- 柔軟剤がお肌に悪いって本当?
- 最近赤ちゃんの肌荒れが気になるようになってきた。原因は?
- 大人と子どもで洗濯物を分けたほうがいい理由は?
そんな疑問に答えます。
【ちょっと待って!】赤ちゃん服の柔軟剤を大人と一緒にしてもいい?柔軟剤の成分が肌荒れの原因になるかも
我が家の子どもたちはもともと乾燥肌なこともあり、小さい頃からお肌が荒れやすく痒みが発生しやすいです。
特にムスコはアレルギーがあることもあり、ちょっとした刺激であれてしまいます。
なので、赤ちゃんの頃から肌に触れるものや食べるものには気を付けてきました。
お洗濯についても洗剤を分けたり、できるだけ肌に優しい成分を使ってきました。
でも、お肌に優しい洗濯洗剤や柔軟剤って、柔軟性能がいまいち・・・。
近くのドラッグストアでも手に入れにくかったり結構なお値段がするんですよね。
できれば手軽に購入できるものにしたいなあと思っていました。
最近、成長とともに以前よりお肌が健康的になってきたので、これは!と思い、柔軟剤を変えてみることにしました。
実は、以前から洗剤はもともと使っていたものに変えていたので、今回は柔軟剤を購入しやすいものに変更しました。
ところが!
柔軟剤を変えてからと言うもの、改善してきていたムスコのお肌がまた荒れるようになって、痒がるようになってしまいました。
柔軟剤で肌荒れするのはなぜ?理由は、柔軟剤特有の成分と使い方にあった
実は、柔軟剤は、その特有の使い方や成分によりお肌に悪影響が出やすいのです。
と言うのも、洗濯洗剤は洗った後にすすいで流してしまうので、衣類に残る洗剤の成分はごくわずかです。
しかし、柔軟剤は、衣類にその成分を残すことで効果が出るので、成分が衣類に残ってしまうのです。
なので、柔軟剤の成分をよく吟味せずにお肌に悪い成分の入った柔軟剤を使うことで肌荒れが起こりやすいんですね。
では、柔軟剤に入っている成分のうち、肌荒れを起こしやすい代表的なものをご紹介していきます。
陽イオン系界面活性剤
柔軟剤の成分で最も毒性が強いと言われているのがこの「陽イオン系界面活性剤」です。
陽イオン系界面活性剤は、柔軟剤の成分が衣類に残りやすいようにしたり、静電気を防いだり柔軟性を与えたりと、柔軟剤の効果をより高めてくれます。
この陽イオン系界面活性剤は、洗濯用洗剤に使われている「陰イオン系界面活性剤」よりもはるかに肌への刺激が強く、肌荒れの原因になってしまいます。
陽イオン系界面活性剤のうちで、柔軟剤に使用されることが多いのは「塩化ジアルキルアンモニウム」や「塩化アルキルトリメチルアンモニウム」です。
これらの薬品は、第4級アンモニウム化合物の1つで、生物の細胞を破壊する作用を持つので殺菌剤などに使われています。
と言うことは、人間の細胞にも同様で、お肌が弱い方や体質によってはアレルギーや皮膚炎などの原因になるのです。
また、柔軟剤の効果が高いと衣類が柔らかくなり着心地は増しますが、吸水性は低下すると言うデメリットもあります。
吸水性が低下すると、汗をすったり発散したりする能力が低下するので菌が繁殖しやすく、これも体調不良や肌荒れの原因となったり、肌荒れの症状を悪化させる原因になってしまいます。
香料
柔軟剤には、様々な香りがありますよね。
好きな香りを纏うことはリラックス効果もあって高い人気があります。
ただ、より高い香りを求めて嗅覚が麻痺していると思われる人がいるのも事実ですよね。
他の人にとっては迷惑となるようなほどの強い香りでなくては我慢できなくなっている人もいるようです。
そのように強い香りに囲まれて暮らしていると、頭痛や吐き気などの体調不良の原因にもなります。
また、様々な匂いを嗅いで嗅覚を育む時期の小さい子どもの場合は、嗅覚が麻痺して嗅覚障害に陥ることもあります。
また、柔軟剤の香りは企業が何種類もの香り成分を配合して作られた香りです。
