長めにカットして、保湿・薬を塗った腕にかぶせます。
②手の先を折り返して、手首のところでテープで止める。
これで簡単には抜けません。締め付けすぎると血行が阻害されるので締め過ぎ注意。
③腕の上の方でもテープで止めます。
④これを二重にします。
一枚だとどうしても薄くて掻き傷がつくことがあるので。
こうすることで、掻いてしまう手と患部(肘の裏)の両方をガードできます。
ガーゼで擦ってしまうことで擦り傷が出来ることはありますが、引っ掻き傷が圧倒的に減りました!嬉しい!
以前はなかったですが、今はベスト状のものやタイツ状のものも販売されているんですね。
ムスコは半ズボンだと足を掻くので夏でも長ズボン(薄め)。これは便利!
広範囲の方はこれですね。
まとめ
言葉が喋れないだけに対応が難しい赤ちゃん。
辛そうに掻きむしっている姿や傷だらけの姿はみていて痛々しいです。
また、夜中に掻きむしられるとママも寝不足。つらい。
なんとか治してあげたい。
そんな思いから思考錯誤してたどり着いた方法です。
何か他にもいい方法があったら教えて欲しいです。
痒くて掻いてしまう赤ちゃんとママが少しでも楽になれますように
お役に立てたら幸いです。
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