- 妊娠中なんだけど体調が悪い
- 妊娠中のマイナートラブルなのか、ほかの病気なのか分からなくて不安
- マイナートラブルの対処法はどうする?病院に行ったほうがいい?
そんなママのお悩みに答えます。
妊娠中は体も心も不安定。
妊娠中は、ママの体やホルモンバランスが大きく変化するため、様々な変化が起きてきます。その中でも、不調や不快な症状をマイナートラブルと言います。
妊娠中は当たり前に起きるもので、あまり心配のないものもありますが、お医者さんではない私たちにとって、心配があるものかないものか見分けがつかず不安になることがありますよね。
私も妊娠中にマイナートラブルを経験しましたが、自分が不安だったけれど受診したら心配ないと言われたもの、大丈夫と思っていたけれどしっかり通院する必要があったものがありました。
今回は、そんなわたしの体験談になります。
【体験談】妊娠中に起きたマイナートラブル
【妊娠初期】
つわり
私の場合は吐きづわりでした。
何せ食べれない。食べると戻してしまう。トイレとお友達・・・
ご飯の炊く匂いがダメなのが辛かったですね。
一人目の時は、究極ご飯炊かなくても主人には会社で食べてきてもらったり、お弁当にしたりパックご飯にしたりで乗り切れたんですが、ふたりめの妊娠時は子どものためにご飯作らなくてはいけませんしね。
なんとかご飯を作って、子どもが食べている間にチーーーンて魂が抜けたようになってソファに倒れ込んでる状態でした。
つわりが起こるメカニズムは未だによく分かっていないそうです。
つわりの間はママが食べられなくても、赤ちゃんに蓄えられた栄養があるので赤ちゃんの成長に問題はないそうです。
でも、あまりに食べられないとママの体調に関わってきますし、食べられるものを少量ずつ食べるようにしましょう。
また、水分は絶対に取るようにしましょう。
わたしもつわりが酷かったんですが、水分を取れなくなってしまったら、すぐに病院に!とお医者様から言われました。
つわりはひどくなってしまい病的と判断されると治療の対象になります。
風邪をひきやすくなった
妊娠すると免疫力が低下するので、風邪などの感染症にかかりやすくなります。
私も普段は風邪なんかあんまり引かないのですが、妊娠中は風邪をひき熱が出てしんどかったので病院に行くことになってしまいました。
しかも、風邪をひいても妊娠中って薬を飲めないんですよね。
病院に行って処方されたのが「葛根湯」でした。
葛根湯って、風邪の予防とか風邪のひきはじめに飲む漢方薬なんで、酷くなってから飲んだわたしには全然効かないんですよ。
妊娠中は体力も落ちていて中々治らないし、普段からの予防って大事だなと痛感しました。
【妊娠中期】
便秘
妊娠中は、ホルモンバランスの変化で腸の活動が緩やかになったり、血流量が増えて水分も多く消費されることもあり便秘になりやすいそうです。
わたしは普段から便秘です。
妊娠中は便秘になりやすい、と聞いてはいたのですが、思ったよりも重症でした。
カッチカチで全然出ないんですよね。
切れて出血するレベルで本当にキツかったです。
食物繊維をとるようにとか心がけたんですが、中々良くならなかったんですね。
そんな便秘のわたしを救ったのが、「キウイはちみつヨーグルト」です。
キウイは最近、美容や健康にとてもいいと注目されている果物です。
キウイや蜂蜜にはヨーグルトの中の乳酸菌や腸内の善玉菌の餌になり、腸内環境を整える働きがあるそうです。
キウイをただ切って、蜂蜜とヨーグルトにかけて食べてもいいのですが、オススメの食べ方は、キウイを擦り下ろしたものに蜂蜜をまぜソースみたいにしてヨーグルトにかける食べ方です。
キウイの酸味がよりマイルドになり種のプチプチの食感が楽しいので、キウイが苦手な方にもおススメです。
これを食べ始めてからは快調でした。
キウイも蜂蜜もヨーグルトもスーパーで手に入りやすいもので出来ちゃうので便秘に悩んでいる方はやってみてくださいね。
肌が荒れやすくなった
妊娠中に欠かせないホルモンの分泌によって、皮脂のバランスもくずれ肌荒れも起こってきます。
また、つわり による偏食によって栄養が偏ったり、嘔吐によって口周りが荒れてしまったりすることもあります。
わたしは、妊娠中に汗などでかぶれやすくなってしまいました。