多くの柔軟剤に含まれる香料は、人工的に作られた化学物質であり、香料成分の中には、アレルギーやアトピーの原因になったり発がん性のある成分を持つものがあることがわかっています。
このような有害物質を小さい頃から吸引することにより、化学物質過敏症が発症することがあります。
この病気になると、頭痛や吐き気、倦怠感、不眠など様々な症状に苦しむことになってしまいます。
赤ちゃんのお肌に優しいオススメ柔軟剤【4選】
ここでは、上で述べたような刺激の強い物質が使われていないお肌に優しい柔軟剤をご紹介します。
市販されている中で本当に低刺激の柔軟剤はとても数が少なく、私が調べた中ではおそらくこの4つくらいしかないと思います。
低刺激の柔軟剤は絶滅危惧種と言っても過言ではありません。
サラヤ ハッピーエレファント柔軟仕上げ剤
石油系界面活性剤、合成香料が無配合の柔軟剤です。
100%食品成分からできているということで、衣類をなめてしまうこともある赤ちゃんにも安心ですよね。
香料は、100%天然精油で香りが残らないタイプの柔軟剤になります。
ベビーファーファ 濃縮柔軟剤
こちらの柔軟剤は界面活性剤としてアルキルイミダゾリン型カチオンが配合されています。
こちらの成分は両性界面活性剤で、先ほどお肌に悪いと紹介した陽イオン系界面活性剤よりもはるかにお肌に低刺激になっています。
100%植物由来の柔軟成分でできており、香料、防腐剤、着色料、シリコンが無配合になっています。
ベビーファーファは柔軟剤がいらない洗濯洗剤も販売されているので、こちらもオススメです。
一方で、香りのない「ファーファフリー」は、第4級アンモニア塩配合なので注意が必要です。
ラ・コルベイユ オーガニックランドリー 柔軟剤
こちらの柔軟剤は、界面活性剤として天然植物由来のアミド型アルキルアミン塩が配合されています。
アミド型アルキルアミン塩は、アミド型の界面活性剤なのですが、陽イオン系界面活性剤よりも低刺激ではるかにお肌に優しい成分となっています。
刺激の弱い化学物質を使っているために不足する効果を天然植物由来の成分で補っており、「ローズマリーエキス」「茶エキス」などを配合することで、抗菌・防臭効果も。
無香料のものを選べばより安心ですね。
アラウベビーなめらか仕上げ剤
アラウベビーなめらか仕上げ剤の成分は、クエン酸、水酸化カリウム、エタノール、天然精油
界面活性剤、保存料、合成香料を使用していません。
ラベンダーの天然精油の優しい香りが癒されます。
正確には柔軟剤ではなく、すすぎのこしを防ぐ目的で使用するものとなります。
ただ、柔軟剤よりもお肌に優しく、柔軟剤を使用しない時よりも柔らかな仕上がりとなるのでオススメです。
エマール
こちらは柔軟剤ではありませんが、
陽イオン系界面活性剤や蛍光漂白剤など刺激の強い成分が使われておらず、柔らかく仕上がるのでオススメです。
ただし、おしゃれ着洗い用なので、頑固な汚れや油汚れには向いていません。
まとめ
毎日の洗濯物に使っている柔軟剤。
何気なく香りで選んでいるかもしれませんがお肌に悪い影響を与えているかもしれません。
我が家では、柔軟性を求めてお肌に優しい柔軟剤から普通のものに変えたところ、子どもの肌あれが悪化して急いで使用をやめました。
特に小さいお子さんがいるご家庭では、化学物質に対する感受性も強いので気を付けたいですよね。
この記事では、お肌に優しいオススメの柔軟剤4つも紹介しました。
強い成分が入っていない分、仕上がりの柔軟性は劣るかもしれませんが、刺激が弱くお肌に優しいことは間違いありません。
ただ、全ての人の肌荒れが柔軟剤が原因というわけではなく、適切な治療が必要な場合もありますから、肌荒れが酷い場合は、一度受診することをオススメします。
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