汗をかいたらシャワーを浴びるなど対策をとっていましたが、逆に乾燥したり冬場だと寒くて風邪をひいてしまう恐れもありますので注意が必要です。
妊娠中の肌荒れについては、産婦人科でも塗り薬を処方してもらえますので、妊婦検診の時にお医者様に相談してみましょう。
親知らずがパンパンに腫れる
妊娠中は、つわりがあるので口内環境が悪化しやすく歯磨きなどの手入れも十分にしにくい時期です。
しかも、妊娠中はホルモンの影響で歯茎も腫れやすいので親知らずが腫れやすくなります。
わたしは生えかけの親知らずが元々うずうずしていたのですが、妊娠中のあるとき顔の形が変わるくらいパンパンに腫れてしまいました。
妊娠中は流産や早産につながることもあり、よほどのことがない限り抜歯はできないそうです。
この時も、消毒で様子を見ました。
幸いすぐに治ったのですが、妊娠中は歯周病にもなりやすいので、丁寧に口腔ケアをしていくように指導を受けました。
妊娠中に治療をする場合は、妊娠中期になるそうです。
息苦しい
これは第二子妊娠中でしたが、上の子の授業参観を見に行ったんですね。
授業参観では、授業中親は立って参観しますよね。
50分くらいの授業中立っていることって妊娠していないときは何でもなかったんですが、妊娠中は立っている途中に、とっても息苦しくて立っていられませんでした。
途中退出してベンチで休んだりしていましたが、心配した先生が声をかけてくださったりして申し訳なかったです。
妊娠中は、血圧が変化しやすかったり貧血になりやすかったりして息苦しくなることも珍しくないのだそうです。
また、妊娠中に増えるプロゲステロンというホルモンは、呼吸中枢を刺激することがあってそれが原因で息苦しさが出ることもあるそうです。
貧血や血圧の検査で引っかかったことはなかったのでホルモンの影響だったのかもしれません。
対策としては、無理をしないでこまめに休憩を挟みましょう。
あまりに息苦しさが続くときは受診してくださいね。
【妊娠後期】
痔
わたしは妊娠後期になって痔になり、ショックを受けました。
なんかわかんないですけど、痔ってショックじゃないですか?
妊娠中は痔にもなりやすいんですよね。
肛門の粘膜の周辺は柔らかくなっているんですが、そこの血流が悪くなって一時的にうっ血すると痔になります。
妊娠中は黄体ホルモンが分泌され、その影響により腸の動きが悪くなることや、普段より運動量が減るため便秘がちとなり、肛門周囲にうっ血し痔が生じやすくなります。
さらに、妊娠後期には子宮が大きくなり、足の方から心臓へと戻る血液が通る静脈を圧迫するので、肛門周囲がうっ血しやすく痔になりやすいんです。
わたしの場合は、痔核といっていぼのようなものが外に出てきてしまったんですね。
※汚い話ですいません・・・
そういう時は、お風呂場などで患部をきれいにした後にそっと指で戻してあげるといいです。
一時的にですが元に戻ります。
爪の伸びたてや汚い手では絶対にしないでくださいね。
そして、ゆっくりとお風呂に浸かることで血流を良くしてあげるといいです。
痔は、血流が滞ることで起こるので、座りっぱなしなどで血流が悪くなるのも良くないです。
昼間は子どもと外で遊んだり、ウォーキングをするなどして運動をするのも効果的です。
わたしも昼間に運動を取り入れたり血流を良くすることを心がけたら少し改善しました。
産後も少し続きましたが、段々とならなくなって今では元に戻ったようです。
何度も繰り返したり酷くなって出血したりしんどかったりするようであればお医者様に相談しましょう。
ひどい場合は手術をすることになるそうですので大事にしてください。
目の前がチカチカする
立ち上がったりトイレに行った後などに目の前がチカチカするようになりました。
元々立ちくらみがあったこともあってあまり気にしていなかったのですが、ある日の妊婦検診でお医者様から「目の前がチカチカしたりしませんか?」と聞かれました。
お医者様のお話によると、血圧が高くなっていてそのために目の前がチカチカするという症状が出ることがあるようです。
その時には尿タンパクも出ていました。
妊娠中は血圧が高くなることが多く、妊娠中に血圧が高くなることが続くと、「妊娠高血圧」いわゆる「妊娠中毒症」ですね。
これはとっても危険で、高血圧になることによって、脳出血の可能性が高くなったり、赤ちゃんに酸素や栄養がいきにくくなります。
また、まだ出産時期ではないのに胎盤が剥がれてしまったり、出産時の大量出血のリスクが高まるので大変危険なんです。
その時は、食事の塩分制限の指導を受け、血圧の変化を見に行きました。
もう一週間様子を見て治らなかったら内科にそうだんして入院もあり得る、というところまで行きましたが、ギリギリのところで正常値にもどり無事出産までいきました。
目の前がチカチカしたら、お医者様に相談してくださいね。
陰毛が生えているところの皮膚が痒い
お恥ずかしい話ですが、妊娠中に陰毛の生えているところの皮膚が痒くてたまらなくなりました。
ネットを探してもそういう情報が見当たらなかったし、全くそういう心当たりはないんですが性病にでもなったのかと不安になりました。
妊娠時にはホルモンバランスの変化の影響で肌が敏感になりやすいです。お肌が乾燥しやすく痒くなるのもそのためです。
妊娠中にはひどい痒みが起こる「妊娠性掻痒症」という状態になることもあるそうです。
レースや化繊の下着は止めるなど、肌に触れるものは出来るだけ刺激の少ないものにし、お肌を保湿することで予防できます。
わたしのは、陰毛部分が異様に痒くて!
何だったんでしょうか?
出産後はあんなに痒かったのが嘘のようにさっぱり治りました。
腰痛・股関節痛
わたしは元々股関節が悪いんです。
なので、妊娠中は股関節や腰に負担がかかるだろうなと思って用心していました。
妊娠初期からサポーターを用意して中期からは装着しておりトラブルなくこれてホッとしていました。
ところが、やはり体重の増加に耐えられなかったのか、後期には腰痛や股関節痛が現れました。
妊娠後期は、出産に備えて関節が緩んでくることに加えて、体重増加することで重心のバランスが崩れたりして足腰に負担がかかるんですよね。
妊娠中も通える整体に行ったり、サポーターをつけて予防しましょう。
眠れない
妊娠初期にはあんなにだるくて眠かったのにも関わらず、後期になると眠れなくなりました。
妊娠初期にはホルモンバランスが変化するせいで眠くなり、基礎体温も高温を維持することで体温の上がり下がりがないために眠い状態を維持するようになります。
妊娠後期には、出産や産後の赤ちゃんのお世話に対応できるように本能として警戒状態に入り、あまり眠くなくなります。
また、赤ちゃんの胎動が激しくなったり、大きなお腹に圧迫されて苦しく感じてしまい長時間安眠できなくなりました。
出産後の不安もあり、スマホで検索してみたりいろいろ考えてしまうってこともありますよね。
大事にするあまり、日中の活動量が少なくなったこともあるかも知れません。
なので、日中には日の光を浴びてお散歩するようにし、夜にはゆっくりと温めのお風呂に浸かり、寝る前にはスマホをみないようにしました。
そうすることで相変わらず寝苦しくはありましたが、若干改善されたと思います。
【妊娠中通して】
いつもなんとなく気分が優れない&やる気が出ない
妊娠中、特に第二子の妊娠中はいつもだるくて何事もやる気がでない日が多かったです。
妊娠中には、黄体ホルモンが体を安静にさせようとする作用でだるく眠たくなるんだそうです。
だるい時にはできるだけ体を休めるようにはしていましたが、上の子もいるとなるとどうしても動かなくてはならないこともありますしね。
出産後は嫌でも動かなくてはいけませんし、
妊娠中の体のSOSだと思って、無理をしないようにしましょう。
まとめ
赤ちゃんを授かった嬉しさもありますが、妊娠中は体型や体調が激しく変化して大変なことも多いです。
特にマイナートラブルは、不調が続いたり不快な症状が出たりして、ママは不安になったりもしますよね。
妊娠は病気でないから、妊娠中はみんなこんなものだろう、と我慢したり甘く見ていると、ママや赤ちゃんにとって大変なことになる可能性もあります。
ママや赤ちゃんのためにも妊娠中は、体の不調にも耳を傾けて無理をせず過ごすようにしましょう。
また、あまりにひどいなと思った時には、我慢しすぎずに受診するか妊婦健診の際に相談しましょう。
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